Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではイヤー6シーズン3「オペレーション・クリスタルガード」が進行中。この新シーズンではゲームシステムにもアップデートが実施され、不満の多かったMMRの各種仕様が改善されています。
MMRシステムにアップデート
MMR(マッチメイキングレート)は、シージをプレイする全プレイヤーに割り当てられているそのプレイヤーのスキルの目安です。クイックマッチでもランクマッチでも、このMMRが近いプレイヤー同士でマッチングするようになっており、対戦の結果によってその値が増減していきます(MMRはクイックマッチとランクマッチでそれぞれ個別に集計)。
9月7日にスタートしたイヤー6シーズン3「オペレーション・クリスタルガード」で、このMMRのシステムにもアップデートが入ることは以前からシーズンパッチノートで告知されていましたが、9月9日には改めてその変更内容がシージ北米公式ツイッターより解説されています。
- MMRに以下の変更を実施:
- MMRによるスクワッド制限を1000に戻す
- MMRロールバックは直近の対戦のみを反映するように
- チーターに勝利したときはMMRはキープされる
まず「スクワッド制限」について。これはいわゆる初心者狩り行為などの不正なプレイングを防止するために設けられている、「MMRが離れすぎているプレイヤーとはパーティーを組めない」ルールですが、この差がプラスマイナス700から1000へと戻りました。これにより、以前より多くのスキル帯のフレンドとランクマに行けるようになるでしょう。
「MMRロールバック」とは、過去の対戦でチートツール使用者など不正なプレイヤーがいたことが判明した場合、その対戦を無効試合とし、対戦の結果により増減したMMRの値を元に戻すという機能です。一見するとフェアな機能ですが、たとえば相手にチーターがいたことに気付かないまま勝利した対戦でも、このMMRロールバックによって無効試合にされ、ある日突然MMRを減らされるという事態が多くのプレイヤーの間で発生していました。コミュニティはこの調整を、皮肉をこめてログインボーナスなどと呼んでいたほどです。
しかし今回のアップデートにより、過去の対戦でチーターがいたことが判明しても、勝利していた場合は獲得分のMMRは回収されず、また(具体的な日数は不明ですが)昔の試合にまで遡ってMMRが調整されることもなくなったため、ログインしていきなりMMRを差し引かれる理不尽な体験は、今後は少なくなっていくことが期待されます。
ダイヤ帯も拡大
ランクマッチに関するY6S3のアップデートでは、他にもダイヤ帯の拡大が行われている点に注目です。シーズンパッチノートによると「プラチナに到達したランクプレイヤーは、あまりダイヤモンドを目指さないことが判明しました」とあり、これを解消するために各ランクのMMRが以下のように変更・調整されています。
- 新しいプラチナの差(括弧内は以前の値):
- プラチナIII:3200(3200)
- プラチナII:3500(3600)
- プラチナI:3800(4000)
- 新しいダイヤモンドの差とスキルランク:
- ダイヤモンドIII:4100
- ダイヤモンドII:4400
- ダイヤモンドI:4700
MMR400ごとに区切られていたランクが、それぞれ300になりました。逆に言えば降格もしやすくなりますが、プラチナ上位帯の方々にはさらなるモチベーションとなるでしょう。
現在進行中の「オペレーション・クリスタルガード」では、よりアクセスしやすくなったランクマッチで、友人らとともにぜひダイヤ帯、さらにはチャンピオン帯をめざしてみてください。
Source: Twitter
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