『レインボーシックス シージ』の各国オペレーターはどの程度リアルなのか? 海外ユーザーが自国オペをじっくり評価

Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』には様々な国のオペレーターたちが登場し、それぞれ出身国をベースにした背景が用意されており、外見やガジェットもそれに合わせたデザインとなっています。
実際のところ、シージに登場する国の各国ユーザーから見ると、自国のオペレーターたちはどのくらいリアルに映っているのでしょうか。オペレーターと同じく様々な国のユーザーが集まるRedditにて、興味深い意見や評価が多数寄せられています。
R6S 「その国の人っぽい」オペレーターは?
「どのオペレーターが自分の国籍を最も良く表現してると思う? 外見、ガジェット、武器、セリフとかで」
イギリス人オペレーターのリアルさは?
- Sledge(スレッジ)
- Thatcher(サッチャー)
- Mute(ミュート)
- Smoke(スモーク)
- Clash(クラッシュ)
- 「このゲームのイギリス人オペレーターたちは全員、午後2時ごろにパブに行けば確実に見つかる」
- 「Clash以外はね。Clashは夜中ずっと、テレビの受信料を払ってない人たちを逮捕してるのさ」

- 「Sledgeのデザインはかなりリアル。制服にタータンチェックを着ているし、80年代からイギリス軍で使われているSA80(※ゲームではL85A2)を使える」

- 「最大の注目ポイントはブリーチングハンマーで、スコットランド的な武器には見えないけど、Sledgeはこれを“ケイバー”と呼んでる。スコットランドの陸上競技であるケイバー・トス(丸太投げ)にちなんでいるんだ。体力と自身の重量が求められるスポーツで、ハンマーを振り回すSledgeにぴったりだ」

- 「Thatcherなんてまさに、自分の流儀にこだわる気難しいベテランだな」

- 「おかしいな。彼のガジェット(EMPグレネード)はかなり未来的じゃん」
- 「EMPは実在するし長い間使われ続けてるよ。現実のEMPは少なくとも1つの家屋全体の電子機器を消すことができるんだ。通り全体とか町全体は無理かもだけど」
- 「Thatcherはデボン州(ビディフォード)出身らしいけど、北部っぽい英語を喋るよね」
- 「“F**kin’ laser sights”って」
- 「そうだね。イギリスの北部に住んでいて、定期的にデボンを訪れる人間としてはこれには腹が立つ。彼のアクセントって超北部英語で、南西部みたいな気まぐれさが全然ないんだ」
- 「Thatcherは実在の人物が元になってるから(リアルさでは)有利だよね*」
*ThatcherのモデルはSASのベテランとして知られたジョン・マッカリース氏。1980年の駐英イラン大使館占拠事件における突入作戦に参加した。『コール オブ デューティ』シリーズの主要キャラクターであるジョン・プライス大尉のモデルとも言われる。

フランス人オペレーターのリアルさは?
- Twitch(トゥイッチ)
- Rook(ルーク)
- Doc(ドク)
- Montagne(モンターニュ)
- Lion(ライオン)
- 「フランス人オペレーターたちは現実のGIGNエージェントを忠実に描いているよ(制服、役割、武器など)。Montagneなんて本当に忠実だ」
- 「GIGNのオペレーターたちはリボルバーを持ってる。これも極めて忠実だ。GIGNはいつもリボルバーに異様に執着してきたんだ」

- 「その通り(笑)。ただ最近はP226の方をよく使ってるみたいだ。誰もが最低でも2丁のハンドガンを持ってる。大抵その1つがリボルバーでもう1つがその銃だ」
- 「でも彼ら(の英語)って、フランス語アクセントじゃないぞ」
- 「Docのはかなり分かりやすいフランス語アクセントだ。MontagneとRookはアメリカ人っぽく聞こえる。Twitchも何かの訛りがあるけど、フランス語っぽいとは思わないな。一般的なヨーロッパ圏のアクセントで喋ろうとしている感じだ」
- 「GIGNって女性は介入部隊には入れないんじゃないの?」
- 「女性も入れるけど、どこの軍隊でも同じように男性よりは少ないし、テストをクリアしたら男と一緒に扱われるんだ」
- 「ほとんどの機関は女性も入れる。ただ身体訓練と、前線での任務に求められるテストをすべてクリアできる人はほとんどいない。もちろん機関のどの部門に所属するかにもよるけど。だからほとんどの女性は、前線と同じかそれ以上に重要な支援の仕事や、男性には効果的にできない情報収集に従事するんだ。たとえばアフガニスタンでは女性が男性に自由に話しかけられないからね」
アメリカ人オペレーターのリアルさは?
- Ash(アッシュ)
- Thermite(テルミット)
- Pulse(パルス)
- Castle(キャッスル)
- Blackbeard(ブラックビアード)
- Valkyrie(ヴァルキリー)
- Maverick(マーヴェリック)
- 「Thermiteだな。FBI!ドカーン!」
- 「ヒートチャージに、『ばかでかい穴が開くぞ!』ってセリフも、全部アメリカっぽい。完全にアメリカ人」
- 「アメリカ人は爆発が大好きだからな」
- 「Pulseは“アメリカの真面目な上級警官キャラクター”としては恐らく最高のデザインだ」

- 「Pulseがガジェットで他人のプライバシーを侵害しているのはつまり…」
- 「彼ってアメリカの警官やEMT(救急医療技術者)そっくりなんだよな」
- 「Maverickだよ。アメリカ人って感じがする」

カナダ人オペレーターのリアルさは?
- Buck(バック)
- Frost(フロスト)
- 「リアルなのはFrostだな」
- 「Frostはカナダ人のアウトドア志向な性格を体現してる。狩猟に罠、それと心の広さ。彼女のトラップは敵をキルせずに、味方にキルをあげるもんね」

- 「Frostはバンクーバー出身で、バンクーバーの半分くらいはアジア系なんだ。ソースは自分がバンクーバー出身だから」
- 「かつて1800年代にカナダの鉄道を建設した中国人の鉄道労働者(賃金奴隷)は、カナダが土地を奪ってから今に至るまで虐待してきた先住民と同じように、カナダ人らしいと思う」
- 「Buckも典型的なフランス系ケベック人だけどね」
- 「彼は(リロードするとき)“j’reload”みたいに言っているし、フランス語と英語が混ざっている」
- 「1800年代にフランスから分離したとき、ケベック州のフランス語がそうなったんだ。基本的にフランスのフランス語には単語のコンソーシアムがあるんだけど、ケベックの言葉は新しく作られた単語として取り入れられたんだよ」
ブラジル人オペレーターのリアルさは?
- Capitao(カピタオ)
- Caveira(カヴェイラ)
- 「ブラジル人として言わせてもらうと、Capitaoはいかにもその辺りを歩いてそうだよ」

- 「ブラジルのこういう(ミリタリーな)面を表現してくれるのは好きだな。ゲームで自分の国の軍隊を見るのは本当にユニークな体験だよ。ただ、2人ともリアルではないと思う。Caveiraはあまりにも奇抜で現実味がないし、Capitaoの髪も気になる。2人とも軍隊ではそんなに髪を伸ばせないと思うんだけど」

- 「言っとくけどCapitaoは軍人じゃないぞ。BOPEは警察のユニットだし*」
*BOPE=特殊警察作戦大隊。リオデジャネイロ州軍警察に所属し、公共秩序維持を担う
日本人オペレーターのリアルさは?
- Hibana(ヒバナ)
- Echo(エコー)
- Azami(アザミ)
- 「Azamiの持つ日本人らしさは非常に良いと思う。衣服は伝統的っぽいものだし、ガジェットもクナイだし、セリフもかなり合っているよ」
- 「Azamiは主人を守れなくて、誉れを取り戻そうとしているサムライみたいだね」
- 「ただ武器は違うな。彼女はロシア製のライフルとアメリカのデザートイーグルを使ってるし」
- 「デザートイーグルを生産しているのはイスラエルで、アメリカ人はハリウッドでしか使ってないぞ」
- 「彼女は無所属だし、武器も国より部隊に頼りがちなんだろう」
- 「(リアルなのは)Echoだな。だるそうな日本人で、ガジェットが好きで、面白くて嫌な性格をしている」

- 「HibanaはEchoほどには日本人っぽく感じないな」


イタリア人オペレーターのリアルさは?
- Alibi(アリバイ)
- Maestro(マエストロ)


- 「Maestroだな。セリフにはイタリア語が混じっていて面白いし、自分のLMGをAlda(アルダ)っていうイタリア人名で呼んでいる。制服もかなりリアルだ。唯一リアルじゃないのがガジェット(イービルアイ)で、あれはイタリアとは関係ないよ」
- 「ミートボールなんだろ」
- 「設定だと、彼のガジェットを作ったのはTwitchだ。彼がレインボーに入ったのは、自分の仕事をこなすのが超上手いからだ。その点ではKaid(カイド)も同じで、2人とも人を導くスペシャリストなんだ。だから両方とも現地守り用のガジェットを与えられているんだよ。あと『Kaid』はモロッコ・アラビア語だとそのまま『司令官』って訳せる。もう1つ付け加えると、イタリア人コンビって基本的にマリオブラザーズだよ。ヒゲがあって赤と緑のベレーをかぶってるし」
- 「元イタリア軍兵士でカラビニエリ(国家憲兵)だった身から言わせてもらうと、サブウェポンがPB92で、メインがPM12か、PMXか、ARX200だったか…あの辺はもっとリアルな選択肢があったと思う。あの迷彩柄も好きじゃない!うちのと似ているけど微妙に違う」
オーストラリア人オペレーターのリアルさは?
- Gridlock(グリッドロック)
- Mozzie(モジー)
- 「Mozzieはオージー的変人のエネルギーを体現してるぜ。特にインビテーショナルで着ていたユニフォーム。よく思い出せないけど金と緑のジャケット。あれはサッカー観戦を思わせる」
- 「忘れちゃいけない。彼のガジェットは蜘蛛なんだ(※オーストラリアではさまざまな種類の大きな蜘蛛と頻繁に遭遇するらしい)」
- 「彼のセリフは今まで聞いた中で最もオージーっぽい」
- 「彼のリロードアニメーションも忘れるな。Mozzieを購入した理由のすべてさ(※下記参照)」
おまけ:「その国の人」には見えないオペレーターたち
- 「うーん、Nokk(ヌック)は全然デンマーク人っぽくないぞ」

- 「Grim(グリム)はシンガポール人には見えないな。同じ地域だけどインドネシアっぽい」
- 「Osa(オサ)はワースト。あんなクロアチア人ほとんどいない(笑)」

R6Sオペレーターの再現度は総じて高い模様
さまざまな国のユーザーたちによる、自国のオペレーターの「その国の人っぽさ」についての意見を見ていくと、シージでは多くのオペレーターが、その国籍設定に相応しいデザインをしていることが分かりました。特に英語のアクセントの違いについては興味深く、普段は日本語音声でゲームをしているプレイヤーも、試しに英語音声にしてみることで、いつもとは違う発見が得られるかもしれません。
「最もその国の人っぽい」という点で言及が多かったのは、実在人物がモデルのThatcherと、突飛なキャラクターで人気のMozzieの2名でした。

「オーストラリアによくいる変な人そのもの」とまで言われているMozzieですが、オーストラリアには本当に彼のような人物がいるのか(そして本当にそこら中クモだらけなのか)、実際に確かめてみたいところです。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)

Source: Reddit
コメント
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日本はクオリティ低そう 逆にロシアは結構高そう
日本人の評価が翻訳口調なのおもしろ。
リージョンの半ズボンも笑ったけど、探すとその通りの写真出てくるんだよね。
AZAMIの見た目が中国人にしか見えない…笑
サッチャーが実質プライス大尉なのは知らんかった
エリート買おうかな
どう見たって馬鹿にしてるだろ
Year1のオペレーターはまだ服装もまともだったけど今はもうおかしい奴らばっかりだろ
マジでベガス2が一番良かった
シージに限らず英語圏のゲームは出身国の訛が使える人を採用する傾向にあるから、喋りは結構それっぽく感じること多い
初期オペは見た目が完全にお国柄でとるな
現実の特殊部隊の大体が似たりよったりな見た目してる中でも、後発組も差別化はできとる
最近出たSOLISも結構好きだな〜