『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』のイヤー5が始まりました。シーズン1「オペレーション・ヴォイドエッジ」で登場するのは対照的な能力を持った2人の新オペレーターです。片や安全な情報収集にうってつけのホログラムを操作するエンジニア。片やタックルで壁を破壊し、ハッチに跳び上がる大男。どちらもシージに新しい世界を見せてくれるでしょう。
新攻撃オペレーター:Iana(イアナ)
ホログラムで安全に偵察。陽動にも使えるか
オランダ出身で、国際宇宙ステーションでの勤務経験もあるIanaことエニンケ・マイヤーの固有ガジェットは「ジェミニ・レプリケーター」。自身のコピーホログラムを作り、遠隔操作ができます。このホログラムでは何の攻撃もできませんが、ドローンの扱いに慣れていない初心者のプレイヤーにとっては、予備のドローンとして周辺を索敵するのに便利でしょう。
ただし、破壊された後のリチャージ時間は30秒とやや長め(自分で解除すると7.5秒)。うまく情報収集できたら、すぐにホログラムを消した方が良さそうです。
以前からのシージプレイヤーなら、貴重なドローンはうっかり破壊されないよう心がけていると思います。ドローンとは異なり、分身のようなことができるホログラムを使って新しい作戦を考えてみましょう。
ジェミニ・レプリケーターの判明している仕様
※今後のアップデートで変化する可能性があります
- ホログラムの連続稼働時間は15秒
- 自分で解除するとリチャージ完了まで7.5秒
- 破壊された場合はリチャージ完了まで30秒
- ホログラムの外見には、Ianaが装備中のヘッドギアや武器スキンなどのアイテムもコピーされる
- オブジェクトを飛び越えることができる
- はしごは上れない
- ラペリングもできない
- 有刺鉄線の上を歩くと、本物と同様に動きが遅くなる
- 本体がラベリング中はホログラムを出せない
- 各種カメラでスキャンすると、ホログラムにはピンが立たず、実体ではないのがバレる
- Pulse(パルス)の心拍センサーでも、ホログラムと本物を見分けられる
- ホログラムは非常にもろく、ショックワイヤーなどに触れたときのわずかなダメージでも消滅する
- 質量のあるガジェットなので、味方に攻撃されても消滅する
- Capitao(カピタオ)の火矢は無効
- Clash(クラッシュ)の電撃は無効
- Oryx(オリックス)のタックルは無効
- 落下ダメージは無効。普通に着地する
- Mute(ミュート)のジャマーの影響を受ける
- ホログラム視点では、ガジェット起動中のVigil(ヴィジル)の姿が見えない
- 味方のスタングレネードやYing(イン)のカンデラから影響を受けない
Iana ロードアウト
- プライマリ・ウェポン:ARX200/G36C
- セカンダリ・ウェポン:Mk1 9mm
- プライマリ・ガジェット:ジェミニ・レプリケーター
- セカンダリ・ガジェット:フラググレネード/スモークグレネード
- スピード2/アーマー2
新防衛オペレーター:Oryx(オリックス)
体が資本の遊撃手
世界中から優秀な特殊部隊員を集めてきたレインボー部隊ですが、このOryxことサイフ・アル・ハディドには所属組織がありません。Kaid(カイド)の要塞で副司令官を務めていたという経歴以外、過去に謎が多い人物です。
その固有ガジェット「レマダッシュ」は、自らの肉体そのものです。これまでショットガンやインパクトグレネードなどを使って開通していた壁を、10ダメージと引き換えに突き破ります。
他にも、防衛では初のハッチ上りができるオペレーターでもあります。これまではリテイクを警戒して階段をチェックしていた攻撃側はさらに、ハッチから跳び上がってくるこの男にも警戒せざるを得なくなるでしょう。遊撃が得意なプレイヤーは、新たに加わったこの強力な選択肢で、攻撃側を驚かせるような戦い方を編み出しましょう。
レマダッシュの判明している仕様
- 自動チャージ式で、最大3回分までストック可能。1回分のリチャージ時間は8秒
- レマダッシュで壁を破壊すると10ダメージを受ける
- HPが残り10以下の状態で壁を破壊すると負傷状態になる
- 負傷から復帰した後、同様にHPが残り10以下の状態で壁を破壊するとデス
- バリケードを破壊した場合は0ダメージ
- Castle(キャッスル)のアーマーパネルを破壊しても0ダメージ
- 攻撃オペレーターへのタックルが可能
- タックルによるノックバックは、Nomad(ノーマッド)のエアジャブと同様の仕様
- 味方にはタックル無効
- 盾にタックルすると、従来の同様のアニメーションでのけぞり、一時的に無防備にできる
- 建物内の小物、家具類を無傷で破壊できる
- 元から壊せないオブジェクトは壊れない
- ダッシュ中はスピード増加
- クレイモアの起爆を無傷でやりすごせる可能性がある
- 角度や、ダッシュスタート時のクレイモアとの距離によってはダメージを受ける
ハッチ上りの判明している仕様
- すぐ上の階に上がるだけではなく、ハッチをつかんだまま待機し、上の階の様子を見渡せる
- このとき遠くにいる攻撃側から見えるのはOryxの頭と右手だけ
- 建物屋上に通じるハッチは上れない
- 補足:TS開始時は「タワー」の3階に上がれましたが、こちらは不具合と判定され2月20日付のTSパッチノートで修正済みです
Oryx ロードアウト
- プライマリ・ウェポン:MP5/SPAS-12
- セカンダリ・ウェポン:Bailiff410/USP40
- プライマリ・ガジェット:レマダッシュ
- セカンダリ・ガジェット:有刺鉄線/防弾カメラ
- スピード2/アーマー2
『レインボーシックス シージ』オペレーション「VOID EDGE」CGIトレーラー
Rainbow Six Siege: The Making of Void Edge Operators and Oregon Rework
新マップ「オレゴン」(リワーク)
新しくなった「オレゴン」へようこそ!ゲームの発売当時から存在し、競技シーンでも幾度となく熱戦が繰り広げられてきたおなじみのマップですが、その構造から攻防の型がある程度固まってしまっているなど問題点も指摘されていました。
これまでのフィードバックを基に、「ヴォイドエッジ」ではマップ全体がリワークを受けました。部屋数や階段が増え、より複雑かつバランスのとれた戦略が楽しめるようになっています。
広くなった建物西側
大きく様変わりしたのは西側です。これまで南北のルートしかなかった地下には、新たに階段のついた冷凍室が加わりました。防衛側には遊撃ルートが、攻撃側には侵攻ルートが増えた形です。
やや窮屈だった2階も構造が変化しています。攻撃側は新たな射線を研究できるようになった一方で、防衛側には破壊不能な遮蔽物も増えています。もちろん大窓も健在です。
オペレーターバランス調整
Ela(エラ)
- Scorpion EVO 3 A1
- リコイルの減少がかかる仕様は、最初の16発から11発に減少
- バースト撃ちすると、初期位置に戻るまでの時間が増加
- 垂直反動が大きくなっていくまでの時間が早くなる
- リコイルと弾のばらまき範囲の関係を微調整
Warden(ウォーデン)
- グラントスマートグラスの変更
- チャージシステムに変更
- 使用開始でゲージが減り始め(最大10秒)、使っていないときはゲージが溜まる(10秒でフルチャージ)
- ゲージが20%以上残っていれば使用可能
IQ(アイキュー)
- アクションフェーズ中にガジェットで目標(爆弾やバイオハザード物質)をスキャンすると、味方にも情報が共有される
Twitch(トゥイッチ)
- ショックドローンの変更(シーズンパッチノート)
- テーザーがオペレーターに与えるダメージは1になる
- テーザーは弾数無限のチャージ式に。ただしチャージ時間は30秒
- デフォルトの弾数が5から3に減少
- テーザー発射後のクールダウン時間を2秒から1秒に減少
- メインウェポンのF2がリコイル増加
Dokkaebi(トッケビ)
- フラググレネードをスタングレネードに変更
Maverick(マーヴェリック)
- スタングレネードをフラググレネードに変更
Nokk(ノック)
- クレイモアをフラググレネードに変更
Castle(キャッスル)
- サブウェポンのM45をSuper Shortyに変更
Frost(フロスト)
- メインウェポンの9mm C1にホロサイトを追加
Mira(ミラ)
- メインウェポンのVector .45のダメージが21から23に増加
Lesion(リージョン)
- Guマインの変更
- Guマインそのものが壁やオブジェクトに隠れると、アイコンも見えなくなる
- 8メートルより遠くに離れてもアイコンが見えなくなる
- 踏んだときのダメージは0になる
- 毒の継続ダメージを4から6に増加
- 負傷中は毒の継続ダメージがなくなる
Goyo(ゴヨ)
- メインウェポンのVector .45のダメージが21から23に増加
- ボルカンシールドの上に乗った場合、爆発せずシールドが壊れるだけになる
- ハッチを利用してボルカンシールドの真上に敵を落とし、爆破するといった小技は不可能に
新兵
- 選択できる武器・ガジェットを攻防それぞれ厳選
- 新規プレイヤーの学習プロセスに寄り添ってもらうことが目的
DMR
- シーズンパッチノートでの変更
- 対象オペレーターは、Twitch(トゥイッチ)、Glaz(グラズ)、Buck(バック)、Blackbeard(ブラックビアード)、Lion(ライオン)、Dokkaebi(トッケビ)、Maverick(マーヴェリック)
- 破壊力向上。バリケード、ハッチ、破壊できる壁や床を素早く破壊できるようになる
- コンペンセイターを削除(ある場合)
その他、シーズン1で予定されているコンテンツ
アーケード・プレイリスト
「オペレーション・ヴォイドエッジ」から始まるイヤー5では、「アーケード・プレイリスト」をベースに、さまざまな種類や規模のイベントが開催されます。「これまでとは違った対戦がしたい」。「緊迫のランクマッチを終え、ちょっと一息つきたい」。そんなプレイヤーのために、シージのゲーム体験に少しひねりを加えたルールが楽しめます。
イヤー4をプレイしていた方なら、各シーズンで行われたミッドシーズン・イベントのことは印象に残っているでしょう。
- おもちゃの飛行機を舞台にクマさん奪還を目指す「Rainbow is Magic」
- シージで西部劇?マグナムとダブルバレルショットガンで渋く戦う「Showdown」
- お化け屋敷で見えない敵と鬼ごっこをする「Doktor's Curse」
- イベント限定マップが丸ごと1つ登場、バトルパスもついた「Road to S.I.」
イヤー5でも引き続き、シージのシリアスな世界観に慣れたプレイヤーも思わず笑ってしまうような、楽しいイベントが待っているでしょう。
黄金銃イベント
新イベントの第1弾として既に発表されているのが、「黄金銃(Golden Gun)」イベントです。今回の主役はオペレーターではなく、敵を一撃でキルできる脅威の武器・黄金銃です。
1発ごとにリロードが必要なだけでなく、1マガジンしか持っていないというこの極端な武器を渡されたプレイヤーは、むしろ従来のオンラインマッチよりも慎重さを求められるかもしれません。
※イベントの仕様などは変更される可能性があります。
バトルパス
イヤー5でも導入されるバトルパスは、シーズンごとに内容が変化すること以外に詳細な仕様や内容はまだ明かされていませんが、つい先日の「Road to S.I.」イベントで搭載されたバトルパスがヒントになりそうです。
開発スタッフの一人でアートディレクターAlexander Karpazis氏が言うには、「Road to S.I.」イベント後のオペレーターたちについて描いたアイテムや、新オペレーターの2人について掘り下げたアイテムが入っているとのこと。アルファパックとはまた趣の異なる対戦後の報酬として、むしろ試合内容はおざなりにしてコンプリートを目指すのも良いでしょう。
イヤー5パスを持っていると、VIP特典としてこのバトルパスの進行度(獲得ポイント)に30%のブーストがかかります。
全プレイヤー無料でアップデート可能
すべてのコンテンツは、現在シージをプレイしているすべてのプレイヤーが、リリースと同時に無料でダウンロードできます。
ただし新オペレーターの2人については、従来と同じルールが適応されます。
- イヤー5パスを所持しているプレイヤーは、リリースと同時に自動アンロック
- イヤー5パスを所持していないプレイヤーは、リリースから7日後にアンロック
- アンロック方法は、名声25,000ポイントか600 R6クレジット
新マップを含めたすべてのマップやイベント、バトルパスには全プレイヤーがアクセスできます。
イヤー5シーズン1「オペレーション・ヴォイドエッジ」がスタートし、ますます盛り上がるシージ。皆さんはもう2人の新オペレーターや新マップでプレイしてみたでしょうか?想像通りの楽しさで驚いた、もしくは思っていたより難しかったなど、コメント欄で新シーズンの感想をお聞かせください。
『レインボーシックス シージ』の発売日は2015年12月10日で、対象機種はPS4、Xbox One、PC。
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Source: Ubisoft
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バトルパスはまたイベント中だけか
前回は内容微妙すぎてぼったくりに感じたけどどうなるかな