Xbox One版『PUBG』の出来はかなり悪い?海外メディアがパフォーマンスを酷評

Xbox One版『PUBG』の出来はかなり悪い?海外メディアがパフォーマンスを酷評

発売から48時間で100万本を突破したことが伝えられた、Xbox Oneプレビュー版『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG / プレイヤーアンノウンズ バトルグラウンズ)』ですが、詳細なパフォーマンス分析で定評のあるEurogamerがレビューを実施。お世辞にも良いとは言えない結果となっています。

Eurogamerは、PC版『PUBG』自体も「作業途中のビジュアルと不安定なパフォーマンス」であるとした上で、Xbox One版を「現在のビルドは、洗練されたコンソールタイトルのリリースに期待される標準にはほど遠い」と総評しています。

レビューの要約は下記のとおり:

Xbox One版『PUBG』の残念なパフォーマンス

PUBG: Xbox One X vs Xbox One Early Access Frame-Rate Test!

開始から残念な出来

開始画面のフロントエンドは十分魅力的できちんとしているものの、キャラクターの作成からゲーム内ロビーに移ると、ストリームが失敗しているように見受けられる低解像度のテクスチャーが表示される。パフォーマンスも20fpsをわずかに上回るか下回る程度になっている(Xbox OneかXbox One Xによって結果は異なる)。

マップ「Erangel」では、長時間にわたるカクつきに加え、カクつきが止まって飛行機がマップを飛んでいるシーンでもパフォーマンスは15fps – 20fpsとなっている。第1印象はとても不愉快と言えるもので、アートワークの品質も悪く、激しいポップイン(高解像度テクスチャーのロードが正常に行われず、低解像度のテクスチャーがロードされる問題)が存在し、パフォーマンスも残念である。

Xbox OneとXbox One X両方で、入力のラグも通常とは感じられない。アナログスティックのデッドゾーンの問題なのか、可変フレームレートが原因なのかは今後調査を行っていく。

ゲームプレイは安定性に欠ける

ゲームプレイに目を移すと、30fpsの上限とフレームのペーシングは正しい形で存在し、ターゲットである30fpsを満たすエリアでは十分心地の良い体験が可能となっている。

しかし、全体的にパフォーマンスに一貫性はない。ジープによる広範囲な走行では十分にスムーズな描画が行われるが、家に入った時、トイレのドアを開けたとき、敵と撃ち合いをしているときなどは20fpsに落ち込むこともある。現時点ではなぜそうなっているのかは不明だ。

Xbox One Xでは?

大まかな比較しかできてはいないが、Xbox One Xでの体験の改善幅は大きい。1つめに1080pのネイティブ解像度はフル4Kまで向上する。2つめにテクスチャーのディテールはXbox Oneと比べると大幅に向上する。ただし通常のコンソールタイトルと比べるとまだ足りないと言える。さらに描画距離も非常に大きく改善されている。
 
パフォーマンスの向上も大きく、両方のコンソールが30fpsを下回るような時においても、5から10fpsほどの差が確認されている。ただし、パフォーマンスの違いにも一貫性はなく、とあるエリアではXbox Oneのほうがわずかにパフォーマンスで勝る場面も確認された。また、コンソールに限らず、程度にもよるが草木が生い茂ったシーンが最も問題となることも確認できている。

平均フレームレートも30fpsには届かず

『PUBG』のようなダイナミックなゲームをベンチマークするのは、同じエリアで同じ行動をモニタリングしたとしてもとても難しく、100人プレイのタイトルとなると裏側でパフォーマンスに影響を与える要素も多い。

正しい数値を取得するために、小さなグループを作成し同一のサーバーでのプレイを行った。22分間に渡るゲームプレイにおいて、平均フレームレートはXbox Oneで25.6fpsとなり、Xbox One Xでは27.6fpsという結果に終わった。

30fpsの制限がある中で有効性はあまり高くないものの、78,000フレームのサンプルから導き出されたこの数字は、プレイ時間の多くがターゲットとなる30fps以下となることを意味している。

マイクロソフトが開発に参加も期待はずれ?

アーリーアクセスということを加味しても、もっと良い結果を期待していた。特に開発にはマイクロソフトのアドバンスド・テクノロジー・グループが協力し、ハードウェアの性能をより引き出す助けをしていたからだ。

しかも、コンソールにおいてUnreal Engine 4(PUBGも同エンジンを使用)を最も活用していたタイトルでもある『Gears of War 4』を手掛けたThe Coalitionもこのプロセスに参加していたという話も聞いた。(The Coalitionは操作の最適化をアシストするために参加)

スケーラビリティ、安定性、最適化という点においては、基礎となったPC版も試金石となるようなタイトルではなく、Xbox One版も完成品からはほど遠い。本作を知っていて、その限界を知っているのであれば、この”粗さ”に恐らく順応することは出来るだろう。

多くの問題があるものの、それでも『PUBG』はとても楽しいタイトルだ。『Ark Survival Evolved』と同様に、技術的な課題は多くともコンセプトが人々を魅了するだろう。しかし、マイクロソフトが直接的に関与していることや、関与している才能の水準を考えると、もっと良い結果を期待していた。

安定したフレームレートがあるだけでも体験の品質は大きく変わるだろう。本作が進化をする過程を今後も追跡していくが、現時点では購入する前に注意が必要だと考えている。もし、技術的な問題のないバトルロワイヤルを体験を味わいたい方はEpic Gamesの『Fortnite』が一見の価値があるだろう。

Source: Eurogamer