FAV gaming vs EVA:e
第1マップ:山荘(FAVピック)
DAY3最後のマッチアップはFAV gaming vs EVA:e。FAVはRJLで現在1勝1敗。直近のAPAC NorthでもFnaticを8-6で破ったこともあり勢いに乗りたいところですが、片や2敗中で巻き返しのきっかけを見つけたいEVAも決して簡単な相手ではありません。
FAVがピックしたのは、プロの競技シーンに導入されたばかりの「山荘」でした。しかし攻撃から入ったFAVは第1ラウンド目こそ獲得したものの、続く3つのラウンドではEVAの防衛を破れず、1-3でタイムアウト入りという不穏な立ち上がりになってしまいます。
2-4でEVAがリードして攻防交代。そこからのFAVは、バーではマップの上下を使って広く守り、地下では射線を作って受け止めるように守り切るなど準備のあるところを見せ、4-4へ。持ち前の修正力を見せつけます。
FAVはそのまま一気に4-6でマッチポイントを迎えると、タイムアウトを実施したEVAの巻き返しを許さず、最後は2階を守り切って7ポイントを先取。山荘でマップポイントを獲得しました。
第2マップ:海岸線(EVAピック)
局面でのやりとりでは上回れていても、マップポイントの取得になかなか届かないEVAは、ピックマップの「海岸線」に撤退してFAVに挑みます。
序盤はやはり2-2と穏やかな立ち上がりになり、その後はまずEVAは戦術アイデアのあるところを見せて3-2で抜けると、次のキッチン守りも成功させて4-2での折り返しに成功します。
防衛に回ったFAVは、1ポイント返して4-3となったところでタイムアウトのカードを切ります。オフライン環境でのタイムアウトは今節さまざまな状況で見られましたが、FAVの場合はラウンドを取った後にタイムアウトをかけ、抜かりなく微修正を試みるという試合運びの巧みさが見られました。FAVはタイムアウト後もキッチンを守ることに成功し、4-4と追いつきます。
その後のEVAはekus99選手がAmaruとGinne-6を使ったプッシュのアイデアを披露するも、FAVはこうした乱戦も冷静に対処して5-4に。データ上は攻撃有利マップと言われる「海岸線」において、防衛で優位に立ちます。
海岸線ではよく見られるShin選手のローミングを読まれた場面もありましたが、ラウンド全体の構成力で上回ったFAVはそのまま6-5とマッチポイントへ。すかさずEVAはタイムアウトを入れるも修正は間に合わず、FAVは次のラウンドも取って7-5で勝利。マップスコアでも累計2-0となり、この試合全体の勝者となりました。
EVAは2マップで7-5、7-5と、あと一歩のところでマップポイントに手が届かず開幕3連敗。次節のNORTHEPTION戦が早くも試練となりそうですが、来週までにどのように調整していくのかに注目したいところです。
勝利したFAVの次節の対戦相手はGUTS Gamingです。何度目かも分からない大ベテラン同士の手合わせですが、RJL春のBo3ではどちらが相手を御するのでしょうか。
第4節
RJL2021では、次回第4節も2日に渡って4試合が行われます。
- 4月3日
- 第1試合:FAV gaming vs GUTS Gaming
- 第2試合:CYCLOPS athlete gaming vs Sengoku Gaming
- 4月4日
- 第1試合:REJECT vs Crest Gaming Lst
- 第2試合:NORTHEPTION vs EVA:e
注目は4月3日の「CYCLOPS athlete gaming vs Sengoku Gaming」。どちらもこれまで3戦3勝中のチームですが、第4節にしてついに直接対決となります。序盤の首位争いで抜きん出るのは、果たしてどちらのチームになるのでしょうか。
2020年秋季のチャンピオンシップ出場チームであるNORTHEPTIONとEVA:eの対戦にも注目です。RJL2021の各試合は、以下のサイトでぜひご視聴ください。
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