オーバーウォッチ2：タンクヒーロー3名大幅強化、サポートヒーロー2名弱体化など、シーズン8での調整方針が公開

ダメージヒーロー

調整対象のダメージヒーローとして、今回名前が挙げられたのは「ソンブラ」「ソルジャー76」「トレーサー」の3名。ソンブラの調整については、シーズン7で実施されたリワークの追加調整となっている。

ソンブラ（バランス調整）

• “EMP”
  • 与えるダメージ量を残存ライフの30%から25%に減少
  • アビリティが使用できなくなる時間を1.5秒から3秒に延長

リワーク後のソンブラが置かれている状況については、リワーク前に比べ改善されていると評価。ランクによる差異はあるものの、基本的な勝率は45~48%で安定しているとのこと。しかし、ソンブラのアルティメット・アビリティ“EMP”については、未だ想定以下と判断されバランス調整が行われる。

ライフに対するパーセントダメージは、過去最低値の25%に弱体化される。一方、アビリティの使用禁止時間はこれまでの2倍に強化。アビリティ依存の回復も使用を禁止されるため、5%分のダメージ量減少は十分に賄えるはず。

初代からのプレイヤーであれば、長時間のアビリティ使用禁止がどれほど強力であるかはご存じのとおり。初代の5秒には及ばないものの、3秒間の持続となれば決定力や存在感は大きく増すだろう。

ソルジャー76（弱体化）

• “バイオティック・フィールド”
  • クールタイムを15秒から18秒に延長

長期間活躍が続き、シーズン7でも大活躍と評価されているのがソルジャー76。オールラウンダーで自己回復持ちである彼は、動きの幅と安定性がダメージヒーローの中でもトップクラスに高いヒーローと言える。

そのため、今回はその安定性の部分に影響を与えるべく弱体化を実施。“バイオティック・フィールド”は、味方ヒーローも回復できるため、今までの立ち回りによってはアルティメット・アビリティの回転率に影響を与える可能性も考えられる。

トレーサー（強化）

• “パルス・ピストル”
  • 1発あたりのダメージ量を5.5から6に増加

距離減衰や拡散率の不具合が発生したため、何度も調整が繰り返されていた“パルス・ピストル”。この度、晴れて不具合が解消されたという事で、ダメージ出力が元に戻されることに。

サポートヒーロー

シーズン7のミッドシーズアップデートで全体的に弱体化が行われたサポートロールだが、シーズン8開幕時には、さらにブリギッテとバティストに弱体化が行われる。

ブリギッテ（弱体化）

• “ウィップ・ショット”
  • ダメージを80から70に低下

以前のアップデートにより“ウィップ・ショット”が強化されたブリギッテは、サポートヒーローの中でも高いパフォーマンスを発揮するヒーローとなったようだ。確かにOverbuffの記録では直近1ヶ月の勝率がCS、PC共に全ランク帯でサポートロール1位となっている。

今回の弱体化は、プレイヤーからの「彼女を選ぶ必要性がかなり増してきている」という意見を受け、本来の立ち位置に戻すためと説明されている。

選出率については相変わらず低迷しているものの「適した環境で選出すれば高い勝率」という事は、一部ヒーローの選出率を著しく低下させているという事でもあるため、少し可哀そうだが早々の撤回調整となってしまった。

バティスト（弱体化）

• “バイオティック・ランチャー”（メイン射撃）
  • 1マガジンあたりの弾数を45発から36発に減少

バティストは、高い回復力や耐え性能に隠れた「攻撃性能」に注目され、マガジン縮小の弱体化が行われる。“バイオティック・ランチャー”のメイン射撃は3点バーストであるため、射撃回数で見ると15回から12回に減少することになる。

あくまでバティストはサポートヒーローであるため、12回射撃しきってリロードする場面はそれほど多くないと思われる。しかし、メインとサブのどちらか一方の弾がなくなるとリロードが行われ、リロード中はサブ射撃（回復弾）も発射できなくなるため、今よりも残弾に注意する必要が出てくるだろう。

そういった現象があまりにも気になるようであれば、オプションからリロード条件の変更を行うこともできる。このオプションを「OFF」にすると、一方の弾が切れても自動的にリロードされることはなくなり、両方の弾がなくなるまで自動的にリロードが行われなくなる（手動リロードは可能）。

Source: Overwatch