Ubisoftは『Rainbow Six Siege X(レインボーシックス シージ エックス)』における次回アップデート「Y10S3.3」の内容を共有した。
日本時間10月14日深夜ごろにリリースされる今回のパッチでは、防衛側オペレーター4名が強化される。Denari(デナリ)は9月の弱体化が撤回。Jager(イェーガー)とBandit(バンディット)はサブ武器の選択肢が増加。そしてSolis(ソリス)が以前の性能のうちの一部を取り戻している。
『シージエックス』Y10S3.3アップデート

今回は防衛オペレーターの強化のみのアップデートとなる。これは「最近は弱体化ばかりで強化がない」というコミュニティからの不満にこたえたものだ。Y10S3では、防衛側の倍率サイトが大量に削除されたことが物議を醸した。
今後「開発側の予想していなかった環境」が成立する可能性はあるものの、しばらくはゲームとしての楽しさを優先する方針になった。開発側とプレイヤー側、どちらにとっても相応にリスキーな決断だが、うまく機能することを期待したい。

Denari強化、弱体化を一部撤回
9月の新シーズンで実装されたものの、その月内に2度も弱体化されてしまったDenari。これについて開発側は「急ぎすぎたかもしれない」点を認めており、弱体化を撤回することになった。
- TRIPコネクター
- レーザーの与えるダメージが20に増加
- コネクター同士をつなぐ射線がブロックされた後、再接続される時間がゼロに戻る
なお、コネクターの再起動時間が弱体化された点(4秒→8秒)は現状のままのようだ。
さらに、新ショットガンとして登場したサブ武器Glaive-12も、与ダメージを含めて大幅に強化されている。残念ながらそのパフォーマンスは、開発側の期待を下回るものだったという。
「ローテーションホールを作る能力は退屈であるというフィードバックは理解しています」と述べているが、察するにBOSGやACS 12のように遠隔ショットガンとして運用しようとするプレイヤーが多く、「工事用のスラグショットガン」という設定はあまり支持されなかったのだろう。
工事に必要な弾数は増やしつつ、他のスラグショットガンにも肩を並べられる性能となった。
- Glaive-12
- ダメージを63から67に増加
- ダメージ減衰の始まる距離15メートルに延長し、他のスラグショットガンと合わせた
- 反動と初弾反動を改善(PCおよびコンソール)
- 総弾数を29から44に増加
- 腰だめ撃ち時の精度を上昇させ、他のスラグショットガンと合わせた
メイン武器として強力なScorpion Evo 3 A1を既に持っているが、咄嗟に使うサブ武器としてもGlaive-12は信頼度が上がったと言えるだろう。
Jagerにサブ武器追加
- サブ武器にP-10Cを追加
Jagerには、サイト装着済みのハンドガンP-10Cが与えられた。これも、イヤー10シーズン3のテーマの一つである、「ロードアウトの選択肢増加」の一環だ。「M870ショットガン+P-10C」の組み合わせを選びやすくするねらいがある。
マップや拠点にも依存するとはいえ、ショットガンJagerが角から飛び出してくる可能性には今後いっそう警戒したい。
Banditにサブ武器追加
- サブ武器にKeratos .357を追加
「壁を補強する前に多少破壊しておくことで、外の音を聞こえやすくする」という定番の小技があるが、Banditは一人でこれを行うのが難しかった。
今回は、破壊力の高いマグナム・リボルバーKeratos .357を手に入れた。拠点セットアップにこだわりのあるBanditプレイヤーも、一人で理想の工事ができるようになるだろう。最大ダメージ78という高威力ハンドガンでもあるので、拠点内での至近距離戦でも頼りになる。
Solis強化、イングレ再獲得
- SPEC-IO
- ガジェット検出範囲を12メートルから20メートルに延長
- オーバークロックの継続時間を10秒から15秒に延長
- SPEC-IOの起動に必要な最低チャージ率を、50%から25%に低下
- サブガジェットにインパクトグレネードを追加。防弾カメラを削除
防衛版のIQ(アイキュー)ともいえるSolisだが、攻撃側のガジェットが壁越しに見える点が万能すぎたこともあり、過去のシーズンで弱体化を受けてきた。総合的な使いにくさもあってすっかり見かけなくなっていたが、今回は明確に強化される。

ガジェットの種類を特定できる「オーバークロック」機能も強化。ディフューザー設置阻止に重要なインパクトグレネードを取り戻したのも朗報だ。これでピック率は回復するだろうか。
防衛側の4人が強化されるY10S3.3は、11月8日から開幕する世界大会「ミュンヘンメジャー」の戦いにも影響するだろう。アップデートが来たら、早速新メタを研究してみよう。

- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
FPS POWER TUNE


Source: R6S Official
コメント
コメント一覧 (5件)
強化はありがたいけど、やっぱりACOGがないと
ACOGなくなったオペは全体的に影響出てるけど、まだ影響が薄いのはFROST、ROOKくらいか…
ECHO、TACHANKA、GOYOはメインガジェット的にバフが望めないだろうが他のオペはバフがほしいな
あんま否定的な事は書きたくないけど
まぁ、もう無理じゃないっすかね。
Xになって変わらなかったって印象がつきだしちゃった
タチャンカは汎用性は下がるけど使用感を良くするには着弾地点で発火するようにしたらいいんじゃないかな?
ヨーカイドローンは透明に戻す代わりにモーターの音を大きくするとか
ワマイはガジェットを貼り付けた瞬間に起動するようにするのと、外に貼らせてほしい。あとは目立ちにくくする(ガジェットを小さくするとか)
モジーはガジェットの検知範囲を広げる、味方がドローンを操作しているのがモジーだとわかりやすくする(誤射結構ある)
キャッスルはラウオラからガジェットもらってください
まあありがたいんだけど、これで人戻るかと言われるとねぇ…
もっとピック率と勝率低いやつら強化して欲しい