PSG(パリ・サン=ジェルマン) Esportsは『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の競技シーンに参入し、3月から日本国内リーグ「RJL」に出場することを発表しました。EAA!!では早速PSGスタッフの方にインタビューを行い、驚きの登場となったRJL第10チームの意気込みについて、さまざまな話を聞かせていただきました。
「パリ・サン=ジェルマン」が日本のRJLに登場
フランス・パリを拠点とするプロサッカークラブ「パリ・サン=ジェルマン」のeスポーツ部門PSG Esports(以下、PSG)は日本時間3月17日、『レインボーシックス シージ』の競技シーンへ初参入すると同時に、日本の国内リーグRJLに10番目のチームとして電撃参戦することを発表しました。
EAA!!では早速、PSGのチーフゲーミングオフィサーであるYassine Jaadaさん(Twitter)に、今回のシージ界参入とRJLへの参戦について話を聞かせていただきました。
PSG Esports インタビュー
これまでPSG Esportsは『FIFA』や『Dota 2』、『リーグ・オブ・レジェンド』などの世界で活躍してきました。しかし『レインボーシックス シージ』は、PSGにとって初のFPSジャンルへの挑戦となります。
そんなPSGでチーフゲーミングオフィサーを務めるYassineさんは、PSGの選手たちが最高のパフォーマンスを引き出せる環境整備に協力しつつ、PSGのeスポーツ事業における短期から長期までの幅広い戦略を担当しています。
Yassineさんが言うには、PSGは「以前から日本のeスポーツに興味があり参入の準備を進めていた」そうです。中でもシージ界に興味があり、新型コロナウイルス感染症に関わる諸問題もあって時間はかかりましたが、X-MOMENTによる日本の国内リーグ「RJL(Rainbow Six Japan League)」の持つ、しっかりとした基盤に惹かれたそうです。
Yassine「(X-MOMENTやUbisoftとは)eスポーツに関してPSGの長期的なプランやマインドを共有できる、そう感じられた点が重要でした」
Yassine「他のeスポーツではなくシージを選んだ理由については、PSGもUbisoftも共に歴史あるフランス系の企業ということもあるのですが、シージ界は本当にしっかりとした基盤やエコシステムを持っているというのも主な理由です」
ロースターは「まだ秘密」
誰もが気になるであろう、PSG初となるシージチームのロースターや、選手たちとともに裏方で戦うコーチやアナリストなどのスタッフについても尋ねてみましたが、残念ながら「現時点では発表出来かねます(笑)」とのことで、インタビューの場で教えていただくことは叶いませんでした(なお公式サイトにはヒントがあるようです)。
しかしまだ明かされていないとはいえ、Yassineさんは「eスポーツチームとしてのPSGのこれまでのノウハウを活用し、日本の独特のメタを研究しながら、シージ部門の選手たちがベストを尽くせるようPSGとして取り組んで行く」と請け負ってくれました。
一方で、突然のPSG参入のニュースに国内のシージコミュニティは驚愕しているようです。「パリ・サンジェルマン」と言えばサッカーファンならもちろん知っている名前ですが、シージのチームとしては馴染みがありません。
競技シーン最初期からの長い歴史がある日本のシージコミュニティに、どのように溶け込んでいくのでしょうか。この点についての回答もいただきました。
Yassine「PSG Esportsは2016年10月に設立された、サッカーチームとしては初のプロeスポーツチームの1つで、『リーグ・オブ・レジェンド』、『FIFA』や『Dota 2』に参入し、さまざまな大会でタイトルを獲得してきました。シージファンの皆さんはびっくりされたかもしれませんが、私たちのeスポーツプロジェクトやその戦略についてフォローしていただければ、特別な地位を築くのに必要なのは時間だけだと思っています」
現時点では、その名前こそ世界的に知られつつも、シージ界ではまったくの未知の存在となっているPSGですが、3月26日より始まる国内リーグRJLの2022年シーズンで、伝統あるプロeスポーツチームの実力が見られるでしょう。
RJLの各試合はX-MOMENTのYouTubeチャンネルから配信されます。以前からのシージファンの皆さんも、最近新たにシージの競技シーンに興味を持ち始めたという方も、PSG Esportsが出場するRJL開幕の瞬間をお見逃しなく。
コメント
コメント一覧 (1件)
ロースターまじで気になる
maouくん来たら激アツ