北米版の『Call of Duty: Ghosts(コール オブ デューティ ゴースト)』のプレイヤーや、様々なプレイ動画を見ているユーザーの中でひそかな話題になっているショットガン『Bulldog(ブルドッグ)』。
銃口からマガジンを入れ、マガジンから弾を発射する。文で表してもまったくもってなんのこっちゃわからないこの銃について"リアル"目線で調べてみました。
Metalstorm MAUL: AWESOME Shotgun
※どのような銃か皆目見当がつかない方はまずこの動画をご視聴していただくことをオススメします※
じゃあ『Call of Duty: Ghosts(コール オブ デューティ ゴースト)』では?
「こんなへんちくりんな銃だけどゲーム中でもへんちくりんな性能じゃないの?」と疑問的なそこのアナタ。こちらをご覧ください。
Bulldog Shotgun Weapon Guide Call of Duty Ghosts Best Soldier Setup
【Ghosts実況 Act.3】Ghosts 奮闘記 Crazy Come Back!! (DOM:Chasm)
新ルールCrankedとドミネーション奇跡の逆転動画、どちらも使用武器は今回ご紹介した「MAUL」こと「Bulldog」です。
セミオート方式のショットガンゆえの通り魔的な使い道や、一対多の状況で有利そう。使い慣れたプレイヤーの手にかかれば、まさに”狂犬”の名に恥じない活躍が出来るでしょう。
実銃の名前は「MAUL」
この「Bulldog」は実際の銃の名前を「MAUL」と言い、 "Multi-shot Accessory Under-barrel Launcher" の頭文字を取って「MAUL」と呼ばれているようです。
簡単に説明すると、12ゲージの軍用ショットガンでアサルトライフルのアンダーバレルに装着できるモジュールの事を指しています。
開発は、Metal storm社と言うオーストラリアに籍を置く電子制御や軍事専門の研究開発会社らしいです。
「MAUL」の特徴
この「MAUL」の製品カタログに書いてある特徴を並べてみると…
- セミオート式ショットガン。
- 12ゲージ。5発装填。
- アンダーバレルに装着可能。ストックをつけてスタンドアローンにも出来たり、ストックを付けずにソードオフにも出来る。
- 弾の種類を変えれば殺傷性、非殺傷性、またはドアのブリーチ用に使用できる。
- リロードが2秒で完了。
と言う事でした。
しかし何よりも、最初にもあったようにその機構。銃口からチューブ状のマガジンを挿入して、マガジンから弾が出る。この特徴的な機構が一部のユーザーを悩ませています。
そしていよいよ本題の「MAUL」の特徴的な機構。この機構の秘密を暴こうと様々なサイトを飛び交い情報収集を試みましたが…。
「MAUL」の仕組み。そして
…なんと全くと言っていいほど情報がない!どのサイトも「MAUL」の機構についてはノータッチ、ノーコメントでした。比較的最近開発された銃だからか難しいのだろうか…と諦めかけたところ二つの単語が浮上しました
それがメタルストームの特許"スタックラウンドシステム"と"Superposed load"という単語。"スタックラウンドシステム"については詳細が判明できませんでしたが、"Superposed load"は昔の先込め式や、フリントロック式の事を指す単語らしく、メタルストーム社はその技術を自社の電子制御技術でアレンジしたものだと考えられます。
残念ながら、今回「MAUL」のシステムについて調べられたのはここまででした。もうしばらく時間が経てば情報開示等新たな発見があるかもしれませんね。
…そういえば調査の途中でその他にも面白い情報が続々と出てきました。
この「MAUL」2009年5月 には、米海軍 ONR (Office of Naval Research) から実射デモンストレーションの実施要請を受ける一方で、同年11月には カナダ国防省の "Defence Research and Development Canada" から、トライアル契約を受注していました。そして2011年5月には、Colt Defense が Colt Canada Corp. と組んで評価試験を実施することも発表しています。
つまりこれは米軍が新しくアンダーバレルのモジュールを採用するということを暗に示しています。かの有名なマスターキーの世代交代を視野に入れた選択でしょうか。
その他にも"テーザーガン"として有名なTeaser社がMetal storm社と提携して非致死性のスタンガンショットシェルを開発したそうです。以下がその解説動画になります。
TASER XREP (extended range electronic projectile)
おまけ:Metal Storm社について
この記事を執筆するため開発会社であるMetal storm社を調査していましたが、なんと「MAUL」だけでなく他にも様々なイロモノ武器を作り続けている模様です。
その中でも代表してイロモノと言えるのはこれ。
Firing the Metal Storm 3GL attached to M16
動画内で「3GL」と紹介されているこれ、見た目はなんの変哲もないアンダーバレルグレネードランチャーですが…
なんと銃身が1つなのに3発装填、3発個別に連続発射できるという「MAUL」のシステムの謎も吹き飛んでしまいそうな謎システム。
こんなに書き手を悩ませる武器を開発し続けるMetal storm社は変●企業と言っても過言ではないかもしれませんね。一応褒め言葉です。
Source:Metal storm社公式サイト
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コメント
コメント一覧 (7件)
答え:
http://www.youtube.com/watch?v=wKlnMwuCZso
実戦では使えるんだろうか…
というか今は趣味感覚で銃を集めてる人も多いのかなぁ
こういうリアル変態銃を作る会社も会社だけどそれを見つけてモデル化してゲームに取り込む会社もスゲーわwwwww
BO2もMSMCとかM1216とかメディア作品でドマイナーな銃よく見つけてきてたしなんか「ドマイナー銃を一丁は登場させる」とかいう決まりでも出してるのかと疑うレベル
あと3GL見てパッとTF2のロケットランチャー思い出した
こういう記事凄く面白いと思います!
そして肝心の機構はモヤモヤしたままw
火薬じゃなくて電気式の信管なのか
マガジン先端に近い方から順に発射していく感じかな?
動画でも4、5発目はポンって音がしてマガジン奥から発射されてるみたいだったし
薬莢が残ると発射できないからG11みたいな無薬莢なのかな?
謎でした、ありがとうございました。
MAULをグーグル画像検索するとたくさんのダースモールがこっちみてて笑った
肝心のブルドッグが一枚も出てこねー