追記(2023年11月1日):記載漏れしていた「ゼニヤッタの調整内容(体力関連)」を追加。
本日2023年11月1日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 のアップデートを実施、15名のヒーローに対しバランス調整を行った。
調整内容は、予告されていたサポートーヒーロー全般とバスティオンの弱体化、シーズン7開幕時の調整に対するてこ入れが主となっている。
ヒーローのアップデート
開発者コメント:今回のバランス調整は、バスティオンのモード変更、キャスディのグレネード、その他サポート系アビリティの再使用までの時間を有意に延ばすことを主な目的としています。
D.Va(強化)
開発者コメント:〈マイクロ・ミサイル〉の弾速が上がり、中距離戦闘での安定性が向上しました。また〈フュージョン・キャノン〉射撃中の移動速度低下量が減り、移動する相手への対処能力が改善したので、敵チームにダイブした際のD.Vaの脅威度が上がることでしょう。
- “フュージョン・キャノン”
- 移動速度低下を40%から30%に減少
- “マイクロ・ミサイル”
- 弾速が40から50に増加
同じ吸収系アビリティ“キネティック・グラスプ”を持つシグマの活躍の陰に隠れていたD.Vaに強化が行われた。
中間距離でも有効な“マイクロ・ミサイル”や近距離で有効な“フュージョン・キャノン”が強化された事で往年のダイブ構成的な動きに磨きがかかるだろう。現環境ではリワークを受けたソンブラやゲンジなど、ダイブ向きのヒーローが強力なのも追い風。
ドゥームフィスト(弱体化)
開発者コメント:この変更により、相手側がドゥームフィストに壁に叩きつけられてスタンした際に、対応を取りやすくなります。
- “ロケット・パンチ”
- 壁叩きつけスタンの最小持続時間を0.25秒から0.15秒に短縮
- 壁叩きつけスタンの最大持続時間を0.75秒から0.6秒に短縮
シンプルにスタン時間短縮の弱体化。受け手側がアビリティを返す猶予が増え、“ハンド・キャノン”による追撃の難易度も上がる。
ドゥームフィストのスタン効果は、自身の奇襲能力の高さも相まって非常に強力。特に狙われやすいサポートヒーローの多くが、今回自衛力低下の弱体化(後述)を受けるため、この弱体化は妥当と言えるだろう。
ウィンストン(強化)
開発者コメント:サブ攻撃の射程が伸びたことで、遠くから攻撃を受けている場合の位置取りの幅が広がります。
- “テスラ・キャノン”
- サブ攻撃の射程を30メートルから40メートルに延長
気持ち程度の遠距離射撃であったが、射程が10m延長され使い勝手が良くなった。とはいえ中~遠距離戦をメインとした構成の場合、より良い選択肢がタンクには存在するので「対応の幅が広がった」の範疇を出ることはない。
バスティオン(弱体化)
- “強襲モード”
- クールダウンを10秒から12秒に延長
- 拡散範囲を10%拡大
予告通り“強襲モード”に弱体化が行われた。旧環境では複数回の弱体化を乗り越えトップクラスのダメージヒーローとして活躍し続けていたが、核の部分である「“強襲モード”の弱体化」「相性の良いサポートヒーローの弱体化」と、さらに高いハードルが用意された。
キャスディ(弱体化)
- “マグネティック・グレネード”
- クールダウンを10秒から12秒に延長
予告、開発コメントなしでの唐突な弱体化。“マグネティック・グレネード”が強力なアビリティであることは間違いないが、キャスディが環境で大暴れしているというわけでもないため意図を汲み取りにくい調整内容。
メイ(弱体化)
開発者コメント:最近行われた調整が原因で、メイは若干行き過ぎた性能になっていました。メイン攻撃のダメージ量に対しては、彼女のロールに沿ったものと判断し、これ以上手を加えず、代わりに主なストレス要因となっていた彼女のクラウドコントロール能力に、移動速度低下効果を調整することで対処しました。
- “凍結ブラスター”
- 移動速度低下効果を40%から30%に減少
シーズン開幕時に昨今の調整から大部分が撤回されたメイ。複数ヒット可能な100/秒ダメージという性能は「ダメージ」ヒーローの枠組みでは許容範囲と判断され、即時適用となったスロー効果の方が弱体化される。
ソンブラ(強化)
- “EMP”
- アルティメットのコストを10%減少
リワーク時に行われた調整「コスト15%増加」を緩和する内容。
シンメトラ(弱体化)
開発者コメント:サブ攻撃で遠距離から与えられるダメージの量が高くなったため、シンメトラで近距離戦闘を行う必要性は薄れています。そのため、合計ライフを200に戻しました。
- 一般
- シールドの基礎ライフが125から100に減少(合計200HP)
インファイトを目的にシンメトラを選出する場合は、基本的に“フォトン・プロジェクター”でバリアやシールドヘルスを削る事が狙いであることが多く、“フォトン・プロジェクター”はそれらに対しダメージを与えていると最大30/秒でシールドヘルスを回復できる。そのため、体力減少の影響は他ヒーローに比べて小さいものになりそうだ。
ウィドウメイカー(強化)
開発者コメント:バイザーを使えるようになるまでのチャージ時間が他のアルティメットのものと比べて長かったため、コストを低下させました。リワーク後のソンブラに対して非常に不利になっていましたが、今回の変更で対抗しやすくなります。
- “ウィドウズ・キス”
- 拡散範囲が最大に達するまでの腰だめ撃ちのショット数を3発から7発に増加
- “インフラサイト”
- アルティメットのコストを10%減少
「スコープを覗くため“ハック”に対するリアクションが遅れやすい」「基礎体力が175と低いため“ウイルス”の固定ダメージが強力」と、リワーク後のソンブラがカウンターとして機能しすぎていたウィドウメイカー。
“ウィドウズ・キス”は非スコープ時の集弾性が向上し、ソンブラの間合いでも応戦しやすくなる。“インフラサイト”は、ソンブラ以外のヒーローにも有効だが“ステルス”起動中のソンブラを視認できるため、こちらも対ソンブラ性能の向上に繋がるだろう。
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コメント
コメント一覧 (7件)
ナーフって実際痛いのはウィーバーの弾薬数減少くらいじゃん
CT明けごとに回すアビリティじゃないものが殆どで、イラリーだけ何も考えずに置くと足引っ張るヒーローになっただけ。
むしろ火力を下げられるのかと思ってたからブリもナーフ入るんじゃないかとビクビクしてたわ。
結果ノー調整でブリソロマスワイ高みの見物
まーもーどーでもいいじゃん
次シーズンはサポート使わなきゃいいだけっしょ
どうせその次では強化されることはわかりきってんだし
今回の調整に対して、タンクプレイヤーは前向きに、サポートプレイヤーは後ろ向きに捉えてる感じがするね
俺はタンク使ってるので正直ありがたい調整が多いな
もっとガッツリ回復量落とされたらどうしようと思ってたけど、そういう方向性の調整ではなかったわ
うかつにタンクに不和つけられなくなったのか…しんど。
サポート弱体化して何したい?
またこれで時間だったらもとに戻すとかアホなことするんでしょ?どうせ。
誰の何の声を聞いて弱体化しているのか知らないけど迷惑被るのはユーザーのほうなんですが??
今回の調整酷いなぁ…
イラリーは個人的に嬉しい
終わってます