Ubisoft(ユービーアイソフト)は『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』のラボテストサーバーを開放。以前より予告されていた、攻撃オペレーターの「盾」をリワークし、そのテストを行っている。他にもラボテストでは、SMG-11やAce(エース)などに弱体化がかかっている。
『R6S』テストサーバーで盾リワーク実験中
新年を迎えた『レインボーシックス シージ』では、予告されていた「盾リワーク」のラボテストサーバーが1月15日深夜にスタートした。
「盾リワーク」とは、攻撃オペレーターのBlitz(ブリッツ)、Montagne(モンターニュ)、Fuze(ヒューズ)のバリスティックシールドを対象とした変更で、実際にラボテストサーバーでは以下のような仕様変更が確認できている。
- シールドバッシュ(近接攻撃)のアニメーション変更。盾を傾けずに突き出し、頭部も露出しなくなる
- シールドバッシュは一撃負傷ではなく、Oryx(オリックス)らのような転倒エフェクトになる。1発25ダメージ(※確認中)
- シールドを構えたままバリケードに対面すると「突破」のプロンプトが出る。「突破」はバリケードを破壊できる。Fuzeのシールドには出ない
- ダッシュのアニメーション変更。盾を正面に構えたままダッシュができる
- 視点移動の新システム。盾を正面に向けたまま、射撃キーを長押しすると左右を確認できる
- 片手に盾を持ったまま、ピストルの腰だめ撃ちができなくなる
- 盾を撃たれると、画面左下UIのゲージが溜まり、スピードが低下する(抑圧メカニズムと呼ばれる)
コンセプトとしては、盾の理不尽な部分(腰だめ撃ちでたまたまヘッドショットが出てしまう。近接であっさり負傷させられてしまうなど)を削除。一方で、盾の弱い部分(走ったり殴ったりすると顔が出てしまう)を改善するためのリワークと思われる。
新たな抑制メカニズム
新仕様である「抑制メカニズム」にも注目。これは盾に銃撃を受けると徐々にスピードダウンし、画面もぼやけるというもの。特にBlitzは単独での押し込みも容易だったが、防衛側は盾を撃ち続けることで強引な突入を止めさせられる。あくまでチームメイトとともに前に進んで欲しいという意図だろう。
フィードバック募集中
とはいえ、今回の盾リワークはあくまでテスト段階である点に注意。ライブサーバーへの実装は、少なくともイヤー9以降になる。
ラボテストサーバーは、通常のテストサーバーよりも「テスト」の意味合いが強い。シージ公式サイトでも以下のように解説されている。
「ラボテストサーバーは、「シージ」のシーズンロードマップに新たに追加されたもので、まだ開発中の機能を試したり、開発の初期段階にあるものをプレビューしたりする機会を提供します。これらの機能はリリースまで数ヶ月、数シーズンかかることもあるでしょうし、ライブサーバーに適しているか判断する前にコミュニティで試してみたい実験的な機能の場合もあるでしょう」
テストサーバーはライブサーバーよりもマッチングしにくいものの、機会があれば盾リワークを試しにプレイしてみよう。開発側ではフィードバックも募集している。6問のうち記述式の回答は英語のみ受付と思われるが、選択式の回答だけ記入して送っても良いだろう。
- 1:リワーク後の盾オペレーターをどう思いますか?(選択式)
- 弱すぎる / バランスが取れている / 強すぎる
- 2:最新版の盾リワークは、自分の戦略やプレイスタイルに何らかの影響を与えるでしょうか? もしそうなら、具体的にご説明ください(記述式)
- 3:リワークされた盾オペレーターに対抗できる、必要なツールを自分が持っていると思いますか?(選択式)
- はい / いいえ
- 4:今のテストサーバーで体験できる盾リワーク後、自分は盾オペレーターをどのくらいピックすると思いますか?(選択式)
- 前よりもピックが増える / 前よりもピックが減る / 同じくらい / 盾オペレーターは使わない
- 5:盾オペレーターに対抗するための抑制メカニズムについてどう思いますか? このメカニズムには価値があるでしょうか? もしそうなら、自分で使いますか?(記述式)
- 6:盾リワークについて、他に共有したいフィードバックはありますか?(記述式)
Y8S4.2のバランスアップデート?
今回のラボテストでは、以下の変更も実施されている。
- SMG-11のダメージを35から32に減少
- G36Cの反動増加(参考)
- SPAS-15の反動調整
- AceのSELMAアクアブリーチャーが、起爆するまでの時間が長くなる(参考)
- 一部のアニメーションとサウンドエフェクトを消す
とはいえ、これらが決定済みの変更なのか、あくまでラボテストしているだけなのかは明記されていない。実装時期未定である「盾リワーク」と同時に行っているため、これらも実装時期未定という解釈もできる。
今は1月中旬で、恒例のミッドシーズン・バランスアップデート(Y8S4.2)が発表される時期。しかし、通常であればテストサーバーの前にデザイナーノートがリリースされるので、段取りが異なっている。
開発スタッフでプログラマーの1人は、「これはミッドシーズンパッチノートではない」と説明している。しかしこれは公式を代弁したものではない。最終的な答えはやはりシージ公式Xからの発表を待ちたい。
昨今は、防衛側にAzami(アザミ)やSolis(ソリス)、Fenrir(フェンリル)といった強力なオペレーターが配られている一方、便利なハードブリーチャーであるAceが弱体化されるのは痛い。
上記の変更がY8S4.2にすぐ反映されるのであれば、2月に始まる世界大会「シックスインビテーショナル2024」にも少なからず影響を与えそうだ。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: X, In-game
コメント
コメント一覧 (11件)
盾オペの小さい部分を撃たなければいけないストレスに対して、抑制システムは良い回答だと思う。
ただ現状だと効果が薄い。
フューズはクラスターチャージを盾から射出出来るようにしてみてほしい
盾全般の調整だから主にモンタブリッツ向けの調整なんだろうけど
返信機能使えるの管理者だけだろw
ほ〜かなり変わったなあ
盾として守る役割をこなすための仕組みになってる?気がするね
あと盾に撃つ利点が出たの凄い良い
このサイト返信ボタン機能してたんか…俺押しても反応無いんだけど、管理者は使えるって話なんけ?
おま環?
なんで防衛のアビが強いってうまい奴らからも指摘されてるのに下げないで攻撃側ばっか下げてるんだろう
今までの盾は武器なのか防具なのかハッキリしなかったけど、より明確に防具(と便利ツール)として設計されたんだね 面白そう
調整が上手い具合に成功したら、汎用品の盾が他オペにも配られたりするのかな
グリコが盾を持ったら当たり判定のない部分がハミ出して紛らわしそうw
記事のサムネ画像がクラッシュ&サーバーエラー改善のままなんですが、クラッシュ対策に進展あったのかと思っちゃいました。
ブリッツ辺りの画像にした方がいいんじゃないかなー?と思います。
ご指摘ありがとうございます。
意図しない画像になっていたため差し替えさせていただきました。
制圧だけ見直した方が良いかもしれん
野良で無理して味方と一緒になって練習中の初心者にFFして射線出るなとかの暴言浴びせる未来が見える
盾を同じ位置に構えたまま視点変更は好きなシステムです。実戦で有効に使えるかはわかりませんが。