『R6S』"イヤー9シーズン2"のコンテンツ確定：新兵リワーク / FenrirとSolis弱体化 / マーケットプレース / エンドレス練習モードなど

Ubisoft（ユービーアイソフト）の『Rainbow Six Siege（レインボーシックス　シージ）』では、6月に次回大型アップデート「イヤー9シーズン2」を実施予定。

ここで実装される新コンテンツは2月のイヤー9パネルで一通り明かされていたが、今回はそれが「確報」として改めて発表された。「新兵」オペレーターのリマスターや、Fenrir（フェンリル）やSolis（ソリス）の弱体化。さらにマーケットプレースの正式リリースなどが行われる。

『R6S』イヤー9シーズン2のコンテンツが確定

2月に発表されたイヤー9のロードマップはこちらの記事を参照。シーズン2では以下のコンテンツが実装される。

• 「新兵」のリマスター
  • バトルパス特典「オペレーターバウチャー」
  • （新オペレーターはなし）
• シーズンイベント
• 新機能
  • プレイヤー評価システムの完全リリース（シーズン4へ）
  • シージマーケットプレースの正式リリース
  • スタンダードプレイリストにマップフィルター機能
• プレイヤー保護
  • Steam版のチーターBAN強化
• バランス調整
  • Fenrir（フェンリル）弱体化
  • Solis（ソリス）弱体化・パート1
• ゲームプレイの快適性アップデート
  • アフターアクションレポート2.0（シーズン3へ）
  • ドローンのジャンプにガイド軌道表示（シーズン3へ）
• 練習・新規プレイヤー向け機能
  • マップ訓練のターゲットドリルにマップ追加
  • マップ訓練に「エンドレスドリル」モードを追加
  • VS AIにオペレーターとマップを追加

シージ公式サイトで最新のロードマップと比較すると、「アフターアクションレポート2.0」と、「ドローンのジャンプにガイド軌道表示」機能がシーズン3に先送りに。さらにプレイヤー評価システムの完成版リリースも、シーズン4に移動した。なおシーズン3と4の予定も、あくまで暫定的なもの。

新たに発表されたのは、マップ訓練の「エンドレスドリル」モード。発表時点では「60分以上の訓練も可能になる」と告げられていたが、その名の通り、好きなだけ練習を続けられる機能と思われる。このモードのみ確定ではなく暫定。

新兵リワーク

シーズン2では新オペレーターの追加がない。これは「オペレーションヘルス」を除けば初の出来事だ。

代わりに「新兵」オペレーターがリワークされ、ランクマッチでも使用可能に。ロードマップ発表時点の情報によると、新兵は2種類になり、4つのオペレーターステータスを所持。ユニフォームやヘッドギアなどがカスタマイズ可能になるという。

これまでの新兵は、オペレーターがそろっていないプレイヤーを補助する役割だった。ランクマでも使えるということは、他のオペレーターたちにも劣らないポテンシャルを得るのか気になるところ。

なお新オペレーターがいないため、「オペレーターバウチャー（引換券）」という新アイテムがバトルパスの特典として登場する。このバウチャーを使って、最大2名のオペレーターを無料アンロック可能。既に全オペレーターを持っている場合、600 R6クレジットに変わる。

マーケットプレースなど新機能

シーズン2では「マーケットプレース」が正式リリース。ベータでは取引できるアイテムも限定的だったが、いよいよ全アイテムが取引可能になりそうだ。

なお新シーズンで出たばかりのアイテムなど、一部取引できないアイテムもある。

スタンダードのマップフィルター

スタンダードのプレイリストには「マップフィルター」機能が追加。「全マップ」、「ランク用マップ」、「ランク以外のマップ」の3択から選べる。

現在のスタンダードは「ランクマの練習」としての側面と、あくまで「クイックマッチの拡大版」としての側面、両方の要素が混ざっていた。フィルター機能により、今後はさまざまなプレイヤーのニーズに合わせて活用できそうだ。

Steam版のアンチチート強化

チーター対策として、Steam版でのBANを強化する新たなセキュリティシステムの第1弾がリリースされる。「一度BANされたチーターが、再びゲームに戻るのをより難しくする」という概要以外はやはり伏せられているが、チーター撲滅につながることを願いたい。

FenrirとSolisの弱体化

現環境の強力な防衛オペレーターである、FenrirとSolisがシーズン2で弱体化。イヤー9パネルの時点では、以下のような内容が明かされた（配信の該当部分）。

ただし他の新コンテンツと同様、まだ確定版ではないと思われる。

• Fenrir弱体化
  • F-NATTマインから防弾機能を完全に削除
  • F-NATTを1つ削除

計4つになったことで、Fenrirを使う側に要求されるスキルが上昇。また、カバーを閉じても防弾できなくなるためショックドローンで対策しやすくなりそうだ。

しかし攻撃側のプッシュを完封してしまう、F-NATTのコアの強みは変わっていない。暗闇の効果がかかるまでのディレイが増えたり、効果が消えるまでが早くなったりするような調整も追加されるのだろうか。

Solis（ソリス）はシーズン2とシーズン3にわたり、2段階でアップデートされる。

• Solis弱体化パート1
  • 準備フェーズ中にSPEC-IOが使えなくなる
  • ガジェットが見える距離が短くなる
  • バッテリー稼動時間が短くなる

準備フェーズでドローンを探せなくなるのは、分かりやすい弱体化。また、効果範囲が狭まるとのことで、たとえば「カフェ」で、上階や屋上の様子をまとめて探るような立ち回りができなくなるのかもしれない。

シーズン3では「パート2」としてさらなるシステム変更が行われるが、こちらは詳細不明。

練習モードの新機能

他にも、マップ訓練には「エンドレスドリル」モードが追加。訓練できるマップの種類も増える。

また、対AIプレイリストにもオペレーターとマップが追加される。少しずつアップデートされていく対AIプレイリストだが、いつかPvEモードとして完成したら面白そうだ。

さらなる詳細が気になるイヤー9シーズン2だが、例年の傾向であれば、世界大会の最終日に正式発表されることが予想される。マンチェスターメジャーこと「BLAST R6 Major Manchester 2024」は現地時間5月16日から26日まで開催。

追記：イヤー9シーズン2公開パネルは日本時間5月27日午前1時（シージ公式サイトより）

マンチェスターメジャーには、日本チームを代表してKAWASAKI SCARZとCAG OSAKAが出場する。新シーズンの続報とともに、世界大会の行方にも注目しよう。

Source: R6S Official