Ubisoft(ユービーアイソフト)の『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では、現地時間6月11日よりイヤー9シーズン2「オペレーション・ニューブラッド」がスタート。そのPC版テストサーバー開放にあわせて、変更点を記載したシーズンパッチノートと、デザイナーノートが公開された。
ここではFenrir(フェンリル)やSolis(ソリス)への変更点に加え、新たにサブガジェット「有刺鉄線」の強化や、Deimos(デイモス)のアタッチメント追加などが記載されている。
『レインボーシックス シージ』Y9S2デザイナーノート
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Solis調整"パート2"のヒント
シーズン2とシーズン3に渡って調整されるSolis。シーズン2での調整は明確な弱体化だが、シーズン3で予定している調整「パート2」についてヒントが見られた。
「よりバランスの取れたSolisにするために、一連の変更を導入しました。しかし、これは彼女の最終形態ではありません!今回の調整の影響を注意深く観察しながら、同時に彼女のガジェット探知とスキャンのメカニズムを明確に強化する、新たな変更のウェーブを開発しています。さらなる改善にご期待ください」
つまりシーズン3では、何らかの性能強化が行われると読み取れる。「スキャンのメカニズム」と言えば、SPEC-IO起動中にキーを長押しすると、バッテリーを使い切る代わりに探知したガジェットの位置を味方に共有する機能がある。あまり使われているのを見ない印象だが、これが強化されるのかもしれない。
有刺鉄線が強化
サブガジェットの有刺鉄線が強化。踏んだ攻撃オペレーターにダメージを与えるようになる。
- 鉄線内を移動すると、1秒ごとに5ダメージを与える
- 鉄線の剛性を増加
対戦では「有志鉄線の端をすり抜けて侵入し、背後から敵を撃つ」というプレイがよく見られる。しかし障害物として機能しないことがある面は、やはり修正されることとなった。今後は強引に通り抜けるとダメージが発生する。なお有刺鉄線の上で立ち止まっているとダメージは発生しない。殴るのも無傷で可能。
2つ目の「剛性を増加」については英語圏のプレイヤーにも意味が分からないようで、Redditで議論が見られる。
「効果範囲が広がり、端をすり抜けにくくなる」とする説や、「効果が強くなり、通り抜けるのにより時間がかかる」といった説がある。なおテストサーバーで試したところ、見た目に変化はなく、壊すのに必要な攻撃回数(2回)も変わっていなかった。
Kudosの検証によると、少し引っかかりが増えて2重にダメージを受けるような場面もあったという。しかし本人にも確証がなく、今のところ答えは出ていない。
何にせよゲームプレイに影響するなら具体的な説明をするべきだが、シーズンパッチノートには剛性に関する記載はない。プレイには影響しない変更と推測される(※調査中)。
有刺鉄線の持ち主についての補足。Fenrirの有刺鉄線が偵察ブロッカーに代わり、防衛側から有刺鉄線が2つ分消えている。今回のアップデートでは、別の誰かが有刺鉄線を手に入れることはない。しかし開発側によると今後、必要に応じてまたロードアウトを調整していく可能性はあるとのこと。
Deimos強化
- AK-74に、バーティカル、アングル、水平グリップ追加
最新オペレーターとして追加され、Beastcoastの優勝で完結したマンチェスターメジャーでも大活躍だったDeimos。LiquipediaによるとメジャーのBAN率は16.7%で、環境に存在感を発揮していることがうかがえる。
しかし競技シーンの外側では、ピック率、勝率ともに比較的低いことが明かされている。その理由として開発側は、Deathmarkトラッカーで自分と対象の位置を互いに露出するという高度なプレイスタイルにあると見ている。
Y9S2では彼をより使いやすくするために、AK-74にグリップ3種を追加。もっとも、肝心のDeathmark使用中は武器がヴェンデタになるので、今回の調整は引き続き監視対象となる。
ランクマッチ人口分布
おまけとして、今季ランクマッチの人口分布が掲載された。集計対象は、Y9S1で10回以上ランクマッチをしたプレイヤー。最大人口はブロンズ帯となっている。
Y9S1からは、新しいシーズン限定報酬(Thermiteのヘッドギア)が登場した。もらえるのはゴールド1に到達したプレイヤーで、ここは全ランク帯の中央付近にあたる。
しかし人口比率で見ると、ゴールド2まででランク人口の79.1%を占めている。ゴールド1到達はイメージ以上に難しいようだ。ゴールド1まで行けた人は、少なくとも上位20.9%には入っていると自信を持とう。
現在のランク2.0については、現地時間6月4日にQ&Aイベントが開催される。コンテンツクリエーターのTitanium Roloが開発者に質問するという内容で、英語だが質問を募集中。
シーズンパッチノート抜粋
デザイナーノートには記載されていないその他の変更点が、シーズンパッチノートで確認できる。以下に気になったものを抜粋。
- フラッシュバンのカスタマイズ
- フラッシュバンの効果をダークモードにでき、オーディオも変更できる
- ラペリングの改善
- 歩行中やダッシュ中にラペリングポイントに近づいたときに、入力長押しでラペリングできるようになった
- ラペリングの入力を長押ししながらラペリングポイントに向かってダッシュすると、今までよりも遠くからラペリングできるようになった
- ラペリング中にドローンを回収できようになった
- ランク限定リワード
- 今シーズンにランクでゴールド1に到達したプレイヤーは、Castle(キャッスル)用の限定ヘッドギアを受け取れる
イヤー9シーズン2「オペレーション・ニューブラッド」は現在、PC版テストサーバーが開放中。リマスターされた新兵を試しつつ、テストに参加してデータやフィードバックを送ろう。全プラットフォームでの正式リリースは現地時間6月11日。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: R6S Official
コメント
コメント一覧 (5件)
有刺鉄線の剛性は、形を保って置かれるかどうかかと。たまに変な形になったりするのが無くなるだけだと思う
シーズン始まりに合った盾云々のあれは、シンプルに盾殴りダメージが変わったから回数増えただけだし何の関係もないでしょう
設置時の広がり力ってのはありそう
曲がり角に置いたときに角の向こうまで飛び出してくれるとか
盾で有刺鉄線壊れにくくなってたのアプデのテスト間違えて反映したとかじゃあるまいの
あれ5回とか殴らないかんかったぞ確か
有刺鉄線の剛性
壊すのに6回殴れとかになりそう
剛性ってなんだろ、設置した時にオブジェクトに阻まれてクシャッとしづらくなったとか?