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『レインボーシックス シージ』世界大会"RE:L0:AD 2025":日本チームCAG Osakaがベスト8進出決定! 優勝めざしてメインステージの戦いへ

『レインボーシックス シージ』世界大会REL0AD 2025:日本チームCAG Osakaがベスト8進出決定! 優勝めざしてメインステージの戦いへ
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Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』eスポーツ競技シーンでは、ブラジル・リオデジャネイロを舞台に世界大会「RE:L0:AD 2025」が開催中。日本時間5月15日時点で、グループステージの全日程を終えた。

日本からは、パートナーチームであるCAG OsakaとSCARZが出場。世界から全20チームが参加した中、CAGはグループステージを2位で終える快挙を成し遂げた。彼らは5月16日から始まるベスト8へと進出する。SCARZは19位で大会を去った。

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『R6S』世界大会で日本チームCAGがベスト8以上確定

日本のCAG Osakaが、グループステージを突破して大会ベスト8以上を確定させた。

4試合を行い結果は2勝2敗だったが、今大会で採用された「バレットシステム」を活用できたことが功を奏した。20チーム中2位という素晴らしい成績で、ブラジルのシージファンが待つメインステージへと向かう。

2018年から一貫してプロリーグで戦い続けてきたCAGだが、メンバーを変えつつの、長きにわたる努力が昨今は目に見えて報われている。2月に行われた世界大会「シックスインビテーショナル2025」ではベスト9-12の成績。Arcully選手が再加入した今季の新体制では、「RE:L0:AD 2025」でのベスト8入りを決めた。

『レインボーシックス シージ』世界大会REL0AD 2025:日本チームCAG Osakaがベスト8進出決定! 優勝めざしてメインステージの戦いへ
グループステージ最終成績(上位のみ)

今大会は「シックスメジャー」ではないとはいえ、優勝賞金7,500万円ものスケールを誇るシージ世界大会で、CAGがベスト8以上に進むのはチーム史上初のことだ。

「バレット」システム搭載の特殊フォーマットで勝負

1日の終わりに全チーム集合。次の対戦相手を指名する、お祭り色の強いフォーマット

「RE:L0:AD 2025」は、6月10日にリリースされる『レインボーシックス シージX』が初めて公式戦に登場する記念碑的大会でもある。賞金総額は約7,500万円だが、成績は世界ランキングに影響しない。それもあってか、グループステージでは「バレット」システムという特殊フォーマットが採用されており、実験的な側面もあると言える。

「バレット」システムについて簡単に説明すると、これは従来の大会のようにポイントを積み上げていくのではなく、各チームが意図的に、試合結果によるポイントの増減量をある程度コントロールできるというものだ。シージのみならず、世界のeスポーツ全体を俯瞰しても珍しいこのルールについて、詳しくは以下の記事で解説している。

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そんなお祭り色の強い「RE:L0:AD 2025」だが、大会スタート時のCAGは不運に見舞われていた。ブラジルへのフライト自体が日本からおよそ20時間かかる過酷なものだが、さらにAnitun選手をはじめ、一部のメンバーのキャリーケースが現地の空港に届かなかったのだ。

2日目でこの問題は解決したものの、行方不明になっていたキャリーケースには彼らの競技用デバイスも入っていたのが致命的。重要な初戦は、対戦相手である韓国チームFearXに大きなハンデを与える形となった。このときはFearXの仕上がりも良く、初戦のスコアは4-7。CAGはまず1敗、バレットポイント2で大会初日を終えた。

2日目から改めて大会に入り直したCAGは、今季から「アジア地域所属のブラジル人チーム」となったElevateを7-4で撃破。しかし3日目には、新体制に生まれ変わったヨーロッパチームBDSに2-7で破れ、ポイント4に戻ってしまう。

激闘のLiquid戦、不運を実力でカバーしたCAG

【世界大会】RE:L0:AD 2025 DAY4

大会4日目の相手は、現地ブラジルの名門どころの一つであるTeam Liquidに決まった。

誰が相手だろうと勝利が求められる中で、CAGはルール上の最大数である8発のリロードを宣言。さらに「拡張マガジンカード」を行使して、プラス6発とした。つまり「勝てば15ポイント獲得でベスト8入りがおそらく確定。負ければ敗退確定」という瀬戸際に、敢えて自らを追い込む勝負に出た(8ポイント+6ポイント+Liquidを敗退させた分の「エリミネーションカード」発動で+1ポイント、計15ポイント)。

勝利後のCAG(左からArcully、BlackRay、Anitun、DD(コーチ)、ShuReap、Chibisu)

「ナイトヘイヴンラボ」でのLiquidとの試合では、開始直後からトラブルが発生した。第1ラウンドのさ中、ShuReap選手がラペリング中にスタックする技術的不具合が。Liquidが勝利したラウンドだったが、試合全体を0-0からやり直すことになった。

結果から見ると、このとき消えた幻の1ポイントが重要だったのかもしれない。BANされなかったAnitun選手のMontagne(モンターニュ)の活躍もあり、CAGは3-3で攻防交代。そこから4-5とリードを許した後の第10ラウンドでは、2v4の状況からAnitun選手とChibisu選手がしのぎきり、ラウンドスコアを白熱の5-5とした。

さらに次のラウンドも制して6-5とし、逆転マッチポイントに到達したCAG。最後はAnitun選手の的確なニトロセルがLiquidのNesk選手を吹き飛ばし、7-5で勝利をおさめることに成功した。

大会序盤こそ不運に足を引っ張られたものの、4試合を通してしっかりとその実力見せつけたCAGは、16日から始まるベスト8の戦いへと向かう。

日本チームSCARZは4敗でブラジル去る

CAGとともに「RE:L0:AD 2025」に参加したもう一つの日本チームSCARZは、大会4日目で敗退が決まった。彼らも計4試合を行ったものの、残念ながら0勝のままブラジルを去ることになった。

  • vs Wildcard:1-7
  • vs FNATIC:0-7
  • vs Cloud9:7-8
  • vs Elevate:6-8

4試合中、前半2試合は完敗。Rec選手が1v1マッチを戦いチームを救う好場面や、後半2試合ではオーバータイムにもつれこむ接戦も見られたが、全体を通して勝ち切ることは叶わなかった。

今季のSCARZは大きなメンバー変更を行い、Nina選手、Taiyou選手、さらにBlueno4ronandesコーチがチームを離れた。代わりに、シージ部門が解散したCGLからTyopi選手と、さらにEclair氏がコーチとして加入。そして別のeスポーツタイトルで活動していたAyagator選手がシージ競技シーンに復帰した。

個人の技量は高いものの、チームとして機能するには時間が必要だったのかもしれない。昨今日本チャンピオンの玉座にい続けてきたSCARZだが、今年もその強さを維持できるのか。6月からスタートするAPAC Northリーグ戦で、もう少し見えてくるものがあるだろう。

「RE:L0:AD 2025」大会はベスト8によるメインステージへ

ベスト8の対戦日程(現地時間。日本時間は+12時間)

公式戦における『シージX』の登場や、「バレット」システムの採用など、かつてなく特殊な大会である「RE:L0:AD 2025」だが、週末にかけてまだまだ熱戦が続く。

ここからはリオのCarioca Arena 1に舞台が移り、ブラジルの大観衆の前でベスト8チームによるシングルイリミネーションが行われる。バレットシステムのない定番のフォーマットだ。試合はBO3。グランドファイナルのみBO5となる。

CAGの対戦相手は韓国チームFearXとなった。グループステージでも初日に対戦し、敗北している相手だが、今回はBO3であるため異なる試合展開が見られるだろう。野暮な話だが日本・韓国リーグであるAPAC Northチームのベスト4入りが事実上確定したことになっており、アジアのシージ界にとって励みとなる。

5月15日は中休みとなり、注目のCAG vs FearXは日本時間5月16日午後10時スタート。別件で5月18日には、ゲームとしての『シージX』の新情報も公開される予定だ。引き続き、晩春のリオでの激戦に注目していこう。

  • タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
  • 発売日:2015年12月10日
  • 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam
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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 勝負事だから熱くなる瞬間がある事も理解できるけど、負けた瞬間に原爆のGIF乗せたポストをXで投稿するのはライン越えだろ普通に考えて・・・。

    ブラジルチームはやっぱり野蛮人しかおらんわ、他のタイトルでもブラジル開催の時は自国のチームが負けた瞬間やラウンド取られた瞬間だけ静かになるし、国民性がゴミすぎる。
    見てる側としてもつまらないから全てのesportsタイトルでブラジル開催無くしてほしいわ。

  • 当日試合してみないと分からないことかとは思いますが、fearxに対して勝てそうですかね?

  • Liquidファンは取り消し1ラウンドで大分荒れとるけど、負けるわけ無いとたか括って10発賭けといて一進一退の試合した時点で、負けるべくして負けた感じするわ
    最後のラウンドとかオペピックの時点で自ら不利背負ってるし

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