ゲーミングマウスを選ぶ際、注目すべき要素は「センサー性能、形状、スイッチ感、価格、バッテリー、利便性」に加え、「重さ」がある。軽いほど少ない力でマウスを動かせて、とっさの反応や切り返しがスムーズになる。とくにマウスを拾って位置をリセットする頻度の多いローセンシユーザーにとって、軽量化は大きな利点だ。
5年前は材料や耐久性といった製造コストの制約から、軽量マウスを扱うメーカーは限られていた。しかし構造設計の成熟により、今や市場には優れた軽量マウスがあふれている。当時を知る身としては感慨深い。
この記事では、デバイス好きのEAAスタッフが厳選した「39g以下の超軽量ゲーミングマウス」を5つ紹介する。軽量化にこだわり抜いたデザインが特徴で、理想の軽量マウスを探すゲーマーの参考になれば幸いだ。
超軽量ゲーミングマウスの選定基準
- 重量が39g以下であること
- 国内ECサイトで入手可能なもの
- 技適マークが確認できるもの
- 筆者が”突出した光る物”を感じたもの

執筆時点で販売中の最新モデルから厳選!どの製品もプロシーンに対応できる最新スペックを備えているぞ!
【迷ったらコレ】通常モデルと同じ形で軽量化!「Pulsar X2 CrazyLight」

Pulsarの「X2 CrazyLight」は、「シンプルだけど妥協なし」をコンセプトにした左右対称マウスの最新作。通常モデルの使い心地を維持しつつ、重量56g → 35gへと大幅に軽量化を実現した。

公式が投稿した最初の宣伝映像は衝撃的で、多くのゲーマーの期待を集めることに成功。5カラーバリエーションの中には独特な色の組み合わせもあり、個性を重視するニーズにも対応している。
筆者は過去にPulsar製品を使用した経験があり、ホイール不良時の迅速な交換対応から保証サポートに信頼を寄せている。シンプルで軽量、長く使えるマウスを求めるなら「Pulsar X2 CrazyLight」が最適だ。
製品名 | Pulsar X2 CrazyLight |
発売日 | 2025年1月 |
参考価格 | ¥16,390(税込) |
公式ページ & スペック表 | https://pulsargg.jp/products/x2-crazylight-gaming-mouse?variant=50098397905189 |
購入先 | Amazon.co.jp |
- Pulsar X2 CrazyLight の良い点:
- 水に浮かぶ35gの軽さ
- 通常モデルと変わらない使用感
- 5色展開(白・黒・ピンク・グリーン・グレー)
- クリック耐久1億回のPulsar Optical Switch
- 改良センサー「XS-1」搭載
- ポーリングレート8000Hz対応
- 2年保証
- Pulsar X2 CrazyLight の気になる点:
- 通常モデルより約2000円高価
- バッテリー容量が少ない

【超小型】希少な形状でつまみやすい「Darmoshark M5」

Darmosharkの「M5」は、フィンガーグリップ向けの超小型左右対称マウス。一般的なマウスより奥行きが短く、指先でつかむスタイルに適した希少なデザインが特徴。

付属のUSBレシーバーには液晶画面が搭載されており、マウス設定やバッテリー残量を一目で確認可能。1万円台でこの豪華な付属品は魅力的といえる。
指先の力だけで繊細なAIMを生み出すゲーマーにとって「Darmoshark M5」は、ドンピシャな形状になるかもしれない。
製品名 | Darmoshark M5 |
発売日 | 2024年12月 |
参考価格 | ¥12,980(税込) |
公式ページ & スペック表 | https://haruhidenrei.jp/project/modelm5-m-p-fish-head/ |
購入先 | Amazon.co.jp |
- Darmoshark M5 の良い点:
- つまみ持ちに最適な超小型デザイン
- 液晶画面付きUSBレシーバーで設定やバッテリー確認が可能
- ポーリングレート8000Hz対応(アップデート必須)
- 2色展開(白・黒)
- Darmoshark M5 の気になる点:
- 好き嫌いがはっきり分かれるデザイン
- かぶせ持ちには不向き

【1万円以下】実用的でコスパ抜群「Scyrox V8」

Scyroxの「V8」は、Lamzuのサブブランドとして実用的な性能を追求したマウス。手頃な価格ながら一生モノになりうるプロレベルのスペックを備えている。

耐久性に優れた「Omron Optical」と最新センサー「PAW3950」を搭載し、付属USBレシーバーは8000Hz対応。それでいて重量36g前後かつ1万円以下で入手可能なのは純粋にコスパお化け。
低価格ゲーミングマウスの常識を覆した「Scyrox V8」は、安くて高性能なモデルを求める人にぴったりの一台だ。
製品名 | Scyrox V8 |
発売日 | 2024年11月 |
参考価格 | ¥9,800(税込) |
公式ページ & スペック表 | https://scyrox.com/ja/products/scyrox-v8 |
購入先 | Amazon.co.jp |
- Scyrox V8 の良い点:
- 1万円以下で入手可能
- Lamzuのサブブランドによる高品質
- クリック耐久7000万回のオムロン製光学スイッチ
- ポーリングレート8000Hz対応
- 3色展開(白・黒・黄色)
- Webドライバー対応
- Scyrox V8 の気になる点:
- 背面のデザインがややチープ
【カワイイ】アルミ合金と猫ドングルがオシャレ「Beast X mini Pro」

WLMOUSEの「Beast X mini Pro」は、アルミニウム合金製の頑丈で軽量なマウス。Beast Xシリーズの小型版で、専用の猫型USBレシーバーはキュートで女性受けもバッチリ。

Pro版ではセンサーが「PAW3395」から「PAW3950 HS」にアップグレードされ、最大DPIが26,000 → 30,000、最大トラッキング速度が650 IPS → 750 IPSへ向上。より精確な追従性能が、使用者の実力を引き出してくれる。マウス性能と見た目を両方こだわりたい人は、「Beast X mini Pro」でオシャレに飾ろう。
製品名 | Beast X mini Pro |
発売日 | 2025年3月 |
参考価格 | ¥24,500(税込) |
公式ページ & スペック表 | https://www.wlmouse.com/products/mini-pro |
購入先 | Amazon.co.jp |
- Beast X mini Proの良い点:
- アルミニウム合金の特別感あるデザイン
- カワイイ猫型USBレシーバー
- 購入時に光学・物理スイッチから選択可能
- 最新センサー「PAW3950 HS」搭載
- ポーリングレート8000Hz対応
- 5色展開(白・ココア・オレンジ・ローズ・ライラック)
- Webドライバー対応
- Beast X mini Pro の気になる点:
- 穴あきデザインが苦手な人には不向き
- 金属製で最初は冷たい
- 価格が高め

【彫刻デザイン】センサー位置を変更できる「Pwnage Trinity CF」

Pwnageの「Trinity CF」は、カーボンファイバー複合材で設計された左右対称マウス。彫刻のような美しいデザインが特徴で、有線・無線ともに8000Hzのポーリングレートに対応する希少なモデルになる。

最大の特徴は、センサー位置を前後に調整できるギミック。AIM時のポインター軌道をカスタマイズでき、自分に最適な感覚を見つけられる。理想のAIMを追求するゲーマーなら、「Pwnage Trinity CF」を選べば間違いないはずだ。
製品名 | Pwnage Trinity CF |
発売日 | 2025年1月 |
参考価格 | ¥24,980(税込) |
公式ページ & スペック表 | https://pwnage.com/products/trinity?variant=43761209770175 |
購入先 | ふもっふのおみせ |
- Pwnage Trinity CFの良い点:
- カーボンファイバー複合材で軽量かつ丈夫
- 彫刻のような美しいデザイン
- 改良センサー「Pwnage Xero」搭載
- センサー位置を前後調整可能
- 有線・無線ともに8000Hz対応
- 4色展開(黒・プラチナ・ナチョ・サクラサムライ)
- Webドライバー対応
- Pwnage Trinity CF の気になる点:
- 入手先が限られている
- 穴あきデザインが苦手な人には不向き
- 価格が高め
超軽量ゲーミングマウス5選の比較
今回紹介した5つの超軽量ゲーミングマウス「Pulsar X2 CrazyLight」「Darmoshark M5」「Scyrox V8」「Beast X mini Pro」「Pwnage Trinity CF」を比較してみよう。特に”突出した光る物”があると感じたポイントは強調している。
- | Pulsar X2 CrazyLight | Darmoshark M5 | Scyrox V8 | Beast X mini Pro | Pwnage Trinity CF |
---|---|---|---|---|---|
寸法(縦、横、高さ、mm) | 115.6×61×36.6 | 91.71×57.47×35.75 | 118×63×38 | 116×58×35 | 118×60×39 |
材質 | プラスチック | プラスチック | プラスチック | マグネシウム合金 | カーボンファイバー複合材 |
重さ(g) | 35±2g | 38±2g | 36±3g | 34±2g | 37±2g |
スイッチ | Pulsar Optical Switch | Kailh White Blade Micro Motion | Omron Optical | TTC Nihilメカニカルスイッチ | Omron Optical |
センサー | XS-1 | PAW3395 | PAW3950 | PAW3950HS | Pwnage Xero |
最大ポーリングレート | ・無線8000Hz ・有線1000Hz | ・無線8000Hz(アップデート必須) ・有線1000Hz | ・無線8000Hz ・有線1000Hz | ・無線8000Hz ・有線1000Hz | ・有線&無線8000Hz |
バッテリー容量 | 200mAh | 300mAh | 250mAh | 220mAh | 記載なし |
専用アプリ | 有(アプリ) | 有(アプリ) | 有(WEB) | 有(WEB) | 有(WEB) |
保証 | 2年 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年 |
参考価格(税込) | ¥16,390 | ¥12,980 | ¥9,800 | ¥24,500 | ¥24,980 |
一言 | 安心のサポート体制 | フィンガーグリップ重視の希少な形状 | コスパ最強 | レシーバーはカワイイ猫 | センサー位置移動可能 |
紹介した5つのマウスはどのモデルもスペック抜群で、なおかつ39g以下の超軽量。軽くていいマウスはプレイヤーのパフォーマンスを最大限に引き出すことができ、長時間のゲームでも腕の疲れを感じさせないというメリットがある。
軽量マウスの構造設計に興味を持ったプレイヤーは、この機会に手に取って体験してみてほしい。2025年のゲーミングマウスも、どのような機能を備えるの楽しみだ。
Gaming Device Power Tune for FPS

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