本日2023年12月1日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 のニュースページにて「ディレクターの視点」を公開。2023年12月6日よりスタートする「シーズン8:コール・オブ・ザ・ハント」開幕時に予定されているアップデート内容を一部発表した。
一般的なアップデート
ヒーロー変更時のアルティメット・チャージ引継ぎ量減少
- ヒーローを変更した際に引き継がれるアルティメット・チャージ量を25%から15%に引き下げ
ヒーローの変更を円滑にする目的で2への移行に伴い導入された本仕様だが、その妥当な引継ぎ量は15%であると判断されシーズン8で変更される。この変更を通じて、引き継ぎ量の減少がヒーロー変更率に及ぼす影響の有無を確認したいと考えているとのこと。
このほか、シーズン9開幕時にはライバル・プレイの大幅な見直しにあわせて、ゲームの中核をなす一部要素にさらなる変更を加える予定があると記載されている。
ヒーローのバランス調整
今回の「ディレクターの視点」において、調整関連の内容で名前が挙げられたヒーローは以下の9名。
ヒーロー | 調整方針 |
---|---|
ロードホッグ | 調整なし |
ドゥームフィスト | バランス調整(強化寄り) |
ラマットラ | 強化 |
ウィンストン | 強化 |
ソンブラ | バランス調整(強化寄り) |
ソルジャー76 | 弱体化 |
トレーサー | 強化 |
ブリギッテ | 弱体化 |
バティスト | 弱体化 |
タンクヒーローのバランス調整
タンクヒーローからは、3名のヒーローが調整対象として紹介されている。一部弱体化点も見られるが、いずれのヒーローも総合的には強化と考えてよさそうだ。
筆者自身フレックスでインキューすることが多いが、マッチングされる試合の9割程度はタンクロールとしてであり、初代末期と同様にタンクが不人気な状態と考えられる。シーズン8では新たなタンクヒーローとして「マウガ」が登場するため、一時的にタンクでのインキューは増加すると思われるが今回の強化と合わせ、これが一過性のものとならないことを願いたい。
そんなシーズン8で登場する「マウガ」についても、先行プレイ時の性能から強化されての参戦が発表されている。
ロードホッグ(調整なし)
シーズン7でリワークが行われたロードホッグについては、現在も好調で勝率は54%程度で定着。現在もリワークされたロードホッグのアビリティについて、多くのフィードバックが寄せられているとのことだが、シーズン8の開幕時にはロードホッグに対し調整を行わないことが明言された。
勝率54%という数値はタンクヒーローの中でもトップ層に位置する値であるが、調整を行わない理由について「マウガは対ロードホッグともいえる要素を数多く持っている」としており、以降の調整はマウガの活躍次第になりそうだ。
ドゥームフィスト(バランス調整)
- “メテオ・ストライク”
- 飛翔中に75/秒の回復効果を追加
- 発動に必要なコストを増加
着地点付近にスロー効果とダメージを与え、“ロケット・パンチ”のエネルギーをチャージし、パッシブ能力による追加体力の獲得も狙える“メテオ・ストライク”。しかし、その優れた回避性能(入力時即発動)ゆえ、逃げアビリティとしての信頼性が高く、そちらを目的とした発動を行うシーンは少なくない。
そういった現状が「少々残念な光景」と評され、“メテオ・ストライク”の飛翔中に回復効果が追加される。これにより“メテオ・ストライク”は、副次的な用途である「下がって回復」と本来の用途「敵陣に降下して攻撃」を兼ねたものになる。
“メテオ・ストライク”に期待できる回復量と注意点
“メテオ・ストライク”のターゲット選択時間は、最長で4秒。実際に使用した際には、ターゲット選択開始までの時間と(ターゲット選択後の)落下時間が合計で2秒程度存在するため、最大で450前後(6秒分)の回復を行うことができる可能性が高い。
これは「ロールキュー」ドゥームフィストの最大体力量(パッシブなし)と同じ数値であり、飛翔中には現在もクールタイム消化2倍の効果があるため「体力ドット&アビリティなし」の状況から「体力全快&フルアビリティ+α」の状態で戦線復帰といった芸当も可能となる。
長時間飛翔を行う際の注意点として「戦線からタンクが長時間不在になる」「相手に受けの猶予を与えてしまう」という点が挙げられる。
また、同時にコスト増加の弱体化が行われる点にも注意が必要。攻撃手段に制限のあるドゥームフィスト故に、今までの感覚でギリギリ溜まると見込みダイブした結果、敵陣で棒立ちという事にならないように。
ラマットラ(強化)
- 一般
- ライフのうち100をアーマーに置き換え
- “ヴォイド・アクセラレーター”
- 投射物のサイズを拡大
- ダメージ量を増加
オムニック・フォーム(通常時)のラマットラは、タンクの役割である「相手の陣地を割き、味方の陣地を確保する」を全うできず、存在感のなさが目立っていたという評価。
この状況を改善すべく、オムニック・フォーム時の攻撃手段である“ヴォイド・アクセラレーター”がヒットしやすくなり、ヒット時の恩恵も大きくなる調整が行われる。
ライフの置き換えは、アーマーが持つダメージ軽減効果(-30%)に期待できる。また、当然“ネメシス・フォーム”中にも恩恵を受けることができるため、一時的とはいえ全タンク中最大量のアーマー(325アーマー)を保有できるようになる。
ウィンストン(強化)
- “テスラ・キャノン”
- 与えるダメージがアーマーのダメージ軽減効果を無視する仕様に
ウィンストンの評価については「他のタンクと比べると見劣りする点が見られます」とされている。その理由の1つとして“テスラ・キャノン”が挙げられており、今回調整が行われる。
現在の“テスラ・キャノン”は、シールド貫通やマルチヒットなど個性的な性質を持ってはいるものの、他タンクヒーローに比べダメージ出力の面で劣っていると言わざるを得ない状態にある。特に、多くのタンクヒーローが持つ「アーマー」はダメージ軽減効果を持つため、対面時は60/秒のダメージ出力が42/秒にまで低下してしまう。
これは通常体力を攻撃するモイラの“バイオティック・グラスプ”の50/秒を下回る数値。この火力で一般ヒーローの2~3倍近い体力を持つタンクヒーローと相対し撃ち合うとなれば不利は必至。ということで、その軽減効果を無視する仕様に変更され、対面時の差を若干埋めることが可能になる。
アーマーを持つヒーローはタンクヒーローがほとんどだが、バスティオンやトールビョーン、ブリギッテなどの一部例外も存在する。特にその3ヒーローは、ウィンストン自身や彼を軸としたダイブ構成に強いヒーローであるため、その恩恵は小さくないと言えるだろう。
コメント
コメント一覧 (9件)
OWLが終わってしまって、OW2は競技FPSとしては死んでしまった。
競技FPSとして死んだ以上は、カジュアルFPSの道を目指すしかない。
したがって、テキトーにバランス調整して、やれ弱いだの強いだのわいきゃいするのが正しい。
韓国アイドルとのコラボで売上上げたらしいけど、要するにOW2はそういうゲームになった。
つまり今の路線で問題ない。黄金時代にはなにをやっても(たとえ6vs6を復活させても)戻れない。
バティのリロード設定しらんかった。調整内容より重要な情報もろた
コロコロ変わり過ぎだろ…ウィップ70に戻してるしw馬鹿なんか?w
ソンブラはリワークお試しで使う人が増えただけで普通に弱いから強化も納得
トレーサーはOW1時代に戻るようなもんだし、OW2でもダメ6の時はあったから別に良い
トレーサーは1の頃から上位層では常にメタにいるっていうポジションのキャラ
そもそも現環境は野良フランカーが弱すぎる
ルセラ贔屓で弱体化されたキャスの強化まだ?????
ルセラ贔屓で弱体化されたキャスの強化まだ?????
相変わらずのクソンブラ贔屓。
ここまでくるといっそ清々しいな。
戦っててつまらない&使っててしょーもないからリワークしたはずなのに、全く意味ねーじゃん。
そんなだから新規が離れんだよ。
なんも考えず何も見ずに「トレーサー…強化…うーん、頭Blizzard!」っつってコメントしてる?
トレは強化と言うより不具合の兼合いで変更されてたものが元に戻されただけなんだが
タンク強化はまあわかるけど(黒豆は除く)
トレーサー強化って……過去からなにも学んで無いのな