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レインボーシックス シージ:世界大会"S.I.2022"完結!史上最長5時間の大激闘でTSMが初優勝

レインボーシックス シージ:世界大会"S.I.2022"完結、史上最長の大激闘でTSMが初優勝
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Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』のeスポーツ競技シーンでは、日本時間2月8日より開催されていた世界大会「シックスインビテーショナル2022(S.I.2022)」が完結しました。今回はその最終日の結果をお届けします。

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「S.I.2022」が完結

現地時間2月8日より行われていた、世界のベスト20チームによる最大の世界大会「シックスインビテーショナル2022(S.I.2022)」が、日本時間2月21日についにその幕を閉じました。

世界チャンピオンとなったのはアメリカのTSM。以前よりリーグの強豪として知られつつも、2021年のグローバルランキングではベスト16から外れたことで、チーム内のロール変更を経て、予選からどうにか本戦に参加した形でした。

インビテーショナル本戦ではこのロール変更が奏功し、世界大会初優勝。チームメンバー全員で優勝ケイバーを掲げ上げました。

  • ロアブラケット・決勝(BO3)
  • グランドファイナル(BO5)

ロアブラケットは意外な早期決着

最終日の第1試合は、DAY10でアッパーブラケットから落ちてきたアメリカのTSMと、ロアブラケットのトーナメントをここまで勝ち上がってきたブラジルチームFaZeの対戦となりました。

TSMは第1マップとして「山荘」をピックします。防衛から入った彼らは、個々の選手が独特の立ち回りをするFaZeの動きを研究していたのか、しっかりと構えた守りで相手に防衛陣の隙間に潜り込むチャンスを与えず、防衛を4-2でリードして折り返します。

その後も1ラウンドを取り合って6-3としたところで、最後はTSMによるタイミングを合わせた一斉攻撃が成功。FaZeの防衛をパーフェクトラウンドで壊滅させ、7-3で堂々と「山荘」を制します。

第2マップの「ヴィラ」はFaZeがピックし、今回のインビテーショナルでも印象的な試合をしていたこのブラジルチームの本拠地とも言えるマップでしたが、やって来たTSMはいち早くグランドファイナルでEmpireと再戦したいとばかりに、FaZeのヴィラを7-1という大差で破壊してしまいます。最初のラウンドこそ順当に取れたFaZeでしたが、その後はTSMのChala選手の活躍などもあり、一方的に7ラウンドを連取されてしまいました。

2021年は非常に良好な成績を残したブラジル勢でしたが、FaZeが敗れたことで国内全チームの脱落が決定。チャンピオンの座は、ロシアのEmpireとアメリカのTSMが奪い合う形となりました。

アメリカとロシアの最終決戦

DAY10のアッパーブラケット決勝と同じ組み合わせであるTSM対Empireですが、今回はBO5、かつTSMはFaZeに完勝して自信をつけたうえで再戦に臨むことができています。

第1マップは、総合的なチーム力が求められる「クラブハウス」です。Empireのdan選手が立ち上がり不調でしたが、それでもグランドファイナルの序盤は拮抗し、5-5と動きません。そこからTSMが先にマッチポイントを獲得したものの、Empireもすぐに追いついて6-6と、第1マップからオーバータイムに突入します。

このグランドファイナルでは、どちらかが2ラウンド差をつけるまでオーバータイムが永遠に続くルールです。早くも超長期戦に突入かと注目が集まりましたが、ここはTSMのMerc選手の活躍もあって攻防ともにきっちり通し、8-6でまず「クラブハウス」での戦いを制します。

第2マップの「カフェ」では、TSMが攻撃、Empireは防衛からスタートします。

制限時間を使い切る繊細な試合展開が続く中、TSMはぎりぎりの戦いを取って今回は4-2とリードすると、防衛に回ってからもEmpireの身動きを不自由にする布陣でエリアの優位性をキープし続けます。その後はGeometrics選手によるぎりぎりのタイミングでの突撃も成功し、6-3と先にマッチポイントに到達します。

次のラウンドの冒頭ではEmpire側にミスが生じ、これを逃さなかったTSMが油断なくそのままラウンドを獲得。7-3と、TSMは「カフェ」での戦いも制し、優勝まで残り3マップのうち1マップを取るのみとなります。

インビテーショナル史上最長の戦いへ

しかしグランドファイナルはここからが本番でした。第3マップ「オレゴン」では、第3ラウンドでMerc選手がフリーキルを取りこぼして逆にキルを取られる痛恨のミスなどもあり、Empireがリードしたかに見えました。しかし第10ラウンドでは、同じくMerc選手がトリプルキルの活躍で失敗を帳消しにし、ラウンドスコア5-5に追いつくことに成功します。

Empireは地下防衛を成功させて先にマッチポイントを得るも、やはりここでもオーバータイムに突入します。第13ラウンドではEmpireのScytherが防衛でチームを救い、そのままTSMの地下防衛を崩してスコアは6-8。窮地のEmpireでしたが、どうにか「オレゴン」では勝利し、試合は第4マップの「ヴィラ」へと続きます。

北米のシージコミュニティでは、過去に似たような形でEmpireに「オレゴン」を取られ、そこから歴史的な逆転負けをしたトラウマがあるため、TSMを称える準備を始めていた人々らはにわかに顔色が変わっていきます。

「ヴィラ」で始まった次の戦いも、やはりグランドファイナルに相応しい四度目の拮抗となり、両チームともに集中を切らさず前半は3-3でおさまります。Empireは第11ラウンドの攻撃で防衛側の囲い込みに成功し、5-6で先にマッチポイントを獲得するも、今度はTSMのChala選手とBeaulo選手がしのぎ、この試合3回目のオーバータイムに突入します。

この辺りから、インビテーショナル・グランドファイナルとしては歴代最長の試合時間を記録し始めますが、試合はそのままオーバータイムへと突入。EmpireをTSMは追いかけ続け、Merc選手のClash(クラッシュ)を使った強固な守りで勝利し、ラウンドスコアは8-7。優勝まであと1ラウンドに迫ります。

第16ラウンドでは、Empireのdan選手がラウンド序盤で落とされてしまったことが痛打となりました。Empireの防衛陣はここでついに力尽き、最後はパーフェクトラウンドでTSMがポイントを獲得します。この瞬間、最終スコア9-7、マップスコア3-1でTSMの優勝が決まりました。

ストリーマー時代から北米シージのスターであるBeaulo選手をはじめ、Merc選手やAchieved選手といった、ガンスキルとシージIQを両立させた選手たちを擁するTSMは、Pojomanコーチらスタッフの支えのもと、2019年以来安定した成績を保ち続けていたチームです。

これまでの積み重ねが今年のシックスインビテーショナルで結実し、見事に2022年のチャンピオンとして戴冠。シージ競技シーンの歴史に新たな主人公としてその名を残すこととなりました。

配信ログ情報

日本語人キャスターによる実況・解説つきの「シックスインビテーショナル2022」配信ログは、 レインボーシックス シージ ESPORTSチャンネルで試聴できます。公式ツイートなどのログはハッシュタグ「#SixInvitational」で遡ってみてください。

  • キャスター
    • ふり〜だ( レインボーシックス シージ公式キャスター Twitter:@frieda0914
    • ともぞう ( レインボーシックス シージ公式キャスター Twitter:@tom85y
    • Okayama(シージeスポーツ・トーナメントディレクター Twitter:@TDokayama
    • Kemical( レインボーシックス シージ公式キャスター Twitter: @KemicaLr6s
    • CrazyPapiyoN (SCARZ所属ストリーマー Twitter:@CrazyPapiyooooN
    • ぴめん(UBISOFT公式コンテンツクリエイター Twitter:@pimenmenpimen

2021年度の競技シーンは本日をもって完結し、明日からは2022年シーズン・ステージ1に向けた準備がスタートします。

各地域のDAY1開催日やその後の日程については、今より数週間以内に発表される見通しです。

ゲーム内のアップデートについても、新オペレーターAzamiが登場する新シーズン「オペレーション・デーモンヴェイル」や、イヤー7全体のアップデート日程を記載したロードマップが公開されています。これらも確認しつつ、新たな対戦環境に向けて準備を進めておきましょう。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • alwaysは成長したし、scytherは相変わらずヘッドしか抜かないし、joystickもdanもエイムお化けだけじゃなくて戦術幅が広がった。shepherdはちゃんと座るようになった
    それでもTSMはもっと強かった

  • TSM優勝おめ
    日本の実況解説の人たちも長時間お疲れ様やね

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