「DO THE GAME」は、ゲーム開発の現場を描く一風変わったドキュメント・リアリティTVシリーズ。制作とともに主役をになうのは、スウェーデンのスタジオ10 Chambersだ。
たった10人の小さなスタジオとしてスタートした同スタジオが、デビュー作『GTFO』で成功をおさめた後の出来事が焦点。シンプルな成功物語とは異なる、新作ゲームの開発に挑むスタッフたちの、自分自身との戦いが描かれる。
10 Chambersのドキュメンタリー『DO THE GAME』ティザー公開
10 Chambersが、自らの過酷なゲーム開発環境を収録したドキュメント・リアリティTVシリーズ『DO THE GAME』を発表した。
現代のゲーム業界はハイテク産業の一角でもあることから、華やかなイメージを持っている方もいるだろう。しかし「DO THE GAME」では、そんなゲームスタジオの内側で巻き起こる「強烈なプレッシャー、不可能な締め切り、そして自分たちのビジョンに忠実であり続けるための絶え間ない戦い」が映し出されるという。
ティザー映像の時点でも、エネルギッシュな開発現場の様子が伝わってくる。
『GTFO』&『デン・オブ・ウルブズ』の10 Chambersとは?
10 Chambersはスウェーデンを拠点におくゲームスタジオで、現在は強盗FPSジャンルの最新作『Den of Wolves(デン・オブ・ウルブズ)』を開発中だ。





スタジオ創設者であるウルフ・アンダーソン氏は、『PAYDAY 1 & 2』で高い評価を得たゲームデザイナー。10 Chambersの設立時はスタッフわずか10人という超小規模スタジオだったが、スタジオデビュー作である『GTFO』で、リリース後わずか9日で開発費を回収するという大きな成功をおさめ、その高いポテンシャルを世界に示した。
ユニークな世界観やアートワークでファンの多い10 Chambersだが、その道のりは決して順風満帆ではなかった。『DO THE GAME』では、『GTFO』で成功をおさめ、多額の投資を獲得した後の10 Chambersの人々に焦点があてられる。
ウルフ・アンダーソン氏自身が言うには「実は、このドキュメンタリーを作るのには気が向かなかった」とのこと。共同設立者であるオスカー・J・T・ホルム氏は、「このドキュメンタリー・リアリティ・シリーズを通して、このような舞台裏を残酷なまでに正直にお伝えすることを目指します」と語っている。
『DO THE GAME』は、ゲーム開発の現実、その混沌と情熱とプレッシャーを、世界中の人々に目撃してもらおうという大胆な試みだ。彼らの作るゲームと同様、他のリアリティ系作品では得られないユニークさを期待したい。
『DO THE GAME』の最新情報は公式サイトでチェックしておこう。
『デン・オブ・ウルブズ』の続報にも注目
開発中の最新作『デン・オブ・ウルブズ』は、リリース日程未発表。しかし、プレアルファ版のゲームプレイ映像は公開されており、最初はPC Steam版での早期アクセスとしてプレイ可能になることも告知されている。
『PAYDAY』における強盗FPS体験と、『GTFO』の緊迫感のある協力プレイ体験が、サイバーパンクな未来世界を舞台に改めて融合した作品だ。「ダイブ」などの目新しい要素も盛り込まれており、10 Chambersらしい挑戦的な作品になっていることが期待される。
『デン・オブ・ウルブズ』に関する情報は、以下の先行体験レポートや、インタビュー記事もチェックしてほしい。


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Source: Pressrelease
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