先日行われたDICEによるライブストリームにて、『Battlefield 1(バトルフィールド 1)』へ配信予定のアップデート「May Update(5月のアップデート)」の詳細が判明。銃剣の弱体化や設置武器の修理、ゲームモードやビークルへの多数の変更、ネットコードの改善などが行われることが明らかになりました。
「May Update」はすでにソニーとマイクロソフトへ申請されており、承認作業が終わり次第配信されます。配信日は現地時間の5月30日になると予想されています。下記に記載されている数字は、実際の配信時と異なる場合があるのでご注意ください。
銃剣の変更
- 準備中と突撃中のエイム速度の変更子を有効化
- これによりプレイヤーは準備中に50度の回頭が可能になる。また、突撃中のストレイフを無効化するためのインプット変更子も追加
- 危険の察知をより行いやすくするため、チャージ中の3人称の足音をわずかに増幅。近接時の敵の銃剣突撃ボイスオーバーのボリュームも増幅した。
- 突撃中の最大回頭レートをわずかに削減
- 突撃中の被ダメージ減少を削除。突撃中のプレイヤーに通常ダメージを与えられるようになった
ネットコード
- 30m範囲内での相討ちを減らすために、いくつかの値を調整
- 上記の改善により、立ちっぱなしの敵へ連続して攻撃をヒットできない問題が改善されている可能性がある
- 地域ごとにサーバーサイドのヒット登録のしきい値を設定(例: アメリカとヨーロッパは130ms、その他は200ms)
- サーバーサイドのヒット登録への改ざんを修正
- 先を読んでの射撃は上記のしきい値との差分のみが必要となる: アメリカで150msの場合は20ms分の先読みが必要
- サーバーのレイテンシー表示を修正。この表示はクライアント側かサーバー側どちらでヒット登録を行うかの判断基準になっていた
- クライアント側と合わせるためにサーバ側の入力のオフセットを修正
- デス中の誤ったヒット表示を修正
自らのPingが150msの場合、ラグを埋めるために移動している敵の少し先をエイムしなくてならない。これが先を読んでの射撃となる。今回の変更により、先読み射撃への影響以外にもカバーに隠れたあとに撃たれる現象が少なくなっているはずだとのこと。
マップとモード
- 観戦モード : 一人称で突撃戦車でピジョンキャリア砲撃のカメラシークエンスになるとスタックするバグを修正
- ドミネーションのチケット数を100から200に変更
- ブレイクスルーのゲームモード詳細がなかった問題を修正
- コンクエストで旗を確保した時のスコア値を調整。確保時のスコアは減少しているが、確保を継続している場合の時間での獲得スコアを増加。また、チームが敵チームより3つ以上の旗を確保している場合はコンクエストコントロールボーナスを獲得できるようになった
- 旗の確保 / 中立化への貢献%を50%から30%に削減
- メインのオペレーションスクリーンへ「Join Any Operation」ボタンを追加。いずれかの空きのあるオペレーション(規模は40から64)に参加するためのマッチメイキングが開始される
オペレーションのゲーム終了時のロビープロセスにも変更が行われ、メインメニューに戻らずとも試合終了後に再度キューを入れることができる。このロビーでは同じチームのまま陣営が切り替えられる。
ビークル
- A7V、FT17、St. Chamond、Pierce Arrowの自己修復を調整
- 自己修復サイクル毎のヘルス回復量を320から200に減少
- 1回の自己修復サイクルが完了するまでの時間を8秒から5秒に減少
- この変更によりこれらのビークルの自己修復がMkV Landshipと同等のものになる
- MkV 迫撃砲ランドシップで、砲弾カメラに切り替わるまでの時間を3.5秒から4.5秒に増加。新たに滞空時間が伸びたヘビーシェルに合わせるための変更
- 拡張戦闘機と攻撃機の昇降舵のスケール曲線を全体のスピードレンジをカバーできるように変更
- ドッグファイト戦闘機と対飛行船攻撃機の、ブースト機能のクールダウンを30秒から15秒に減少
- すべての飛行機へ後方ビューを設定:
- 後方ビューを利用するには3人称視点でフリールックを押下
フィールド武器および対空砲の変更
- 設置武器と設置対空砲のヘルスを2倍にした
- 設置武器と対空砲の破壊は不可能になった
- 設置武器と対空砲はヘルスが50%で使用不能になる
- 再利用するにはリペアツールで100%に修復する必要がある
- 対空砲へ最大射程が適用される方法を変更
戦闘機バリアントの変更
ドッグファイト戦闘機:
- 新たなセカンダリー武器「Incendiary Ammo(焼夷弾)」を追加
- 焼夷弾は飛行機への部位ダメージを大幅に増加させ、翼を壊して敵の飛行機を迅速に無力化できる
- アクティブアビリティを緊急修理からスピードブーストへ変更
対爆撃戦闘機:
- アクティブアビリティーをスピードブーストから緊急修理へ変更
- 設置武器の軽車両へのダメージが増加
- 設置武器からの装甲車両へのダメージが軽戦車よりも軽減されないように
FTパッケージの変更
近接支援軽戦車:
- 37mm HE弾の装弾数を4から5へ増加
- セカンダリシェルケースをコアキシャルLMGに変更。汎用性をさらに向上した
高機動軽戦車:
- 機関砲のリロード時間を2.5秒から3.75秒に増加
- 機関砲(榴弾)の直撃ダメージを15 - 10.5から17.5 - 12.5に増加
榴弾軽戦車:
- プライマリー武器が表記の重機関銃ではなく軽機関銃となっていたので重機関銃に修正。火力が上がり、近接支援軽戦車のコアキシャルLMGに比べ限られている射角を埋め合わせてくれるはずだ
- ドライバーのセカンダリー武器をケースシェルから火炎放射器に変更。火炎放射器はA7V重戦車の火炎放射重戦車バリアントと同様。この変更により対近接能力がさらに向上した
- FT榴弾軽戦車バリアントへ三人称視点のフリールックを追加
- 通常バージョンが360度回頭するタレットを装備していたため見落とされていた
- 運転手のセカンダリー武器として後方に向けて射撃が可能なTankgewehr(タンクゲヴェール)を追加。TankgewehrはMark Vの対戦車ランドシップに搭載されているものと同様
- 小隊サポートや対戦車ランドシップで、運転手の後方武器を使用中に運転手視点と三人称カメラを有効化
- Mark V迫撃砲ランドシップの改善
- セカンダリーの迫撃砲を空中炸裂からHeavyに変更。ダメージが大幅に向上し、歩兵とビークルに対して効果的になった代わりに、リロード時間が大幅に上昇した
- 迫撃砲(スモーク)と迫撃砲(ガス)を履帯修理と煙幕に変更
- この変更により迫撃砲ランドシップが迫撃砲を後方から撃つだけではなく、戦闘車両として対ビークル戦でさらに有効になった
- 馬に乗っている兵士をビークルから3人称視点で狙っている際、銃弾が正しい方向に発射されなかったバグを修正
ゲームプレイ
- 「アドバンス設定」に爆発などによるカメラの揺れの量を調節する設定を追加
- 看護兵で医療注射器を持っている際に欠けていたスポットのアニメーションを追加
- 味方兵士の弾数低下アイコンを自動的に表示
- 試合終了画面中はプレイヤーが死なないようにした
コントロール
- コントローラーのボタンとスティックのカスタムマッピングが可能に
- ジョイパッドまたはコンソール機にてオペレーションの選択ボタンが正しく表示されない問題を修正
また、Premium Pass未所持でも保有者と一緒にプレイすることでDLCマップを体験できる「Premium Friends」キャンペーン(詳細記事)も、EA Playが始まる6月10日まで続くことが発表されました。
Battlefield 1 May Update Exclusive Sneak Peek Livestream
なお「EA Play 2017」では、ロシア軍が追加される拡張パック「In the Name of the Tsar」のプレビューが行われることも発表されています。
- BF1: 拡張パック第2弾「In the Name of the Tsar」のキーアート公開、ロシア軍の女性スナイパーが登場
- BF1:今後の予定を発表、毎月アップデートや小隊導入、拡張パック「In the Name of the Tsar」など
『Battlefield 1(バトルフィールド 1)』は絶賛発売中で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
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Source: pvplive
コメント
コメント一覧 (16件)
オペのサーバーブラウザーはまだ出ないにしても
人がいるところに参加できるシステムは有難い
銃剣突撃中は防御強化、失敗すると一定時間の走り不可&回復不可とかにしたら捨て身っぽくてカッコいいのに……
まあ俺は使わないけど
捨て身の銃剣突撃が弱体化されるか...ちょっとつらいな
それより突き刺したときの敵の真顔をだな