オーバーウォッチ2 ：「パーク」を中心にヒーロー22名のバランス調整実施、トールビョーンはタレット自体が弱体化

03/19/2025

オーバーウォッチ2 S15 ミッドシーズンアップデート：「パーク」を中心に22ヒーローにバランス調整、トールビョーンはタレット自体が弱体化

URLをコピーしました！

本日2025年3月19日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2（オーバーウォッチ 2 ）』で、シーズン15「オナー・アンド・グローリー」のミッドシーズンアップデートを実施。今シーズンで新たに追加された要素「パーク」への変更を中心に、ヒーローのバランス調整が行われた。

CONTENTS

OW2 S15 ミッドシーズンアップデート

ジャンカー・クイーン（強化）

開発者コメント：敵へ積極的に攻撃を仕掛けた際、その相手に対してより長く傷を残せるよう、「深傷」の持続時間を延ばしました。

深傷（メジャー）
- 傷の持続時間のボーナスが0.25秒から0.5秒に延長

ラマットラ（強化）

開発者コメント：ラマットラのプレイヤーがコントロールできるエリアを広げると同時に、〈ヴォイド・バリア〉で得られるカバーをもっと効果的にするべく、新たな要素を「ロング・バリア」に加えました。

ロング・バリア（マイナー）
- “ヴォイド・バリア”のサイズが25%アップする効果を追加

通常の“ヴォイド・バリア”（左）と「ロング・バリア」選択時の“ヴォイド・バリア”（右）

攻撃力を強化するマイナー・パーク「ヴォイド・サージ」に比べ、選択率が悪いと発表されていた「ロング・バリア」に強化調整。ロング・バリアの既存効果「“ヴォイド・バリア”の持続時間が25%伸びる」も健在であるため、対の選択肢として悩めるレベルになるだろう。

注意点としてアビリティキー長押しで表示される設置位置のガイドは、ロング・バリアを選択していても非選択時と同じものが表示される。設置時は中心位置を指定するのでそこまで気にする必要はないが、無駄に耐久値を削られないように部分的にバリアを出したい場面などでは注意が必要。

ラインハルト（強化）

開発者コメント：ラインハルトの一部パークに、汎用性向上を目的とした改良を加えました。

クルセイダーの覚悟（マイナー）
- ライフ回復（パッシブ）の発動時間短縮のボーナスが50%から75%に増加
シールド・スラム（メジャー）
- クールダウンが8秒から6秒に短縮

ロードホッグ（強化）

オーバーウォッチ2：ロードホッグのリワーク内容が公開 / 新規アビリティは「ダメージ&スロー」を与えるトラップ / “スクラップ・ガン”と“テイク・ア・ブリーザー”に大幅変更

開発者コメント：投擲距離を変えると、「ホッグ・トス」の運用方法もそれに応じて変わってきます。そこで、投擲距離に関係なく〈ピッグペン〉がもっと効果的になるよう、このパークにダメージの増幅効果を追加することにしました。

ホッグ・トス（マイナー）
- 〈ピッグペン〉のダメージが25%アップする効果を追加

こちらもラマットラの「ロング・バリア」と同じく、対のパークと性能が釣り合っておらず選択率の悪かったパークを強化。調整方法としても同じように、既存効果に効果をプラスする形となっている。

25%のダメージアップは、起動時のダメージと持続ダメージの両方に適用される。起動時のダメージ上昇（60→75）の上昇は、“チェイン・フック”を始動とした一連の連係で“スクラップ・ガン”のダメージが下振れてしまった場合の保険になるだろう。

持続ダメージについては、起動時のダメージと合わせて最大238ダメージを望める性能に。225族以下はこのアビリティのみでデスする可能性があるため、エリア内から敵を排除する範囲攻撃としての運用も可能だろう。投てき距離の延長効果も健在なので、本アビリティ単体での運用も楽しめそうだ。

ウィンストン（強化）

マイナー・パークなので、相手の構成（設置型オブジェクトの数）にあわせて素早く選べるのが嬉しい

開発者コメント：「回路ショート」の、バリアやタレットといった特定の設置物に対する効果を高めました。

回路ショート（マイナー）
- 設置型オブジェクトに対するダメージ増加率が30%から50%増加

レッキング・ボール（強化）

開発者コメント：味方にシールドを与える重要性を高めるために、「転送効率アップ」の効果の1つを「転送コストの減少」に変更しました。

転送効率アップ（メジャー）
- 「味方に与える追加ライフが33%増える」効果を「追加ライフの転送コストが50%減る」効果に変更

「追加ライフを得た味方1人につき1.5秒クールダウンが短くなる」効果は据え置きで、味方へのライフ付与部分にバランス調整が実施されている。通常、味方にライフ付与を行う場合の変換効率は「消費量の1.5倍」となっており、具体的には最大で（1人につき）50の消費で75の追加ライフを付与できる。

この変換効率が旧性能（33%増）では「消費量の2倍」に相当するため、75の追加ライフを付与するために37.5の体力を消費していた。今回の調整は一見すると別物に変わったようにも見えるが、主にこの変換効率が「消費量の3倍」になった事を意味している。具体的には、自身の追加体力を25消費することで75のライフ付与が可能になる。

バスティオン（弱体化）

開発者コメント：ゲームプレイのバランスを調整し、ダメージ出力の低いヒーローとのフェアな交戦を実現するべく、「自己修復」にリソース・メーターを用意して、バスティオンの回復能力に一定の制限を設けました。

自己修復（メジャー）
- リソース式の回復方法を導入

キャスディ（強化）

開発者コメント：牽制能力を含む〈デッド・アイ〉のパフォーマンスを上げるために、「再戦の誓い」で還元されるアルティメット・チャージを増やしました。これをきっかけに、〈デッド・アイ〉の運用方法も変わってくるでしょう。

再戦の誓い（マイナー）
- アルティメット・チャージの還元率が30%から40%に増加

ゲンジ（強化）

開発者コメント：「剣舞」と「旋風剣」の汎用性はその活用機会が限られていることから、あまり高いと言えないため、これら2つのパークを強化することにしました。「無心」の回復能力も上げることで、他のヒーローのメジャー・パークと同等のメリットを、ゲンジのメジャー・パークでも確保しています。

剣舞（マイナー）
- 壁登り時の二段ジャンプもリセットするようになりました
無心（メジャー）
- 1秒あたりの回復量が25から35に増加
旋風剣（メジャー）
- 継続ダメージの発生条件（キル直後の〈風斬り〉ヒット）の受付時間が、6秒から10秒に延長
- 継続ダメージの持続時間が2秒から1秒に短縮

“風斬り”の使用で2段ジャンプが再使用可能になるマイナー・パーク「剣舞」は、リセット条件にパッシブの“壁登り”の使用が加わり、クールタイムに縛られず高頻度でのリセットが可能に。

“風斬り”によるリセットと“壁登り”によるリセットは、一度のジャンプ中に両方利用できるので「二段ジャンプ→風斬り→二段ジャンプ→壁登り→二段ジャンプ」といった動きも可能だ。

「無心」はシンプルに回復速度が向上し、最長展開時の回復量は50から70に増加する。

対の選択肢である「旋風剣」には2つの調整が実施されており、いずれも強化。1つ目は、持続ダメージを付与できる特殊“風斬り”を保持できる時間が4秒間延長。2つ目は継続ダメージの時間短縮だが、合計ダメージは据え置き（25）であるため、毎秒ダメージが12.5/秒から25/秒に増加したことになる。

メイ（強化）

開発者コメント：〈アイス・ウォール〉への悪影響を避ける目的で、「永久凍土」からクールダウン延長の効果を削除しました。

永久凍土（マイナー）
- 〈アイス・ウォール〉のクールダウン延長の効果を削除

ファラ（強化）

開発者コメント：「ヘリックス・シールド」選択時の、単独でのサバイバビリティを上げるべく、シールドに変換されるライフの量を増やしました。

ヘリックス・シールド（マイナー）
- シールドに変換されるライフの量が75から125に増加

リーパー（強化）

開発者コメント：一斉発射とメイン攻撃を交互に撃つ際にネックとなっていた「恐怖の引き金」のリカバリー時間を短くしました。

恐怖の引き金（メジャー）
- リカバリー時間が0.9秒から0.7秒に短縮

ソルジャー76（強化）

開発者コメント：「スティム・パック」の使用までにかかる時間を短くしました。より素早く使えるようになったので、射撃時間の大幅な変化を心配することなく、戦闘中にもパックを活用できることでしょう。

スティム・パック（メジャー）
- 発動までの時間が0.4秒から0.15秒に短縮
- スティム・パックの回復阻害を浄化できるようになりました

ソンブラ（強化）

開発者コメント：ゲームプレイ根本への影響をある程度抑えつつ、ソンブラのプレイヤーがパークのメリットを十分に享受できるよう、メジャー・パーク2つを強化しました。

スタック・オーバーフロー（メジャー）
- チャンネル距離のペナルティが30%から15%に減少
ホワイト・ハッカー（メジャー）
- 仕様を変更。今後、味方を〈ハック〉で回復する際に、ダメージで妨害されることはありません。

トールビョーン（弱体化）

開発者コメント：トールビョーンのタレットが、メジャー・パークのおかげで手ごわい存在になったので、〈タレット設置〉の基本的なパラメーターを下方修正しました。減少分の一部は、マイナー・パーク「クラフトマンシップ」に充てています。

タレット設置
- 基礎ライフが250から225に減少
- タレットのダメージが13から12に減少
クラフトマンシップ（マイナー）
- 設置したタレットの基礎ライフが25アップする効果を追加

“タレット設置”が強化されたシーズン14時点で「コンソールおよび低ランク帯で目立った存在となっているため要監視の状態」と言われていたが、パークの実装によりタレットがさらに強力なものになったため、今回アビリティである“タレット設置”自体に弱体化が実施されている。

タレットの火力低下だけでもかなりの痛手だが、トールビョーンを要監視状態に到達させた大きな要因である耐久値にも弱体化が行われているため、選出率の低下は避けられないだろう。

早期に獲得できるマイナー・パーク「クラフトマンシップ」を選択すれば今までと同じ耐久値に引き上げることが可能だが、もう一方の「充填完了」を諦める必要があり、他にアーマーを持つヒーローが味方にいなければ「クラフトマンシップ」がただタレットの耐久値を+25するパークになってしまう。また、マイナー・パークの獲得自体もタレットが弱くなったことでこれまでよりも時間を要する事になる。