Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではイヤー6シーズン1「オペレーション・クリムゾンハイスト」が進行中。また新シーズン中盤に向けて最新のオペレーターのバランス調整が発表されており、Tachanka(タチャンカ)が大幅に強化され、弱体化済みのJager(イェガー)はさらに武器が弱体化されるようです。
Y6S1.3オペレーターバランス調整
進行中のシーズン「オペレーション・クリムゾンハイスト」にミッドシーズン・アップデートの時期がやってきました。
最新版のデサイナーノートでは、このシーズン中盤でバランス調整の対象となるオペレーターたちが発表されています。
ACE(エース)
- スモークグレネードをクレイモアに変更
- S.E.L.M.A.でブラックミラーを破壊できるように変更
- 変更の対象となるプレイヤー層: カジュアル、トップランク、プロ
Y5S2で最新のハードブリーチャーとして登場したAce(エース)は、リリース登場から武器・ガジェット・サブガジェットすべてが強力なことで高く評価され、競技シーンにもすぐにハイティア・オペレーターとして第一線に加わりました。
しかし開発側は「いかなる状況であれここまで圧倒的なPick率を得るべきハードブリーチャーではありません」と述べており、少々強くデザインし過ぎた模様です。今回はサブガジェットのスモークグレネードが、Thermite(テルミット)のクレイモアと実質的な交換になります。
一方でBANオペレーターの筆頭であるMira(ミラ)への直接的な対策が可能になりました。また、スモークを失ったことで、今度はブリーチングチャージを活用するという選択肢も生じるでしょう。
JACKAL(ジャッカル)
- C7Eのマガジン装弾数を30+1発から25+1に減少
- C7Eのダメージを46から42に減少
- 変更の対象となるプレイヤー層: カジュアル、トップランク、プロ
攻撃側のBAN常連オペレーターとして知られるJackal(ジャッカル)に、ついに武器の弱体化が宣告されました。アサルトライフルのC7Eについては「この武器はやや強すぎる」というのが開発側のコメントですが、実際にダメージ46、発射速度800RPM、マガジンサイズ30+1で、リコイルにも不自然な部分がないという、スペック上でも強武器の扱いでした。
46から42にダメージが下がったことによって影響を受けるのはアーマー2との撃ち合いで、胴体3発でキルになるか(46*3*0.9=124.2)ダウンになるか(42*3*0.9=113.4)の違いが生じます。発射速度は変わっていませんが、撃ち合いが得意な方もわずかに違和感を抱く変更となるでしょう。
JÄGER(イェガー)
- 416-Cのマガジン装弾数を30+1発から25+1に減少
- 416-Cの垂直反動を増加
- 変更の対象となるプレイヤー層: トップランク、プロ
元々スピード3・アーマー1のオペレーターだったJager(イェガー)は過去にスピード2・アーマー2になる弱体化を受け、最近ではメインガジェットの仕様も変更されました。しかし武器もガジェットも依然として便利なため使わない理由に乏しく、競技シーンでも必須オペレーターの地位を保っています。
最新のウィンデルタではプレゼンス95%という圧倒的なピック率で、100ラウンド戦うと、そのうち95回はJagerと遭遇することになります。しかし根本的な問題は武器だけではないようで、開発によると「将来的にはADSの調整を検討しています」とのことです。
TACHANKA(タチャンカ)
- シュミハランチャー
- マガジンの装弾数を5から7に増加
- 炎の持続時間を5秒から7秒に延長
- 起爆時間を1秒から0.75秒に短縮
- 炎の効果範囲を1.7mから1.9mに拡大
- 発射体の落下開始距離を8mから20mに延長
- 発射体の速度を20から30に加速
- DP27
- 装備時間を0.9秒から0.65秒に短縮
- 装備解除時間を0.42秒から0.3秒に短縮
- 変更の対象となるプレイヤー層: カジュアル、トップランク、プロ
Y5S3後半でリワークされたTachanka(タチャンカ)は、重要エリアを守るのに秀でたそのコンセプトを維持しながら、バウンドする焼夷弾「シュミハランチャー」を導入したことで、長らく問題だった機動性が劇的に改善しています。
しかし開発側も挙げているようにSmoke(スモーク)と役割が重なっていることもあり、「Tachankaのプレゼンスおよびグレネードの使用頻度は低く、望んでいたほどの戦績をあげるには至っていません」とのことです。実際に現在のピック率は防衛オペレーター最下位であることが上のグラフからも分かります。
現環境でTachankaの活躍機会が乏しい理由については諸説ありますが、今回はメイン武器とメインガジェットを構成する多くの数値が一気に強化されています。以前から指摘の多いDP27の発射速度の低さ(550RPM)や、シュミハの弾数(10発)といった重要そうな部分には手を付けていないようですが、これでピック率は上昇するのでしょうか。それともメタなどの環境的な要因が関わっているのでしょうか。結論は来シーズンのデザイナーノートで明らかになるでしょう。
THERMITE
- クレイモアをスモークグレネードと交換
- 変更の対象となるプレイヤー層: カジュアル、トップランク、プロ
Aceとのバランスを取る形でサブガジェットを交換することになりました。これでThermiteのサブガジェットはスタングレネードとスモークグレネードという構成になり、作戦の幅が広がったと言えるでしょう。
武器のバランス調整 / DMR(攻撃側)
- 1.0xスコープを削除
- 1.5x、2.0x、2.5xサイトを追加
- デフォルトを3.0xに設定
- 変更の対象となるプレイヤー層: カジュアル、トップランク、プロ
一部の攻撃オペレーターが持っているDMR系武器に、サイト構成の選択肢が追加されます。アサルトライフル系と比較するとどうしてもカジュアル層には扱いづらい武器種ですが、今後DMRメインのプレイヤーは増加するのでしょうか。
今回のアップデートはPC版テストサーバーで試すことができます。PC版をお持ちの方はぜひテストに参加し、開発側にフィードバックを送ってみてください。またパッチノートに記載された事項のすべてが、必ずライブサーバーに実装されるわけではない点をご留意ください。
『レインボーシックス シージ』の発売日は2015年12月10日で、対象機種はPS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC。
Source: R6S Official
コメント
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キャラ増えすぎてオワコン化してるからシージ2だして1からやり直せ