Ubisoft(ユービーアイソフト)は『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の次回大型アップデート、イヤー9シーズン3「Operation TWIN SHELLS(オペレーション・ツインシェル)」を発表。日本時間8月26日にその全情報が明かされる。
並行して、発表済みだったイヤー9ロードマップが再度更新。シーズン3での実装が確定したコンテンツや、シーズン4に延期されたコンテンツについて解説されている。
『R6S』Y9S3「オペレーション・ツインシェル」発表
異例の「新オペレーターなし」だったイヤー9シーズン2もいよいよ終盤。次回のシーズン3では、新オペレーターが1名追加されることが以前から発表されている。
ティザー画像の背景にはロシア(ソ連)製の狙撃銃SVD(ドラグノフ)とVSSらしきものが架かっており、新武器である可能性がある。ただしSVDについては、Glaz(グラズ)のマークスマンライフルOTs-03のモデルとして登場済みとも言われている。
新オペレーターは「ギリシャ出身」。公式コミックからはZero(ゼロ)の知り合いで、女性であることが示唆されている。
該当しそうな人物として、コミュニティでは以前から『レインボーシックス3 レイブンシールド』などに登場したギリシャ人のオペレーターキュレ・ガラノスの名前が挙げられていた。ガラノスはかつてイヤー2でGlazのフリップサイトが調整された際、その背景ストーリーで言及された人物でもある。彼女もまたスナイパーだ。
新オペレーターの正体や、固有ガジェットの詳細については今後明らかになるだろう。Y9S3全体の情報は、日本時間8月26日午前2時よりシージのTwitch公式チャンネルで公開される。
イヤー9ロードマップ更新
イヤー9全体のロードマップは2月に発表されたが、シーズン2で一度アップデートされた。
次のシーズン3に向けても、ロードマップが再度アップデート。残念ながらシーズン4に延期になったコンテンツもあるが、いずれにせよこれでシーズン3の全体像が固まった。
3名のオペレーターバランス調整
シーズン3では以下のオペレーターが変更対象になる。
- Solis(ソリス)のアップデート・パート2
- Dokkaebi(トッケビ)の調整
- Nokk(ヌック)の調整
Solisは強化?
Solisはシーズン2のアップデートで、「準備フェーズ中にSPEC-IOが使えなくなる」など大きな弱体化を受けた。シーズン3ではさらなる調整を受ける。
具体的には定かではないが、シーズン3の変更は「強化」であることが以前から解説されている。
「よりバランスの取れたSolisにするために、一連の変更を導入しました。しかし、これは彼女の最終形態ではありません!今回の調整の影響を注意深く観察しながら、同時に彼女のガジェット探知とスキャンのメカニズムを明確に強化する、新たな変更のウェーブを開発しています。さらなる改善にご期待ください」
Dokkaebiは弱体化?
固有ガジェット「ロジックボム」を使い、ノーリスクで防衛側全員に電話をかけられるDokkaebi。その強さは以前から問題視されており、サウジアラビアで開催された「Esports World Cup 2024」でもBAN率13.6%を記録している(Liquipediaより)。
一連の流れを踏まえると、バランス調整という名の弱体化は避けられないだろう。しかし、単純に弱くするとピック率が急落し、「もう少し強化すべきではないか」という新たな議論が始まってしまうのがシージコミュニティの常だ。ロジックボムの強さを抑えつつ、これまでとは異なるゲームプレイが可能になるような変更であることに期待したい。
公式サイトによると、「対戦相手が感じるストレスに対していくらか直接的な対処をしつつ、影響力のあるアタッカーであり続けられるようにする」。
Nokkは強化?
新たに、攻撃オペレーターNokkが調整される。固有ガジェット「HELプレゼンスリダクション」でのスニーク行動が得意な彼女だが、2023年7月にいわゆるサイレントステップ機能が削除。その後フラググレネードがリワークされ、オペレーターとしての強みを失い続けていた。
Y9S1.3では強化を受け、HELの継続時間が30秒になっている。さらなる調整を準備していることが説明されていたが、最終的にどのような形になるのだろうか。公式サイトによると、「ユーザビリティ(使いやすさ)とプレイアビリティ(競技的な適正)を改善する」。
新機能:シージカップ(ベータ)
ゲーム内でコミュニティトーナメントを開催する「シージカップ」。そのベータ版がシーズン3でいよいよ登場する。
しかし、シーズン3でシージカップをプレイできるのはPC版かつ北米とヨーロッパのプレイヤーのみ。残念ながら日本のプレイヤーは、シーズン4でのシージカップ正式リリースを待つことになる。
アフターアクション・セクション2.0
試合後に一連のデータを確認する「アフターアクション・セクション」が、シーズン3でリワーク。機能が拡張し、ゲーム体験が全体としてよりスムーズなものになる。
射撃練習場に「遮蔽物」機能
射撃場に遮蔽物を立てられるオプションが追加。シージならではの繊細なエイムを鍛えるのに役立つだろう。
マッチメイク中に射撃練習場にアクセス
マッチメイキングを待ちながら、射撃場で練習ができるようになる。マッチメイクに時間がかかる高ランク帯のプレイヤーほど便利な機能だ。
攻撃側AIが登場
AIオペレーターと対戦する「VS AI」モード。現在は防衛側AIしかいないが、シーズン3では攻撃側AIが新たに登場する。
マップ訓練にマップ追加
新たな練習メニューである「マップ訓練」。シーズン3では訓練できるマップがさらに増加する。
プレイヤー保護:バイナリハードニング
ゲームプレイとは関係がない部分だが、セキュリティアップデートが進展。ゲームデータをハードニング(要塞化)することでチート業者による解析を困難にし、チートツールの作成やアップデートを阻害する。
アンチチートに向けたシージ開発スタッフの現在の施策についてはこちらの記事で解説。
カスタムゲームの1v1プリセット
海外配信者がよく企画として開催している「1v1」の決闘だが、これがカスタムのプリセットとして追加される。ゲーム性は通常の5v5と異なるものの、現実でも1v1の状況はよく発生する。練習用としても活用できそうだ。
シーズン4に延期されたコンテンツ
今回のロードマップ・アップデートでは、シーズン4に延期されたコンテンツも明らかになっている。
- 「バッジ」と「キャリア」機能
- ドローンのジャンプにガイド線を表示する機能
- 設置系ガジェットにガイド線を表示する機能
いずれもシーズン3の実装を予定していたものだが、これらはシーズン4に持ち越し。
その他、「ターゲットドリル」機能はシーズン4で削除。シーズン2の新機能である「エンドレスドリル」が「ターゲットドリル」に改名され、こちらを練習モードの新定番として置き換えることになった。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: R6S Official
コメント
コメント一覧 (10件)
ヌックはメインガジェの効果時間半分にして、感知系ガジェット無効(バンシー、F-NAT、感知アラーム等)ぐらいでいんじゃないか?
武器弱いし有刺鉄線の需要上がって感知アラームとも差別化出来るでしょ。
現状スニークインするならBravaでカメラも感知アラームも奪い取って裏から足3に凸させればいい(そこにNokkの居場所はあまり無い)
フェンリルと盾に早く調整入れて欲しい。勿論弱体化で
ノックは罠やセンサーに感知されなくなくしてスピードも3にしてサイレントステップを戻して武器もARを追加しようぜ
それは強くし過ぎでしょ、高ランク帯とプロリーグしか見てない運営が絶対にやらないアプデ
VSSもドラグノフもどうせ飾りだと思う
色々開発難航してる中で新武器入れてこないんじゃないかな
ライオンとドッケビは長押ししてる間だけ発動にするだけで良いよ
ロジボ、デイモス式にするのはアリだな
そうなると回数は3~4回くらいにしたいところだが
デイモスと違ってデメリットが無いにしても2回は厳しい
ロジックボムの調整は電話番号指定してイタ電してみたいデイモスみたいに
待機中に練習場使えるのは強すぎる
VSSは割とガチで楽しみなんで、UBIさん!背景に入れただけってのはやめてね!