ヴァロラント:自己蘇生を持つ新エージェント「クローヴ」発表、デス後もスモーク設置可能

ヴァロラント:新エージェント「クローヴ」発表、“デス後も”スモーク設置可能でアルティメットは自己蘇生
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Riot Games(ライアットゲームズ)は、無料タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』の世界大会VALORANT Champions Tour「VALORANT Masters Madrid」Day9にて、次に実装される新規コントローラーエージェント「クローヴ」を発表。クローヴが持つアビリティの紹介やショーマッチなどが行われた。

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ヴァロラント 新エージェント「クローヴ」

「クローヴ」ゲームプレイトレーラー

本日発表された新規コントローラーエージェント「クローヴ」のアビリティは「美しき死」がコンセプトとされている。そのため、ラウンドでデスした後も試合に干渉可能なアビリティを持つエージェントとなっている。

以下では、「VALORANT Masters Madrid」Day9のインタビューやショーマッチ、ニュースページの内容をまとめている(実装時点で変更される可能性あり)。

“ノット・デッド・イエット”(X)

ノット・デッド・イェットの使用方法:倒された後に「発動」すると復活する。復活後、一定時間内にキルを奪うかダメージアシストを行わなければ、クローヴはデスする。

クローヴを象徴するアルティメット“ノット・デッド・イエット”は「デス後数秒間のみ」発動可能なアビリティとなっている。

発動後復活したクローヴは数秒間レイナの“ディスミス”発動中と同じような状態になり、その状態が終わると12秒間デス前と同じようにアビリティの使用や攻撃が可能となる。その12秒間の間にキル、またはダメージでのアシストを達成すると復活の時間制限がなくなり完全復活を果たす。

そのためイメージとしては、後出し可能なフェニックスのアルティメット“ラン・イット・バック”が近いだろうか。アルティメット発動後は、敵に倒されなくても12秒以内にキル or ダメージアシストができなければ再びデスしてしまうが、発動タイミング次第では索敵や陽動として十分な活躍に期待できる。

アルティメットの発動に必要なポイントは、ショーマッチ時点で7ポイント。クローヴは、率先して戦いに加わりやすいエージェントであるため、他のコントローラーを大きく上回るアルティメット回転率も実現可能だろう。

“ルース”(E)

ルースの使用方法:構えるとマップを表示し、「発射」でクローヴの煙幕の発生地点を指定する。「オルト射撃」で位置を確定し、煙幕を発生させる。煙幕は指定した地点の視線を遮る。クローヴはデス後もこのアビリティーを使用できる。

“ルース”は、唯一とも言えるコントローラーらしいアビリティで、シンプルな球形のスモークを設置するアビリティ。

設置方法はブリムストーンの“スカイスモーク”と同じミニマップ見下ろし型で、設置されるスモークはオーメンの“ダークカヴァー”と同じ空洞タイプ。ストック可能なアビリティ数も“ダークカヴァー”と同じく2つで時間経過でリチャージされる仕様。

“ルース”の特筆すべき点としてデス後もこのアビリティーを使用できるというものが挙げられる。クローヴプレイヤーは、味方の視点(観戦視点)を借りることで対象エージェントの周囲にスモークをデス後も設置することが可能。

今回紹介された映像ではデス前に比べデス後はスモークを設置可能なエリアが狭くなっているように見える。味方の周辺限定という制限も相まってデス後、特定の位置にどうしてもスモークを設置したい場合は、付近まで味方に移動してもらう必要がある。

“メドル”(Q)

メドルの使用方法:不死のエッセンスの欠片を構え、「発射」で欠片を投げる。欠片は少ししてから爆発し、範囲内のすべての対象に一時的に「衰弱」効果を付与する。

“メドル”は投てきタイプのアビリティで、接地後一定時間の経過で球形の「衰弱」付与判定を発生させる。「衰弱」の強度は紹介シーンを見る限り、影響を受けた敵の体力(100)を10まで低下させていた。

非常に強力な「衰弱」効果を持つ反面、接地から効果発動までに若干のディレイがあり、これ自体でキルを取ることはできないため「即効性」や「確実性」に少々不安のあるアビリティとなっている。

しかし、先述したアルティメット“ノット・デッド・イエット”や次に紹介する“ピック・ミー・アップ”の有効活用にはクローヴ自身のキルやアシストが重要であるため、クローヴを使用するならこのアビリティを上手く扱う必要があるだろう。

“ピック・ミー・アップ”(C)

ピック・ミー・アップの使用方法:クローヴがキルまたは事前にダメージを与えていた、倒れた敵から生命力を吸収する。移動速度が増し、一時的な増加体力を得る。

“ピック・ミー・アップ”は、レイナの“デバウアー”と同じ条件で発動可能となる「回復+スピードブースト」獲得アビリティ。発動後一定時間(10秒前後)の間は、条件を満たす度に発動可能であり、その場合効果時間がリセットされる。

“デバウアー”と異なる点は、“デバウアー”が「失ったライフの回復+50オーバーヒール」を獲得するのに対し、“ピック・ミー・アップ”は「150 -(失ったライフ+50)のオーバーヒール」を獲得するという点。最終的な値はどちらも150となるが、オーバーヒールは時間経過で消滅する性質を持つため効果が切れるとクローヴは発動前の体力値に戻ってしまう。

残り体力85に対し65のオーバーヒール(合計150)

ただし、純粋な劣化版“デバウアー”というわけではなく「“デバウアー”よりも素早い回復」「エフェクトが小さい」「スピードブースト」など、優れた点も多い。また“ノット・デッド・イエット”での復活後は、体力が100の状態になるので、デス前に使用していなければここで使っても良いだろう。

「クローヴ」の実装時期は未発表

「クローヴ」エージェントトレーラー

今回、クローヴの実装時期について発表されていない。現行シーズンである「Episode 8 Act 2」が2024年3月6日に開幕したばかりであるため、早くても次のシーズン開幕時(4月末)以降になりそうだ。

クローヴは事前に発表されていた「前線に立てるコントローラー」の紹介通り、所持しているアビリティの多くが既存デュエリストのそれに近い性能となっている。また、仮にラウンド序盤でデスしても最低限コントローラーとしての役割をまっとうできる面白いエージェント。

一方で既存コントローラーの多くが所持している足止め系のアビリティを持たないため、戦闘面以外でのアシストは少々苦手か。また、デュエリスト的に運用する場合も純デュエリストのアイソ程ではないが、エイム依存度が高く使用するプレイヤーを選ぶだろう。

とはいえ、これまでにない良い意味で雑に使えるコントローラーであり、2コントローラーの形を取った場合も2デュエリスト・3デュエリストのような戦術を選択可能な点は魅力。これまでの構成とは大きく異なる試合作りに期待できるエージェントなのは間違いないと言える。

また、構成単位での連携が難しいソロやデュオでのプレイ時にも、比較的扱いやすいコントローラーだろう。

クローヴの魅力は特徴的なアビリティだけに限らず、エージェントの設定やコンセプトにも及んでいる。ニュースページでは、そんなクローヴの裏話や魅力が存分に語られているので、興味のある方はぜひ読んでみてほしい。

  • タイトル:VALORANT(ヴァロラント)
  • 発売日:2020年6月2日
  • 対象機種:PC(Riot Games
マイクロソフト
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Source:VALORANT, YouTube

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