Sony Interactive Entertainmentは、日本時間9月11日午前0時から行われた「PS5 Technical Presentation(PS5 テクニカルプレゼンテーション)」にて、噂されていた「PlayStation 5 Pro」が正式に発表された。
PS5 Proの発売日は2024年11月7日で、予約の受け付開始は9月30日(月)午前10時。国内販売価格は119,980円(税込み)となっている。
PS5 Pro正式発表
これはSIEの技術主任のマーク・サーニー氏がPS5 Proの概要を解説する映像で、従来のPS5よりもフレームレートやグラフィックなど様々な面でパワーアップしていることが分かる。映像の構成はまずPS5 Proの発表であることを明かしたのち、新たに採用した技術などを披露。最後に、誰もが気になるデザインと発売日、価格を一挙に明かす粋な演出だ。
PS5 Proの特徴
- GPUのアップグレード:
- PS5 Proに搭載するGPUは、現行PS5のGPUと比較してコンピュートユニットの数が67%増加し、GPUメモリも28%の高速化。ゲームプレイ時のレンダリング速度が最大45%向上し、これまで以上にスムーズなプレイ体験が可能となった。
- 進化したレイトレーシング:
- 従来からさらに進化したレイトレーシング機能を追加。よりダイナミックな光の反射と屈折表現が可能となった。現行PS5比で2~3倍の速度で光線を投射することができる。
- AIによる解像感向上:
- PlayStation スペクトルスーパーレゾリューション(PSSR)を導入。本機能は機械学習ベースの技術を活用したAIによるアップスケーリングで、映像のディテールを大幅に追加することで、極めて鮮明なビジュアルを実現。
- ゲームブースト機能:
- 8,500以上のPS4ゲームをプレイすることができ、対応しているPS5/PS4ゲームのパフォーマンスが安定や向上する場合がある。これらのタイトルには「PS5 Pro Enhanced」が表記される。
- PS4ゲームの画像品質を向上させる設定を有効にすると、一部のPS4ゲームで強化された映像表現を楽しめる。
- 現時点の対応タイトル:『Alan Wake 2』『アサシン クリード シャドウズ』『Demon’s Souls』『ドラゴンズドグマ2』『FINAL FANTASY VII REBIRTH』『グランツーリスモ7』『ホグワーツ・レガシー』『Horizon Forbidden West』『Marvel’s Spider-Man 2』『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』『ザ クルー:モーターフェス』『THE FIRST DESCENDANT』『The Last of Us Part II Remastered』など
- Wi-Fi 7対応:
- 最新の無線通信技術であるWi-Fi 7に対応。
- VRR(可変リフレッシュレート)および8Kでのゲームプレイ対応。
- 既存ゲームもパワーアップ:
- すでにゲームクリエイターは最新技術の活用を進めており、多くのタイトルにおいて無償のソフトウェアアップデートを提供予定。
- PS5 Proはデジタル版のみ:
- Ultra HD Blu-rayディスクドライブの取り付けには対応。PS5 Pro用の本体カバー発売時に交換可能。
- PS5 Proのストレージ:
- SSD(2TB)
- PS5 Proの同梱物:
- DualSense ワイヤレスコントローラー、『ASTRO’s PLAYROOM』(プリインストール)
- PS5 Pro発売日:
- 日本での発売日は2024年11月7日
- PS5 Proの国内販売価格:
- 119,980円(税込み)
PS5 Pro ファーストインプレッション
シンプルにまとめると、グラフィックがよりきれいになって処理も高速化したPS5と言える。順当な進化ではあるが、小型化・軽量化などは行われていないようなのでここは少し残念に感じた。PS5のCPU「Zen 2」から進化した「Zen 4」になるとの予想もあったが、こちらは実現しなかったのかもしれない。もっと詳しい情報がほしいところ。
販売価格は約12万円だが北米では約700ドルなので、為替レートは155円換算(現時点では140円台)と厳し目の価格となっている。
先日値上げされたのノーマルPS5の価格は¥79,980。PS5 Proであっても10万円以下に抑えることもできただろうが、そうしなかったのは北米市場優先など何か理由があるのだろう。
コンソールゲーム機は「ソフトを売るために(入口の)ハードは極力安く」の戦略が長らく行われてきた気がするが、現在の日本ではそうではないようだ。12万円となってくると、ノーマルPS5でいいや派や、Xbox派(すでに売り切れまくりだが)、どうせならもうゲーミングPC派、となる人も増えそうだ。
ちなみに12万円台のゲーミングPCは、さすがにスペックが厳しすぎるのでおすすめしない。PS5 Proの方が満足行くゲームライフになるだろう。
PS5 Proの外観
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: PlayStation.blog
コメント
コメント一覧 (25件)
ドル円レート155円とか正気かよ
無印より40%~早いって謳ってるけどグラってリニアじゃないから60fpsが84fpsになるわけじゃないよな。もしそうだとしても4割に+5万は出せないわ。
こんなん売れるんかいな…。
高すぎんかw
PS5はいろいろあったからPRO待つのもいいかと思っていた時期があったけど結局7万で買ったのは庶民的に正解だったのか、12万はちょっとなぁ。
あまりこういうこと言いたくないんだけど…あの、さすがにもうこの値段ならPC買った方がいいと思う
ちょっとおかしいよこれ
ゲームしか遊べないものにこんな値段出せんわww
いろんなクリエイティブなことできるpcでいいわwww
しかも公式配信で『ps5の画質は悪くfpsも低い、proならこんなに画質もfpsも出せる!』ってps5買った人バカにするような公式ネガキャンするってやばいでしょ…
そこしか改善思いつかなったんだろうな
流石に円安キツすぎて草
確かにグラボも高騰してるから、もしハイエンドpc並みに出せるならコスパはいいんだろうが、40%アップとなるとそこまでは行かないような…
ps5は同レベルPCよりは遥かに動くのでそこを期待するぐらいか
ただ、10万越えを趣味に出す人間は30万〜50万の次のボーダーまではあまりそこまで躊躇しないのでPCが十分選択肢に入る
正直ターゲットを見誤ってる感が素人目には見えるし
4proぐらいの値上げが現実的にcsユーザーが受け入れる範囲じゃないかな
ただ、10万越えを趣味に出す人間は30万〜50万の次のボーダーまではあまりそこまで躊躇しないので
なんの根拠でこれ言ってんのコイツwまさか自分がそうだから世界中のみんなそうとか思ってる小学生並みの理屈じゃないよな?w
多分君の周りにいないんだろうね
狭い範囲のn数で申し訳ないけど、時計なりスポーツ用具なり小物の趣味に一括で10万以上出す人間ってそんなものじゃないかな
大体無理ないボーダー決めてコントロールしてる
あ、生活が苦しいなら仕方ないね
俺と一緒に頑張って節約しよう
流石に30~50万は躊躇するけど、5proの分かりにくい性能アップに12万出すならもうちょっと頑張ってお金貯めてゲーミングPCにした方が良いよな。
14万!?