2025年2月3日、Blizzard Entertainmentは、『Overwatch 2(オーバーウォッチ2)』の新たな公式短編小説「統べる者」を公開。本作では、タロン再編を進めるヴェンデッタと、巨大企業ヴィシュカー・コーポレーションの幹部による交渉が描かれ、タロン陣営が企業勢力をも巻き込み始めていることが示されている。
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短編小説「統べる者」あらすじ
- コロッセオの貴賓席にて、ヴェンデッタはヴィシュカー・コーポレーションの幹部、ヴァイラ・シンガニアと会談する。
- マクシミリアンとの取引後、ヴェンデッタはヴィシュカーとの本格的な交渉に踏み切っており、表向きの窓口だったサンジェイを退け、より実権を持つ相手を呼び寄せていた。
- 交渉の場でヴェンデッタは、ヴィシュカーが抱える不祥事や評判の揺らぎを突きつけ、タロンとの関係が露見すれば致命的であることを示す。
- ヴェンデッタは、タロンに従い技術力を提供することを条件に協力関係を提案し、ヴィシュカーに相応の「賭け金」を求める。
- ヴァイラはその条件を受け入れ、両者は利害による協力関係を結ぶ。
ヴィシュカー・コーポレーション所属「ヴァイラ・シンガニア」

今回、新たにヴィシュカー・コーポレーション(以下、ヴィシュカー)に所属する人物として、同社で事業運営・開発本部長を務め、亡き創業者Vishwakarma Bhatt(通称:バット博士)の孫娘である「ヴァイラ・シンガニア」が登場する。
彼女は以下の特徴を持つ女性だ。
- 両肩の後方から伸びる一対のロボットアーム
- 上流階級として徹底的に叩き込まれた、一分の隙もない立ち居振る舞い
ヴェンデッタ自身も「かつて同じ所作を身につけさせられた」と語っており、二人は同じ“階級の作法”を知る者同士として描かれている。
そのため、終始暴力の気配が漂っていた前作「受益」とは対照的に、本作では上品さの中で腹の探り合いを行う、別種の恐ろしさを孕んだ交渉が描かれている。

表向きは優雅で理知的なヴァイラ・シンガニアだが、交渉の場では脅しや賭けを冷静に受け止め、利益と責任を天秤にかけたうえで即断する胆力を見せる。本作では、ヴィシュカーも単なる巨大企業ではなく、タロンと同じく「勝負に出る側の勢力」であることを体現する存在として描かれている。
なお、ヴァイラ以前のつなぎ役はサンジェイ・コーパルが務めていたようだが、
- 「本気で私と組むつもりがあるなら、まともに話せる奴をよこせ」
- 「あのサンジェイなど月とすっぽん、ダイヤと石ころに等しい」
など、本作ではヴェンデッタから容赦ない評価を下されている。
昨年末に登場した最新ヒーローから、ストーリーに8年以上関わっている人物に向けた物言いとしては、なかなかに辛辣なものだ。




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