先日『Call of Duty: WWII(コール オブ デューティ ワールドウォー 2)』における、プロ対抗戦 Day.2が行われましたが、試合中選手たちにインタビューを時間を割いてもらいました。今回は実況者としても著名なCYCLOPS athlete Gaming所属のpowapowatan選手にじっくりとお話を伺いました。
アマチュア時代とプロの環境ついて
EAA:大学対抗戦以降、周りの環境は変わってきていますか?
powapowatan選手:レベルが違いますね。生活環境から変わってます。
EAA:給料をもらう立場になったのも関連しますか?
powapowatan選手:それよりはチームとしてやらなきゃいけないという雰囲気、そこが大きいですね。元からあるチームに僕が入った形なので、その中で活動していくというのはそれなりに責任があって、入った中で合わせなきゃいけないので。そうなると自分なりにチームに合わせる考え方をしなければいけないと思います。なので、CYCLOPSに似たチームがあればチェックするようにしていますし、むしろ自分が作戦提案しちゃうというのもよくありました。それで上手くいった作戦をCYCLOPSの形にしたりもしました。チームによって違うと思うんですけど、僕のチームはそうしてますね。
EAA:そもそもeスポーツ界に入ろうと思ったきっかけは?
powapowatan選手:実績が欲しかったんですよ。IW(CoD:IW)やってた頃は自分のこと最強だと思ってたんですよ正直。IWで俺が負けるはずがないって思ってて、いろんな人からお褒めの言葉をもらってたんですよ。自分も自信満々で、InfinityWard作品がめちゃくちゃ得意でした。ただ実況では無双してたんですけど、「お前実績無いじゃん」とか「大会で優勝した記録とか何もないじゃん」って言われまして、だったらやってやるよって感じで。
EAA:そして実績を残しているうちにプロに。
powapowatan選手:IWではある程度結果を残せたんです。それでWWII(CoD:WWII)でやめようかな、と考えてたら思いの外盛り上がって、なんか辞められないなみたいな(笑)。チームがやる気満々で、俺がここでじゃあなって抜けたとしてもそれって無責任だなと思って、それでやっているうちにどんどんのめり込んでいって、ここまで来ちゃったというか。eスポーツを始めたキッカケって、実績もそうなんですけど、大学対抗戦で優勝したかったのも大きいですね。
EAA:CYCLOPSにはどういう経緯で?
powapowatan選手:誘われた感じですね。DetonatioN Gaming(DNG)のAIiceWonderIand選手とかSCARZのメンバーとか、Rush Gaming(Rush)のNgt選手とか、各チームの上手い人に集まってもらって、大学対抗戦のときに練習を手伝ってもらっていたんですよね。そのときにHqBRa選手がいて、みんなでプレイしていたら誘われました。
EAA:すでにいるメンバーと気が合った、というところもあって入ったという感じですか?
powapowatan選手:あったと思います。まあ、他の人とも結構日常的に話すような仲ではありますが。
EAA:今でも他のチームとも交流が?
powapowatan選手:はい。ただ、プロ対抗戦が始まってからは、仲は良いんですけどライバルなので、ちょっと絡みづらくなったり(笑)
EAA:勝たなければいけないですもんね。普段のゲームプレイのモチベーションはどこからきますか?
powapowatan選手:自分けっこうビジョン見ないで、とりあえず勝ちたいって感じなんです。DNGとかCyACで有名なプレイヤー勢揃いみたいな、そういったプレイヤー層の中で、自分がどれだけ戦えるのか、という思いでプレイしてます。
EAA:とにかく強いやつと戦いたいという?
powapowatan選手:そうですね、DNGとか特に試合してると楽しいです。変わった戦い方する相手とこういう場でやれるっていうのはめちゃくちゃ楽しくて、Day1のDNG戦とか負けちゃったんですけどすごい楽しかったですね。結果は当然悔しかったんですけど。そういった舞台でやれるっていうのはやっぱり日本のコミュニティの輝いてる場所なのかなと思いますね。
EAA:やはりライバルではありつつも、プロ全員で日本のプロシーンを盛り上げていこうというような気概を持っていますか?
powapowatan選手:それはあると思いますね。最近話題の紳士協定とかも、元は海外から始まったもので、日本人は別にいらないんじゃないかという意見がありあますが、プロの間でも、要らないんじゃないかという意見が多いです。海外のコミュニティは海外のコミュニティで、日本のコミュニティは日本のコミュニティなので、そこらへんの区別はしっかりしていかなきゃなって思いますね。
次ページ:プロシーンとカジュアル層との乖離
コメント
コメント一覧 (4件)
みんなIWのこと酷評するけど、いまだにプレイしてるし、プロも好きな人いるのは素直に嬉しい
それでも公式がいらない子発言しちゃったんだよなぁ
みんなが酷評したから結果的には、ということだからな
プロの選手がiw好きって言ってくれるの、めちゃくちゃ嬉しいすなぁ。