Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではイヤー6シーズン1「オペレーション・クリムゾンハイスト」が進行中。国内競技シーン最大規模の「Rainbow Six Japan League 2021」(RJL2021)では27日、第3節DAY1「Sengoku Gaming vs REJECT」と「GUTS Gaming vs CYCLOPS athlete gaming」の2試合がオフライン会場にて行われました。
第3節DAY1
3月27日と28日のRJL2021第3節は、都内の会場に全チームが集まってのオフライン開催となりました。
モニターや音響まわりからの情報収集などの面で、オンラインとは大きく感覚が異なるオフライン環境での戦いでは、経験豊富な選手を多く擁するチームが有利との見立てがありますが、果たしてどのような展開・結果が見られるのかに多くの視聴者の期待が集まりました。
Sengoku Gaming vs REJECT
第1マップ:海岸線(REJECTピック)
第1マップはREJECTのピックである「海岸線」。しかし試合前は世界大会での試合経験を持つReyCyil選手とRamu選手を擁するSengoku Gamingに注目が集まり、アナリスト予想もやはりSengokuに偏ったものでした。
REJECTは防衛スタート。攻撃から入ったSengokuに重要な開幕のラウンド1を取られるも、直後に追いつく形となります。攻防が交代した後も互いに取り合って5-5。お互いにリードを許さない展開が続きました。
このマップではREJECTが、人数有利をキープしながらの堅実な攻めを組み立て、少しずつ優位を得ていくことに成功。Sengokuのバー守りを崩して先に6-5でマッチポイントを得ると、最後はパーフェクトラウンドによって勝利を決めました。
REJECTの先勝によってアナリスト予想は早くも崩れはじめ、オフラインならではの波乱が期待される第1マップとなりました。
第2マップ:領事館(Sengokuピック)
1マップ目を落としたSengokuはピックマップの「領事館」で立て直しを図ります。
防衛からスタートしたREJECTは、2回の地下守りを含む3ラウンドを連続で落としてしまいますが、タイムアウト使用後は逆に3ラウンドを連続で返し3-3。オフラインでも変わらぬ修正力の高さをアピールします。
しかし攻防交代前のテクニカルタイムアウトで中断があった後から、試合は大きく動きます。
ラウンド8ではSengokuのReyCyil選手が持ち前のアンカー職の強さを発揮し、1v5の中をガンスキルと立ち回りで4人を抜いて勝利。さらに続く第9ラウンドでは、今度はRamu選手が1v5の中で絶妙なポジショニング技術を披露してクラッチ&エースを決めるという、試合前の予想に応える素晴らしい活躍を見せました。
難しい対応を迫られたREJECTでしたが立て直しをする時間がなく、領事館の戦いは7-3でSengokuが勝利。マップスコア1-1となり、舞台はディサイダーマップへと移ります
ディサイダー:ヴィラ
REJECTはYing(イン)を使ったSengokuの攻撃組み立てを嫌ってか、彼女をBANして防衛からのスタート。ここでも第4ラウンドが終わった時点で2-2と、3マップ連続の拮抗した序盤戦でお互いに隙の探り合いが続きます。
第6ラウンドでは、REJECTが意外にもヴィラでは最も選ばれにくい「リビング・図書」守りを選択。勝負どころとなりました。しかし試合後インタビューでWindow選手にうかがったところ、このラウンドは作戦を用意したというより、Sengokuへの対応に苦慮した結果の図書守りとなったようです。対するSengokuは容赦なくこれを攻略し、4-2で折り返します。
REJECTはその後も攻撃を通して6-4まで望みをつなぎますが、最終ラウンドではSengakuのReyCyil選手が再び爆発。拠点内で世界レベルの忍耐を見せ、一瞬のチャンスに賭けた動きが奏功してラウンド取得。もつれ合った接戦でしたが、最後はマップスコア2-1でSengokuが制し、3連勝で次節CAG戦に臨みます。
敗れたREJECTは1勝2敗となり、次節はCrest Gaming Lstとの対決です。チャレンジャーとしてRJLに挑むチーム同志のマッチアップを制し、順位レースの上位争いに食い込むことができるでしょうか。
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