Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではイヤー6シーズン3「オペレーション・クリスタルガード」がスタートしています。今回はプロeスポーツチームNORTHEPTION・シージ部門のコーチであるamenbo氏から、新シーズンで変化した3つのマップで戦うための要チェックポイントを解説していただきました。
変化したマップでどう戦う?
いよいよスタートしたイヤー6シーズン3「オペレーション・クリスタルガード」では、新攻撃オペレーター・Osa(オサ)が登場した他、既存のコンテンツにも大きな変更点が加えられています。
対戦マップについても、Y6S3では「銀行」、「クラブハウス」、「海岸線」の3マップに小規模なリワークが行われており、各マップの大きな変更点と言えるのは以下の通りです。
- 銀行:ロングの射線を一部削除。落とし戸を一部変更・削除。建物の南北が徒歩で往来可能に
- クラブハウス:1階の爆弾が変更。ローテートルートが増えた
- 海岸線:VIPラウンジの大窓が削除。破壊可能な壁に変化
その他の詳細な変更点については、以下の記事をご確認ください。
今回もプロeスポーツチームNORTHEPTIONシージ部門のコーチであるamenbo氏から、新シーズンにおけるこれらのマップでの対戦に向けて、覚えておくべきポイントを解説していただきました。
amenbo氏ご紹介
北海道のプロゲーミングチームNORTHEPTIONのコーチとして、国内シージ競技シーンの最高峰である「Rainbow Six Japan League」に出場中。かつては伝説のチームeiNsや、FAV gamingにも所属していた。シージコミュニティでは後進プレイヤーの育成に力を入れつつ、EAA!!にも新マップの攻略記事を寄稿中。
「銀行」地下の攻防はどう変わるか
文:NORTHEPTIONシージ部門コーチamenbo
エレベーターのハッチは降りた部屋が大きな空間になっており、いままでと比較して格段に降りやすくなった。そして金庫前にあったハッチが、金庫の中に変わったことで、こちらも降りるチャンスが増えたように思える。変化した二つのハッチと、メイン階段、ガレージを組み合わせた、南西側からの攻めが現実味を帯びてきたようである。
「銀行」マップは非常に広いため、「2階から丁寧にクリアリングをして、1階へ降りて、ハッチをあけて、地下に進行する」といったキチンとした手順を踏んだ攻めは、時間、遊撃、ハッチ割り妨害手段、そしてThatcher(サッチャー)のBANなどを考えると非常に難しい。
そうしてY6S2まで残されていた攻め方が、以下の2つである。
- サーバーを起点にした監視室攻め
- ガレージを起点にしたロッカー攻め
Montagne(モンターニュ)が「サーバールーム」にドカドカと押し入って、Nomad(ノーマッド)が裏を警戒しつつ、Thermite(テルミット)が壁を割って、ほんの少しポイントに入って設置をする。そんな光景を何度となく見たような気がする。そして防衛側は、「金保管室」にいるPulse(パルス)が情報を取りながら、C4を何個も投げて設置を阻止する…。これがリワーク前の銀行の地下のセオリーともいえる攻め方であった。
そして対になるはずの「ガレージを起点にしたロッカー攻め」には大きな弱点があったため、あまり日の目をみることはなかった。ガレージと中央階段まで取るのはいいのだが、肝心のハッチから降りたポジションが弱すぎたのだ。
- エレベーターのハッチと、金庫入り口のハッチを両方とも、金庫から見ることができてしまう
- エレベーターハッチを降りても、小さな小さな小部屋であり、スモークを投げ込まれるだけで絶望
- 金庫前のハッチを降りると、金庫、ロッカーの足元、そして廊下と三方向から集中砲火を受ける
そのため銀行の地下へのアプローチとして「ガレージを起点としたロッカー攻め」はあまり使われることがなかった。
結論としては「エレベーターと金庫のハッチを使った地下攻め」は今後有効な策として使われることになるだろう。そのためサーバーサイドの弱体化(人々から「モノリス」と呼ばれるサーバーラックが小さくなった)と合わせて、銀行地下は従来より少しばかり守りにくくなるだろう。
次ページ:クラブハウス:1階「バー・ステージ」の防衛力は?
コメント
コメント一覧 (2件)
いくらマップをリワークしても意思疎通の取れない味方とでは中々連携取れないし攻略する事も守る事も難しい
シージでもエイペックスピンを導入してほしい
いいね、最近シージ離れてて小さいマップ変化が来るらしいって事くらいしか知らなかったけど、小さい変化で自分が知ってた環境が変わるのを見るとまたやりたいなって気持ちになる