Respawn Entertainmentは『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』の最新シーズン「テイクオーバー」の先行情報を公開した。エーペックス6周年となるシーズン24は、現地時間2月11日スタート。
この記事では開発スタッフより紹介された新コンテンツのうち、シーズン24のイベントや、既存のシステムへの改善アップデート、アンチチートのアップデートなどについて解説していく。
『APEX』シーズン24イベント「クリエーター・テイクオーバー」とは?
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(以下、日本語名が不明のものはすべて記事上の仮訳)
シーズン24の副題は「テイクオーバー(乗っ取り)」。エーペックス界を代表する多彩なクリエーターたちが、このゲームを乗っ取ってしまうという主旨だ。
シーズン全体を通して、ゲーム内ではクリエーターたちとコラボしたチャレンジや、マップ・テイクオーバーが期間限定で開催される。特殊なリスポーン・メカニズムや、リリース時のエーペックスにインスパイアされたアイテムプールがあるという。2週間ごとに、個人報酬やコミュニティ全体報酬がアンロックできる。
その一部が、もう少し具体的に公開されている。
- イベント第1週:
- 「エーペックスコミュニティ・チャレンジ」を実施。
- 全プレイヤーで協力してチャレンジに挑戦しその結果に応じて、2週目で獲得できるApexパックの最大数が決まる(最大20パック)。
- イベント第2週:
- 個別のチャレンジを通じて、クリエーターが選んだレジェンダリー武器スキンと、Apexパックが報酬として手に入る。
- Twitch Dropsイベントも開催され、フレンドにギフトとしても贈れるクリエーターテーマのトラッカーセットが登場する。
『APEX』6周年記念イベント! R301のミシックスキン登場
シーズン24では、6周年を記念するアニバーサリー・イベントも開催される。限定アイテム36種が登場し、これらはすべてレジェンダリー以上のレアリティを持つ。イベント報酬にはスーパーレジェンドシャードも含まれる。
武器のミシックスキンとしてR301が登場する。これはレイスをイメージしてデザインされたとのことで、銃身の内側で異界の怪物めいた触手がうごめいている。このR301にエキゾチックシャードを使うことで、外見が3段階進化していく(計4種の外見)。
装備すると、その外見と武器アニメーションが変わるだけでなく、リロードモーションや、ノックダウン時のエフェクト、さらにガンサウンドも変化するというオシャレな仕様だ。ストアで購入できるとのことだが、このミシックR301の入手方法の詳細については、後日パッチノートで解説される。
レジェンドをテーマにした武器ミシックスキンは、今後の新作が次々に登場することが仄めかされている。
他にも軍需品用の新スキンも登場する。こちらはイベント中、無料で獲得できるチャンスがある。
3種のランパート特製「ミシックR301」が降臨
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カジュアルモードではシーズン開始時から3週間、ランパートがカスタマイズしたミシックR301が「ランパート・ケアパッケージ」から出現するようになる。
ランパートのミシックR301は3種類。「ヴァーミリオン(赤)」、「ホーネット(黄)」、「ライムライト(緑)」があり、どれも非常に強力なホップアップ効果がついている。
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- ヴァーミリオン:クリティカルヒットダメージ増加。ノックダウンした敵にテルミットが発動する
- ホーネット:移動速度上昇。リロード速度上昇。1人分のシールドを破壊するごとに戦術アビリティをチャージする。1人ノックダウンさせるごとにアルティメットをチャージする
- ライムライト:敵にダメージを与えると、チームの体力とシールドを回復する
スプリット1 バトルパスには60のアイテム
「テイクオーバー」スプリット1バトルパスには、60種以上のアイテムを収録。レベル10にはニューキャッスル用レジェンダリースキン「Workout Gear」が、レベル40にコンジット用レジェンダリースキン「Power Player」が収録されている。
レベル60では、オルタネーター用リアクティブスキン「Slithering Strike」を収録。他にもフレームや武器スキン、Apexコインにエキゾチックシャードなど、今回も豪華な内容だ。
「アルティメット・バトルパス」を購入すると、即時報酬の他、クラフトメタル1200個、Apexパック7個、レジェンダリーパック1個がついてくる。
さらに豪華な「アルティメット・プラス」では、追加の報酬としてバトルパスレベル10、エキゾチックシャード追加で10個、コンジットとニューキャッスル用レジェンダリースキンのアルティメット・プラスバージョンを収録している。また、アルティメット・プラス所有者は、スプリット1の期間中はすべてのレジェンドをプレイ可能になる。
システム改善アップデートでプレイしやすく
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シーズン24でも既存のシステムを洗練。新規プレイヤーにとって嬉しい機能が導入される。
エリア名やアイテムレアリティ表示で便利に
- バトロワでダイブする際に、上空に各エリアの名前が浮かび上がるようになる
- さらに、エリア名には獲得できるアイテムのレアリティの目安と、アーセナル・ステーションの情報も表示され、新規プレイヤーでも直感的に理解しやすくなる
ゲーム内情報を一挙に改善
『エーペックス』のゲーム内にはさまざまな情報であふれているが、新規プレイヤーにも理解しやすいように、シーズン24では各種の情報メニューが整理される。
- 対戦終了後の統計メニュー:
- 情報が整理され、レイアウトも洗練される
- ランクのポイント計算とその内訳、プレイヤーレベルの進行状況、武器XPの進行状況、バトルパスやチャレンジの進行状況が、画面上で見やすくなる
- アカウントレベルの進行状況メニュー導入:
- 今後のレベルアップでどんな報酬が手に入るのかの情報がここに整理される
- 進行状況トレイ:
- モードやイベントごとの各種チャレンジが整理され、ロビーからアクセスしやすくさらに見やすくなる
「武器チャレンジ」にも変更が。デザインを洗練させて画面を見やすくするとともに、チャレンジ内容も見直された。
奇異に感じるようなチャレンジは削除され、「合計ダメージ数」、「腰だめ撃ちキル回数」、「ADSキル数」、「ロングショットキル回数」など基礎的な項目にフォーカス。「その武器を使っていかに安定したパフォーマンスを発揮し続け、マスターしたと実感できるか」を目的とした内容になる。
新規向けのランク新機能「Road to Ranked」
シーズン24では、ランクに参加する「要求アカウントレベル」のルールが撤廃される。
代わりにランクマッチには「Road to Ranked(ランクへの道)」という新要素が登場する。これはランクに挑みたい新規プレイヤーに向けた、スキルチェック・チャレンジだ。このチャレンジを達成することで、ランクモードがアンロックされる。
なお、これまで既にランク参加条件を満たしているプレイヤーは、シーズン24開始時に通常通りランクに参加できる(フレンドと組む場合は、パーティー全員がランクの参加条件を満たす必要がある)。
チャレンジ内容は『エーペックス』の基本要素が中心。開発中の画面では「サポートレジェンドで1,500ダメージ与える」、「10位以内に5回入る」、「シールドセル、シールドバッテリー、フェニックスキットで500シールド回復」などの項目が見て取れた。チームでの連携が求められるチャレンジもあるようだ。
この「Road to Ranked」により、新規プレイヤーは学ぶべきことがより具体的になる一方、不正なアカウント販売業者によるBOT育成を阻害する効果も期待できる。
マッチメイキングも改善継続
開発スタッフは、マッチメイキングのキュー時間と、スキルの幅について多数のテストを実施してきた。シーズン24ではマッチメイキングがさらに改善される。
期間限定モードのマッチメイキングも改善。スタート地点となるスキル評価をアンランクでの成績を元にしてバランスを取っていくしくみになるという。
ロビーのスキルチャートをカジュアルにも導入
ランクに導入された、「ロビーのスキル分布を確認できる機能」がカジュアルのトリオモードにも実装される。
(アンランクなので)ロビーにいるプレイヤーの「ランク分布」は表示されないが、スキル最大のトリオと、スキル最低のトリオをつなげた、ロビー全体のスキル幅を示すバーのようなものが表示される。
さらにそのバーの中で、自分たちのトリオがどこに位置するのかが図示される。自分たちがスキル最大のトリオかもしれないし、最低かもしれない。
もちろんマッチングIDも表示されており、明らかに不自然なマッチメイキングになった場合は開発サイドに情報共有できる。
『APEX』のアンチチートさらに強化
プレイヤーが安心してマッチングできるよう、アンチチートにも引き続きアップデートを行っていく。
デザインディレクターのEvan Nikolich氏は、「アンチチートの取り組みは終わらない戦いです」と断っている。どんなゲームでも同じだが、チートをはじめとする不正行為を完全に制御するのは現在の技術では難しい。それでも新しいツールと技術を導入し、不正の検出とBANを継続。チーターがゲームをできない環境づくりに取り組んでいく。
Nikolich氏によると、Linuxのアクセスを禁じたことで、過去数ヵ月は有意な数のチーター減少が確認できたという。具体的な数字は共有できないとのことだが、「プレイヤーは改善を感じ取れていると思う」と成果に自信を持っている。
シーズン24では、ランクのチート行為を防ぐためにさらなる機能を導入していく。一方では、プレイヤーからの通報やクリップの共有も、不審なアカウントを速やかに調査・停止するうえで非常に重要であることを改めて強調した。
チーターといえば昨今、一部のプロ選手やクリエーターたちのアカウントがハッキングされる事件も起きていた。Nikolich氏はこの事件にも言及。この時はセキュリティのため、まず関連するアカウントを一時停止したうえで、サーバーの脆弱性の閉鎖することで対処したという。
今後も世界規模のセキュリティチーム体制を強化し、このような事態に対してゲームの公平性を保てるよう努めていく。昨今もクリエーターハブを開設した。アンチチートなど問題のある状況があれば、Discord上でクリエーターらが直接スタッフと共有、迅速に連携して対処できるしくみを設立している。
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今後の大型アップデート予定
はるかに先の話になりそうだが、エーペックス開発チームは現在、さらなる大型アップデート作業にも取り組んでいることがEAのCEOアンドリュー・ウィルソン氏から語られている。エーペックスを今後何十年も続くフランチャイズにしていくのは、EAの望みでもある。
札幌で開催された「イヤー4チャンピオンシップ」も世界から大好評を受けて無事に幕を閉じたが、今年はまだまだ始まったばかり。果たしてどんな1年が待っているのだろうか。まずは現地時間2月11日からスタートするシーズン24「テイクオーバー」に乗り込み、エーペックスの6周年をコミュニティ全員でお祝いしよう。
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Source: Pressrelease
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