本日2025年1月22日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 で、シーズン14「ハザード」のミッドシーズンアップデートを実施。最新ヒーロー「ハザード」を含む、計8ヒーローにバランス調整を行った。
OW2 ヒーローのアップデート
以下のバランス調整の内容は、通常のゲーム・モード(クイック・プレイやライバル・プレイ等)にのみ適用されるため、6v6エクスペリメントと「オーバーウォッチ: クラシック」には適用されない。
ラマットラ(強化)
- 一般
- 基礎アーマーが75から100に増加
同じインファイトを得意とするタンクヒーローであるハザードやドゥームフィストが活躍する環境が到来しているものの、イマイチ活躍できていないラマットラに比率増加ではない純粋なアーマー増加の強化調整が行われた。
基礎ライフの変更であるため“オムニック・フォーム”と“ネメシス・フォーム”の両フォームでこの恩恵を受けることができ、ノーダメージで“ネメシス・フォーム”に変形した場合は、うち400をアーマーで構成する合計体力800での殴り合いが可能に。
ウィンストン(バランス調整)
- “テスラ・キャノン”
- 弾薬数が100から120に増加
- サブ攻撃を最大までチャージしたときのダメージが50から60に増加
- “プライマル・レイジ”
- アルティメット・アビリティのコストが12%増加
環境全体のヒーローの体力が増加したことで、ダイブタンクとしての決定力が低下していたウィンストン。今回は継戦能力の向上が見込めるマガジンサイズ拡大の強化調整が行われている。
調整後はメイン射撃の連続使用時間が5秒から6秒に、サブ射撃はフルチャージで12発まで連射可能となる。また、サブ射撃の最大ダメージも増加されている(チャージ時間に関する記載はないため、チャージ効率も向上)。
アルティメット・アビリティのコスト増加については、与ダメージ性能の向上に伴うアルティメット・アビリティの回転率向上を防止する目的(調整方針としては強化)であると考えられる。
ハザード(弱体化)
- “バイオレント・リープ”
- クールダウンが5秒から6秒に延長
これまでの5秒というクールタイムは、同じような軌道で相手に飛び掛かるウィンストンの“ジャンプ・パック”と同じ数値。しかし、パッシブ・アビリティの“クライミング”という追加の機動力を持つことで、マッチ全体を通した機動力はウィンストンを大きく上回っていた。
加えて、自身への被ダメージを軽減できる“スパイク・ガード”も持ち合わせているため、リキャストまでの時間稼ぎが容易であり、雑に飛び込んでしまってもある程度の成果を挙げられる性能となっていた。
今回の弱体化と前回実施された“スパイク・ガード”の弱体化(最長持続時間とダメージ軽減率)が重なることで、より計画的なダイブが求められるようになるだろう。
エコー(強化)
- “フォーカス・ビーム”
- ライフが半分を超える相手への1秒あたりのダメージが50から75に増加
“フォーカス・ビーム”もウィンストンの“テスラ・キャノン”と同様、環境全体の体力によってパフォーマンスの低下が表れていたため今回の強化対象に。
“フォーカス・ビーム”は「相手の残りライフ(または耐久値)によってダメージが変動する」アビリティであり、今回強化されたのは残り体力50%以上の敵を対象にした場合のダメージ。体力が50%を下回る敵を対象にした際の与ダメージ性能は「175ダメージ/秒」で据え置きとなっている。
そのため今後も低体力の相手を倒し切るシーンでの使用がメインとなるが、50%以下に追い込む性能が向上しているので50%を少々上回る体力量の相手であっても決めきれる場面が増えるだろう(200族まではフルヘルスでもこのアビリティのみでのキルが可能に)。
トレーサー(強化)
- “パルス・ピストル”
- 弾の拡散率が15%減少
“パルス・ピストル”のダメージ低下の弱体化以降、ピック率や活躍が開発の予想を上回って低下していたトレーサー。今回の強化では低下したダメージ自体はそのままだが、集弾性が改善されたことで以前にくらべて中距離における与ダメージ性能の安定感が向上するだろう。
アナ(弱体化)
- バイオティック・グレネード
- 爆発ダメージと回復量が90から75に減少
トレーサーとは対照的に最近メインウエポンである“バイオティック・ライフフル”の強化を受け、試合への影響力を大きく伸ばしていたアナは、今回“バイオティック・グレネード”に弱体化。回復と与ダメージ両方のバースト性能が低下している。
弱体化後の性能は、昨年3月の強化前後の中間値であり、回復・与ダメージ共に“バイオティック・ライフル”と同じ値に。自己回復としての信頼性が低下しただけでなく、225族を対象とした“バイオティック・ライフル”×2 + “バイオティック・グレネード”でのキルが少しでも回復されると不可能になる。
イラリー(強化)
- “ソーラー・ライフル”
- サブ攻撃の最大エネルギー量が3秒分から3.5秒分に増加
“ヒーリング・パイロン”が使用できない場面では、回復力が大きく低下するというヒーローの個性を持つイラリー。しかし、いくら個性とはいえパイロンへの依存度が高すぎるという事で、今回サブ射撃によるヒールが最大0.5秒長く使用できるように強化された。
わずか0.5秒の増加だが“ソーラー・ライフル(サブ)”のヒール性能は、115回復/秒と非常に高いため57.5回復分の増加、全リソース消費時には約400の回復が可能となった(旧仕様では345回復)。
ただし、あくまで最大エネルギー量(ストック可能な量)の増加であり、リソース回復速度や毎秒回復量はそのままなので過信は禁物。
ジュノ(弱体化)
- “オービタル・レイ”
- 持続時間が10秒から8秒に減少
- ダメージ増幅が35%から30%に減少
ジュノは実装後何度も実施された弱体化によって、選出率は少し落ち着きを見せ始めていた。だが、効果的に運用された“オービタル・レイ”については「依然として強すぎる」という事で、今回“オービタル・レイ”に対して実装後3連続3度目となる弱体化が行われた。
これまで“オービタル・レイ”に行われてきた弱体化は、回復性能の低下とコストアップの2点。今回は、ついに持続時間の短縮が行われただけでなく、ダメージブーストの性能まで弱体化されてしまった。
持続時間のみであれば「高いダメージブースト性能によって8秒以内の決着」を、ダメージブーストのみであれば「持続時間の長さを活かした、微有利状態でのごり押し」を引き続き狙えたが、同時の弱体化という事でなかなかの影響が表れそうだ。
不具合の修正
- 一般
- ログアウトするとライバル・プレイの称号が時おり外れてしまう不具合を修正
- マップ
- CIRCUIT ROYAL
- スポーツカーの中にタレットを置けてしまう不具合を修正
- CIRCUIT ROYAL
- ヒーロー
- バスティオン
- (以前のアップデートで修正済み)アルティメットの着弾音とVFXが発生しない不具合を修正
- ハザード
- 〈ジャギー・ウォール〉の投射物が、〈クリオフリーズ〉、〈アイス・ウォール〉、〈ペタル・プラットフォーム〉などの、他のプレイヤーが生成したオブジェクトを突き抜けてしまう不具合を修正
- ソンブラ
- 〈ジャギー・ウォール〉と干渉した相手に対し、〈EMP〉が場合によってヒットしなくなる不具合を修正
- ゼニヤッタ
- エモート「レトロ・ヒーロー」を使用するとTポーズになってしまう不具合を修正
- バスティオン
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
Source: Overwatch
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