Ubisoft(ユービーアイソフト)の『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』eスポーツ競技シーンでは、イギリス・マンチェスターを舞台に「BLAST R6 Major Manchester 2024(以下、マンチェスターメジャー)」が開幕。5月26日までの約10日に渡り、世界の20チームによる激闘が繰り広げられる。
日本時間16日から17日にかけては、8チームによる「フェーズ1」DAY1を実施。日本チームCAG OSAKAは初戦、東南アジアのBleedと対戦し、マップスコア0-2で敗北。トーナメントのルーザーズ(下位)ブラケットから勝ち抜けを目指す展開となった。
『R6S』マンチェスターメジャー開幕!
ついに開幕した春の世界大会マンチェスターメジャー。「フェーズ1」のフォーマットは短縮ダブルイリミネーション。上位4チームが「フェーズ2」に進出し、下位4チームがここで大会敗退となる。
全体構成としては、残りの12チームが「フェーズ2」から合流し、大会が本格化していく。日本チャンピオンKAWASAKI SCARZもフェーズ2から登場。しかし「フェーズ1」の時点でも、世界チャンピオン経験を持つチームG2 Esports、Spacestation Gaming、Team Liquidが名を連ねており、日本チームCAG OSAKAも世界トップレベルを相手に戦う。
マンチェスターメジャーの概要や全体日程はこちらの記事で紹介。
フェーズ1 DAY1結果
- Spacestation Gaming vs Team Cruelty:2-0
- CAG OSAKA vs Bleed Esports:0-2
- FearX vs Geekay Esports:0-2
- G2 Esports vs Team Liquid:1-2
北米代表Spacestationは中南米代表Crueltyに勝利。日本チームCAGは東南アジアのBleedに敗北。韓国チームFearXは中東北アフリカ代表Geekayに敗北。ヨーロッパ代表G2は、ブラジルのLiquidに1-2で敗れた。
注目が集まったのは、メジャー初日から起きたチャンピオン対決G2 Esports vs Team Liquid。第1マップの「クラブハウス」と第2マップ「銀行」では、互いに強みを見せ合ってマップスコア1-1に。
ディサイダーとなった「ナイトヘイヴン」でも、7-7とフルラウンドまでもつれる大接戦が見られた。
最終ラウンドでG2は、盾構成によるラッシュで勝負に出た。乱戦の中、Alemao選手とLagonis選手の1v1へ。盾を持つBlitz(ブリッツ)とC4を持つBandit(バンディット)による、一瞬ながらも高密度な駆け引きを経て、Lagonis選手のC4が決まり、Liquidがこの激闘を制した。
CAGは初戦落としルーザーズブラケットへ
CAGのメジャー初戦は東南アジア代表チームBleed。CAGは2023年のアトランタメジャーでBleedと対戦しており、このときはBO1を3-7で敗れている。しかし今回はBO3となる。
第1マップはCAGのピックした「高層ビル」。データ上の防衛有利マップであるため、攻撃スタートしたCAGは、Fenrir(フェンリル)など強力な防衛オペレーターに阻まれ、序盤から0-3と劣勢に。
一旦タイムアウトを取った後は、ShuReap選手のBlitzを活かして1ラウンド返す場面もあった。しかし第5ラウンドはパーフェクトラウンドで封じられるなどして、5-1の大差で攻防交代。
しかし防衛に回ってからは、逆にCAGが地の利を活かす。6-1とBleedにマッチポイントを取られてしまったが、CAGにも徐々にエンジンがかかる。Bleedのエントリーを大胆に阻みつつ6-3。ShuReap選手が1v2を制する活躍を見せ6-4。さらに第11ラウンドはパーフェクトラウンドで完封するなどして、6-7と逆転マッチポイント獲得に成功した。
オーバータイムでは互いに防衛で取り合い、7-7。フルラウンドに突入する展開に。6-1からの怒濤の追い上げを見せたCAGだったが、最後は「カラオケ」に直接圧力をかけるBleedの絡め手が機能し、最終スコア8-7。CAGは第1マップをBleedに差し出す結果となった。
第2マップはBleedピックの「ナイトヘイヴンラボ」。防衛スタートしたCAGは、Anitun選手が1v1の場面を冷静に耐えるなどして1-2とリードする。しかしBleedは東南アジア地域内での戦いでも、「ラボ」での強さを発揮していた。2連続のパーフェクトラウンドも挟みつつ、CAGに対し4-2でリードし攻防交代を果たす。
CAGは攻撃に回ってからもBleedを崩せず、5-2となったところでタイムアウト。ShuReap選手がMontagne(モンターニュ)でディフューザー設置を押し通した場面も、設置後の駆け引きで巧みに解除され、6-2と先にマッチポイントを取られる。
「高層ビル」では攻防交代後から苦戦したBleedだったが、ピックマップではしっかりと試合をまとめ、ラウンドスコア7-2。最終マップスコア2-0で、CAGに対し勝利をおさめた。
フェーズ1DAY2のマッチアップ
マンチェスターメジャーは引き続きフェーズ1DAY2へ。まずは日本時間5月11日午後9時より、DAY1で勝利した4チームによる対戦が行われ、勝利した2チームは先に「フェーズ2」への進出が決まる。
日をまたいで午前0時30分からは、ルーザーズブラケットの2試合を実施。ここで敗北すると、2日目にしてメジャー敗退となる。日本チームCAGは、中南米代表のメキシコチームTeam Crueltyと対戦する。1戦目は惜しくも敗れたCAGは、残りの2試合での全勝が必須。
マンチェスターメジャーは以下のチャンネルで配信中。大会中はシージ日本公式Xアカウントの通知をオンにして、最新情報をチェックしておこう。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: X, YouTube
コメント
コメント一覧 (6件)
774ニキはEAAのコメント欄に張り付くのに忙しくてTwitchなんて開けないから仕方ない
絶対試合見てないやろって言ってる人間がマップカウントと2マップ目のスコアしか見てないのオモロイな
1マップ目でCAG相手にあんなギリまで苦戦すると思ってなかったんやろ…ラボの方は完全に負けの雰囲気引きずってたCAGボコせたけど
どこがやねん絶対試合見てないやろ。
2MAPで終わったうえにその2MAP目のラボも7:2の大差で格付け完了でわからされてるやんけ。
しかも、Redditでは海外ニキ達からCAGのLowerブラケットのくじ運良すぎてこれでフェーズ2進めんかったらヤバいやろとかディスられまくってんのクソワロタ。
Liquid勝ったの超嬉しいわ
G2に勝てると思ってなかった
思ったよりBleedがイマイチだったなあ
もっとボコボコにするかと思ってたが