Escape from Tarkov:新たな最上位版「The Unheard Edition」が約39,000円で登場し大炎上、目玉のPvEモードめぐりプレイヤーもモデレーターも猛批判

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またしても炎上してしまった。

Battlestate Gamesは現地時間4月25日、ハードコアFPS『Escape from Tarkov(エスケープ フロム タルコフ)』の新たな最上位版「The Unheard Edition」を発表。価格は日本円にして約39,000円というゲーム史に残る強気の価格で、PvE Co-opモードへのアクセス権や、今後のDLCの無料アクセス権、スタッシュやポケット拡張などの豪華特典が収録されている。

一方で、本来最上位版だったはずの「Edge of Darkness」所有者たちは、当然ながら発表当初からこの内容に不満。Xだけでなく、公式DiscordやRedditで炎上騒動に発展してしまった。どういった点が問題視されたのだろうか。

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EFTに新・最上位エディション「The Unheard Edition」登場

The Unheard Edition trailer

「The Unheard Edition」は現在タルコフ公式サイトで購入可能で、価格は250ドル(約39,000円)。収録内容は以下のとおり。

  • クローズドベータへの即時アクセス
  • 製品版の先行ダウンロード
  • ゲーム本編のワイプによって進捗がリセットされないPvE Co-op モードへのアクセス権
  • 大きなサイズの収納スペース (10x72 マス)
  • 特別なゲーム内IDの表示
  • PMCのポケットのサイズ拡大
  • Fenceの信頼度上昇
  • フリーマーケットの出品可能数増加
  • 特別な近接武器
  • メッセージの添付アイテム保存期間の延長
  • ロビーの背景の種類追加
  • 全てのDLCへのアクセス権 (シーズンパス)
  • アーリーアクセスサーバ(ETS)へのアクセス権
  • ゲームスタート時のボーナス装備(※省略)

旧最上位エディションのEoD版所持者が猛反発

The Unheard Editionの特典

新たな最上位版となる「The Unheard Edition」。しかしこの収録内容について、「Edge of Darkness Limited Edition(以下EoD版)」を所有しているプレイヤーたちから大きな批判が寄せられている。

「EoD版」とは、2024年1月時点で販売終了となった、これまでの最上位エディション。他のエディションと比較して初期アイテムやスタッシュが大きく異なるだけでなく、今後リリースされる「全てのDLCへのアクセス権 (シーズンパス)」がついていた。

DLCアクセス権については「The Unheard Edition」に引き継がれた形だが、この「DLC」の定義が問題視されている。

「The Unheard Edition」の特典の1つに、「ゲーム本編のワイプによって進捗がリセットされないPvE Co-op モードへのアクセス権」がある。これは、タルコフは好きだがPvP要素はそれほど、というプレイヤー層の需要にこたえるモードとなる。従来からある練習用のオフラインレイドと異なり、進捗がリセットされないのは大きな魅力。有志作のシングルプレイMODのようなグレーゾーンなものでもない。

ところが発表直後からタルコフ公式Xアカウントには、「このPvEモードはDLCではないのか」、「EoD版の所有者もアクセス可能にするべきではないか」、といったコメントが大量に寄せられている。「全てのDLC」という言葉をどう定義すべきだろうか。

公式Discordが炎上

Battlestate Games側は、プレイヤーからの訴えを否定。コミュニティマネージャーのDaniel Mavlyuberdinov氏が公式Discordで以下のように発言した。

これ(PvEモード)はDLCではありません。The Unheard Editionのユニークな機能の1つです

「DLCとは追加のダウンロードコンテンツを意味します。PvEは1つの機能であり、1つのゲームモードです。皆さんがDLCになることを望んでいるからといって、DLCになるわけではありません。このPvEは新エディションにおける注目のゲームモードです」

この発言にプレイヤーたちはさらに反発。結果として公式Discordでは、ほとんどのチャンネルで書き込みが不可能になってしまった。記事執筆時点で、書き込みが可能な雑談チャンネル2つとグループ作成用チャンネルには、凄まじい勢いで苦情のメッセージや荒らしメッセージが流れ続けている。

連投荒らしも許され、もうコミュニティとして機能していない

味方のはずのRedditモデレーターたちも激怒

ETF The Unheard Edition

一方タルコフのサブRedditでは、管理者である有志のモデレーターたちさえもBattlestate Gamesに反旗をひるがえした。

「門戸は開かれた。このゲームの新エディションについての投稿は(ほとんど)削除しない」

本来であれば、同じような内容を何度も投稿するのはサブレのルールで禁止。しかし「The Unheard Edition」の話題に限っては「好きなだけ多くのスレッドに投稿してOK」とした。

「我々は当初ルール8(※再投稿禁止)を適用していましたが、内部での投票、新エディションの調査、そしていくつかの議論を経て、全員がこれはク●だという結論に達しました」

「このエディションはPay to Winであり、長年にわたってこのゲームを支えてきたプレイヤーの信頼に対する裏切りです。皆さんの投稿を削除したのは我々の過ちです。文句を言うのはOK。なおルール3(※個人攻撃や過激な発言などの禁止)はまだ適用されるので、BANされないように」

即座にEoD版所有者への特典がアップグレード

一連の騒動から約半日後、タルコフ公式よりEoD版所有者への特典がアップグレードされることが発表された

  • 保険アイテムがより早く戻って来る
  • 個人トレーダーの購入制限が20%増加
  • PMCの基礎カルマ上昇(実装時に予定)
  • ハイドアウトでのユニークな作成機能へのアクセス
  • カリスマ基礎スキル上昇
  • 特別なクエスト。報酬としてポケットサイズ拡張
  • 1日につき2つのデイリークエストを無料でスキップできる機能
  • ユニークなドッグタグ
  • ユニークなアームバンド
  • ユニークな衣類セット
  • ユニークな「レガシー」デバイス
  • EoD版所有者は6ヵ月間、マッチング優先度が高くなる
  • EoD版所有者は6ヵ月間、オフラインPvEにアクセス可能

ポケット拡張やハイドアウトでの特別なアイテム作成など、「The Unheard Edition」の特典も一部引っ張ってくることでEoD版プレイヤーから妥協を引き出したいようだ。

これらの変更および追加要素は「なるべく早く」適応させる予定。PvEモードはまったく別のサーバーを用いており、このモードへの一時的なアクセスについても、より多くのユーザーに向けてサーバー強化を実施した後に可能になるとのこと。

しかし、争点の1つになっていたPvEモードについては6ヵ月の限定アクセスと明記されているのみ。プレイヤーたちは引き続き、不満のコメントを書き連ねている。サーバーの都合でプレイヤーの収容能力に限界があることは察せられるものの、果たしてこの措置により騒動はおさまるのだろうか。

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コメント

コメント一覧 (16件)

  • EoD→Unheardでも特段割引とかされる訳じゃないから最初から「EoDより格段に高いけど格段に特典が盛り沢山なエディション売るからそこまで待つのもアリだよ」って正直に言ってくれればそれで済んだのにな、変なことするから勘ぐられる
    ちなみにP2Wかどうかだけど、初手ケース類でスタッシュや武器の予備に余裕が出来るのは精神的に楽にはなるしやりすぎかとは思う
    ただ撃ち合いに直接は関係しないしEoDのスタッシュでも充分ではあるからそこは個々人の匙加減

    シングルモードはなあ、DLCと言われても個別売りと言われてもどちらでも納得はするから憤るのもわかるわ

  • こじつけにもほどがある
    こんな1ゲーム会社が稼いだ利益を戦争に回したとて戦闘車両1~2台にしかならないだろう

  • 6ヶ月限定はおかしい。プレイヤーが何に怒っているのかまるでわかっていない。

  • 拝金主義も大概にしとけ こんなもん買うのはバカだけ

  • この前代未聞エディション買うくらいなら他のゲームを何本か買った方がいいと確信を持って言える。

  • 炎上とかはどうでもいいから何も言わないけど、今スタンダードしか持ってない自分がこのお高いエディション買うのはあり?
    スタッシュ小さいしめんどいなーと思ってたんだけど、半端なアップグレードするならこの高いやつの方がいい?

  • いつまでアーリーアクセス引っ張るんだよ
    せめて正式リリースくらいしてから炎上しろよ

  • 典型的なロシア企業って感じ。戦費ガッツリ稼いでいるんだろな

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