Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではイヤー6シーズン2「オペレーション・ノーススター」が進行中。一方で、競技シーンで活躍する強豪チームDarkZeroには現在、同チームをモチーフにした有料の武器スキンが他人のイラストの盗作ではないかという疑惑が寄せられており、オーナーが説明をする自体となっています。
「R6 SHARE」武器スキンで盗作か
シージのeスポーツ競技シーンでは現在も多くのプロチームが活躍していますが、その中でも特に優れたパフォーマンスを発揮しているチームには、独自の武器スキンが製作され、ゲーム内ショップで販売されるのが昨今の恒例となっています。
「R6 SHARE」プログラムに組み込まれたこれらプロチームのアイテムは、収益の一部がそのチームに分配される仕組みで、6月23日には夏期リーグ「ステージ2」の開幕に合わせて新たなアイテムがショップに登場しています。
そんな中、オーストラリアのプロeスポーツチームFNATICに所属するBikiniBodhiが、気になるツイートをしています。
彼によると、北米のプロチームDarkZeroの名義で現在も販売されているARX200用武器スキンが、既存のイラストに酷似しているとのこと。比較対象は中国人イラストレーター千夜QYS3さんがPixivに投稿しているイラストで、Bikiniの比較画像では、確かに女の子が刀を担いでいる構図にいわゆるトレース疑惑が見られるようです。
プロチーム武器スキンは、詳細な製作工程こそ明かされていませんが、DarkZeroに関しては2020年のスキンでもその個性的なデザインが話題になったことから、チーム側も少なからずデザインに関与していることがうかがえます。
VALORANT部門でも盗作か
DarkZeroに関しては、シージ部門の件の数日前から、VALORANT部門の盗作疑惑が浮上していました。6月25日に新設されたばかりのVALORANT部門は、豪華なイラストつきでそのデビューが祝福されていましたが、このとき使用されたイラストにも盗作の疑惑があるようです。
こちらは構図が似ているわけではなく、確認されているだけでも3点のイラストをそのまま無断転用したと見られ、比較結果はシージ部門の件よりも明確のようです。ツイートをしたSol/林氏も「仕事でトレースをすること自体はともかく、しっかり引用元のクレジットをつけろ」といった苦言を呈しています。
オーナーによるメッセージ
DarkZeroのCEOであるZach氏は既にこの件を認知しており、シージの武器スキンをめぐる疑惑が明るみに出た数時間後、自らのツイッターにメッセージ動画を投稿しています。
Zach氏によると、DZから最近リリースされたアート作品をめぐる問題については同団体も深刻に受け止めており、まず「コミュニティのイラストはクレジットを付与するなどの形で適切に扱われるべきである」という立場を明確にしています。
今回の件については、まだ判明から時間が経っていないこともあり、現在は調査中で、団体としての対応については後日発表するとのことです。Zach氏は一個人としても、これから長きに渡って共にゲームを盛り上げていくコミュニティのアーティストたちに対し、今回の騒動には謝意を表明しています。
北米で着実にファンベースを広げつつあったDarkZeroですが、ここへ来て思いがけない形でeスポーツコミュニティの話題となってしまいました。なおシージのプロチーム武器スキンは、Ubisoftの定める条件からチームが外れた場合、ゲーム内ショップから削除されることが過去の事例からも明らかになっています。リリースされたばかりの2021年のDarkZeroスキンも、果たして新たな幻のアイテムとなってしまうのでしょうか。
Source: Twitter
コメント
コメント一覧 (9件)
野良連カオスに続くレアスキンになりそうや
てかそもそも前回も今回もアイディア自体CSのスキンのパクリなんやから。そういうとこの考え甘いのかもね。
ありきたりなポーズだと思ったけど・・・トレースのほうかぁ
しかも前科持ちとなるとクロだな
線が被ってるじゃん
過去の無断転載なければ気づかれなかったレベルではあるけど
過去の事例…あ、
すげーよくある構図で草
本気でこのポーズの起源主張してんのか
よくあると言っても重ねたらピッタリ合うのはまずいでしょ
いや確信犯ですからパクリの国の人?
確信犯?パクりが正しい行動と思って盗作したってことか?