Electronic Artsの最高経営責任者(CEO)アンドリュー・ウィルソン氏が11日、ブルームバーグのインタビューで語ったところによると、EAはプレイヤーの事を第一に考える「プレイヤーファースト」な企業へ変貌するようです。
プレイヤーファースト
「正直なところ、私がこの役職に着いた際、市場(ゲーム市場)ではプレイヤーのためにできる事をやりつくしていないのではないかと感じた。そして私の第一の目標は、組織内に“プレイヤーファースト”の文化を広め、“プレイヤーファースト”を本気で、改めて植え付ける事だった。」
ウィルソン氏はEAがいくつかの方法で、より「プレイヤーファースト」な企業になれると語った。それはE3 2014で明かされた新規IPとBioWareの次回の『Mass Effect』や、PS4とPCで行われた開発プロセスにある『Battlefield Hardline』のベータ版をリリースした事などだ。
更に2011年から10年以上に渡って毎年リリースされ続けた『Need for Speed』を2014年はスキップする事を決定したのも、EAの“プレイヤーファースト”を証明するものだ。
これらの手法を実施した結果、ウィルソン氏は「ゲームコミュニティからのフィードバックは本当にポジティブだ。」と語る。
長期スパンで楽しめるゲームを
また、氏はインタビューの中で“ワンオフリリース(使い捨て / 1回出して終わり)”ではない、人々が何ヶ月にも渡って楽しめるゲームを提供したいとの展望を明かした。
「ストレート・ヒット主導型のビジネスから離れて、ライブサービス・ビジネスへ移行したいんだ。」「スター・ウォーズを例に考えてみて欲しい。私はスター・ウォーズのゲームを2週間、3週間、4週間だけのプレイにしたくない。ユニバースの一部となって、6ヶ月、8ヶ月、10ヶ月とプレイできるインタラクティブな体験に浸って欲しい。」
スター・ウォーズ バトルフロント:公式トレーラー E3 2014
そして彼はこう付け加えた。
「我々の目的はバラバラの小さな体験を届けることではなく、朝起きたとたんから夜寝る瞬間まで、複数のプラットフォーム間でプレイできる体験を提供することだ。」
後半の言葉には今後の戦略と製品のヒントが隠れていそうですね。
EA Japanに限って言えばこれ以上良い仕事をしたらどうなってしまうのか心配ですが、本社は2年連続で「米国最悪の企業」に選ばれるなど、決して良い評判とは言えませんでした。
同氏が残念なBF4のローンチを遂に認めたことからも、組織内で意識改革が行われれているのは間違いないように思えます。巨大企業Electronic Artsの今後の動向に要注目です。
Soburce:GameSpot, Bloomberg
コメント
コメント一覧 (5件)
口だけ。
*ただし、優良ユーザーに限る。
期待せずに待ってるわw
俺も期待せずに待っとくw
嘘は良くないよ。EA