『EXFIL(エクスフィル)』はMisultin Studiosが開発中の、PC Steam向け新作FPS。12月12日から早期アクセスがスタートする。
ゲームのコアはPvPの「脱出シューター」だ。プレイヤーがホストとなってサーバーを作成、他のプレイヤーを招いて対戦する形式をとる。天候や時間など、サーバーのカスタマイズ要素が幅広いだけでなく、使える銃器にも弾道や貫通性能がリアルに組み込まれている。サンドボックス型の、繰り返しプレイが楽しめるゲーム体験が特徴だ。
脱出FPS『EXFIL(エクスフィル)』12月12日早期アクセス開始
『EXFIL(エクスフィル)』は、リアリズムにフォーカスした究極の「タクティカル・サンドボックスFPS」。開発を手がけるのは、主に4人のスタッフからなるインディーズ系のMisultin Studiosだ。
以前から開発状況やテストの模様が公式YouTubeチャンネルなどで共有されていたが、新たにMicroProseがパブリッシャーとなり、12月12日の早期アクセス開始が発表された。
『EXFIL』のゲームのコアは、大規模マップを使っての「PvP 脱出型シューター」。1チームは最大8人のプレイヤーからなり、最大4チームで対戦を行う。
早期アクセスの時点ではマッチメイキングはなく、自分がホストとなってサーバーを立てるか、他人の立てたサーバーに参加する形式をとる。
サーバールールのカスタマイズ要素
ホストプレイヤーは、マップやゲームモードだけでなく、天候、時間、月など細かなルール・カスタマイズができる。ルールを調整することで、同じマップ、同じモードでも、サーバーによって異なる体験が得られるようになっている。
- カスタマイズ可能な要素(一例)
- 天候・時間・月
- ユニフォームの見えやすさの高/低
- タクティカル・ピンのオン/オフ
- ネームタグのオン/オフ
- 観戦者のフリールック
- プレイヤーを追跡する迫撃砲
- 現地の敵対勢力となるNPC
ゲームモード2種類
早期アクセスでプレイできるゲームモードは2種類ある。
- スタンダード・エクスフィル
- ローグ・エクスフィル
「スタンダード・エクスフィル」では、プレイヤーは携帯端末(PDA)に表示されたミニマップを頼りに、目標地点へと向かうことになる。墜落したヘリから重要な「情報」を回収したら、指定された脱出地点に向かう。
「ローグ・エクスフィル」では、1チームが最初から「情報」を持っている。他のチームはその強奪を目指す。
どちらのモードも勝利条件は同じ。「最後まで生き残った1チームになる」か、「情報を持って脱出に成功」することで勝者となる。
今後は非対称型PvPモードや、現地勢力が敵として出現するPvEモードも設定可能になる。また、開発中の「シナリオエディター機能」では、新しくチャレンジを作成したり、シナリオ全体を作成できるようになるという。
早期アクセスマップ6種
早期アクセスに登場するマップは6種。森、丘陵、基地などさまざまなバイオームが登場し、上述の通り、時間や天候の設定によって景観が変化する。つまり同じマップでも、昼と夜、雨、濃霧、砂嵐といったさまざまなバリエーションが楽しめる。
- North Woods(ノースウッズ)
- Port Lobos(ポート・ロボス)
- Camp Osprey(キャンプ・オスプレイ)
- Mologa District(モロガ・ディストリクト)
- Renegade Oil(リネゲード・オイル)
- Operation Anvil(オペレーション・アンヴィル)
ロードアウトと武器のリアリズム
ロードアウト編集画面では、メイン武器、サブ武器、ユーティリティ、グレネードを選択できる。紹介されている武器以外にも今後、スナイパーライフルやショットガン、サブマシンガン系の新武器、ギア、トラップが開発中。
このうち「ユーティリティ」としては、ラジコン操作できる先進的なドローン、古典的な爆弾つきトリップワイヤー、その他にもクレイモア、双眼鏡が登場。今後、他のユーティリティが追加される可能性もある。
武器のカスタマイズも可能だが、リアルを追求しているので、天候やルール設定によっては敵の視認性が悪くなる。そのためサイトやスコープの選択が重要になるケースも。
『EXFIL』のリアリズムは、景観だけでなく銃器の仕様にも徹底されている。各武器の弾道、弾速、減衰などは忠実に表現され、周辺環境だけでなく、アーマーに着弾した際のリアクションもリアルに。命中した対象の素材や厚みによって、貫通するのか、跳弾が起きるのか、異なるフィードバックが得られる。こうした要素も考慮しながら銃撃を行う必要がある。
日本語サポートも予定
その他の要素として、チーム内ボイスチャットだけでなく「近接ボイスチャット」機能も搭載。作戦中に雑談していると敵に気付かれるかもしれない。
さらに、「ラウンド情報トラッキング機能」では、対戦後ロビーでイベント履歴、リプレイのタイムライン、戦闘ログなどの各種情報を確認し、分析して次の戦闘に活かせる。
今後の予定としては、上述の通りPvEモードを含めたルール・カスタマイズ要素をさらに増加していく。日本語サポートも対応予定。脱出型シューターの新たな可能性を模索することに興味のある方は、12月12日からスタートする『EXFIL』のアーリーアクセスに参加してみてはいかがだろうか。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: X, Steam
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