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レインボーシックス シージ:来季日本代表4チーム決定、GUTS GamingとFAV gamingがAPAC NORTHセミオープン予選制す

レインボーシックス シージ:APAC NORTHセミオープン予選を制したのはGUTS GamingとFAV gaming、来季日本代表4チームが決定
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『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』のeスポーツシーンは6月から新フォーマットへと移行し、日本からは4つのチームが新たに「APAC NORTH」へ組み込まれることになりました。3月21日と22日に行われたセミオープン予選では、GUTS GamingFAV gamingが見事に残りの2枠を獲得、来シーズンからAPACの強豪たちと激突します。

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APAC NORTH日本代表決定戦とは

世界中で行われている現在のフォーマットでのプロリーグは、今季のシーズン11で終了します。本来であればこの先、5月にブラジルのサンパウロで「シーズン11ファイナル」を開催し世界一のチームを決める予定でしたが、こちらは既に中止が決定しています。

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新たなフォーマットでは、日本も含まれるAPACリージョンはAPAC NorthとAPAC Southという2つのサブリージョンに整備し直されます。そのうちAPAC Northを構成するのが、日本、韓国、そして東南アジアの国々の合計12チームです。

レジェンド枠となった2チーム

レジェンド枠に選ばれた2チーム

日本チームの4枠のうち2枠は、野良連合CYCLOPS Athlete Gaming(CAG)が、これまでの実績が評価され既に「レジェンド枠」としてストレートインが決定しています。

セミオープンの勝者はGUTS GamingとFAV gaming

ウィナーズ・ファイナル: GUTS vs FAV

3月22日に行われたセミオープン予選のDAY2では、まずウィナーズ・ファイナルでGUTS GamingFAV gamingの試合が行われました。これまでの国内大会やリーグ戦での成績を考慮すると、順当な強豪チームのマッチアップです。

シーズン11後半戦から、GUTSはDetonatioN Gaming(@team_detonation)からYura(@__amaipan_)を獲得してともに戦っています。IGL相当の役回りができる高い戦略理解度を誇っているだけでなく、DNGのフラッガーでもあった彼の力で、新たなGUTSは前線を押し上げる力を増した一方、どんな役回りも冷静にこなす大ベテランJJ(@JeN0bq)の存在もあり、攻防ともに高いバランスを保っていました。

  • GUTS Gaming (@GUTSGaming_jp) WIN
    • カフェ: 8-7
    • テーマパーク: 3-7
    • ヴィラ: 7-4

ルーザーズ・ファイナル: FAV vs USG

ルーザーズから最後の1枠を狙うFAVの前に立ちはだかったのはUnsold Stuff Gaming(@UnsoldStuff)。シーズン11後半の開始前、メインフラッガーのSouLBoiが野良連合に移籍したというニュースが出た当初は、USGの大幅な戦力ダウンが予想されていました。しかし新たにトライアウトを経て加入したSekiheki(@Sekiheki_r6)が予想外の怪童ぶりを発揮します。典型的なAsh(アッシュ)メイン、Jager(イエガー)メインタイプのプレイヤーかと思いきや、Castle(キャッスル)で器用に立ち回る場面もあり、巧みな撃ち合いの駆け引きで配信を沸かせていました。USGは惜しくもFAVに敗れましたが、彼はプロリーグ戦に引き続き、Bo3のトーナメント戦でも鮮烈なデビューを飾ったと言えるでしょう。

  • FAV gaming (@fav_gaming) WIN
    • テーマパーク: 7-1
    • 海岸線: 7-2

今回のトーナメントで興味深かったのは、FAVは2マッチ続けて「テーマパーク」で戦い、いずれも勝利している点です。リワークされたテーマパークが実装されたのは2019年12月ですが、競技シーンのマッププールに加わることが発表されたのは今年の3月になってから。短期間で他のチームとこれだけのスコア差をつけたFAVは、チームスタッフ全体の研究力や対応力の高さを存分にアピールしたと言えるでしょう。

個人技の面ではAfro(@I_Love_Afro)が大活躍の試合でした。テーマパークに引き続き海岸線でも、攻撃力に優れたUSGを一切寄せ付けず、チームの勝利に大きく貢献していました。

今後の予定は?

APAC Northへの参加が決定したチームは、3月22日時点で以下のようになっています。

7チームが決まって残るは5枠ですが、東南アジア地域(SEA)については、代表決定方式などの情報は未だ出ていません。SEAが5枠を占めるのか、という点が気になるところです。

SEAの場合はシンガポールやインドネシア、マレーシアや香港など、選手の国籍が多様なので、「さまざまな国のシージチームに世界へ向かうチャンスを与える」という名目であれば、1つのサブリージョンで5枠というのもあり得る話です。しかしこれまでの実績を考慮し、かつリージョン内の競技レベルをより高くしていくことを目指すのであれば、3枠か4枠が妥当でしょう。ただその場合、残りの出場枠はどうやって決めるのでしょうか。すべては推測の域を出ないことなので、今後の公式発表が待たれるところです。

SEATEAMS

Liquipediaより、SEAプロリーグの8チーム

一方、日本国内でも4月から、賞金総額500万円規模のジャパンリーグが開催されます。3ヵ月ごとにオフラインでの決戦も予定されているこの長期の大会には、プロリーグやチャレンジャーリーグに参加経験のあるチームだけでなく、いずれは世界の舞台に立つべく練習中の新チームも名乗りをあげることでしょう。半年後、さらに一年後には、強豪とされるチームの顔ぶれはどのように変化しているでしょうか。今後の国内競技シーンの発展に期待したいところです。

pc版

『レインボーシックス シージ』の発売日は2015年12月10日で、対象機種はPS4、Xbox One、PC。

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