エレクトロニック・アーツ(EA)の最新となる人気FPSシリーズ『Battlefield(バトルフィールド)』は、その中核をなす兵科システムに関する今後のビジョンを明らかにした。
プレイヤーが愛してきた伝統的な要素と、より柔軟なカスタマイズ性を融合させ、戦場での役割を明確にしつつ、プレイヤーの選択肢を広げることを目指す。この新しいアプローチは、近日中に「Battlefield Labs」にてテストが開始される予定。その詳細を見てみよう。
兵科デザインの核心:「カスタマイズ可能性」と「兵科の定義」

『Battlefield』シリーズの歴史において、兵科のゲームプレイメカニズムは常に進化と変化を遂げてきた。開発チームは、Battlefield Labsを通じて過去の兵科システムの優れた点を検証・改良し、将来に向けた一貫したビジョンを構築することを目指している。今回発表された兵科システムのデザイン哲学は、大きく分けて二つの柱で構成される。
1. カスタマイズ可能性:役割の境界を押し広げる自由

プレイヤーが選択した兵科の期待される役割から逸脱することなく、その役割遂行の幅を広げることを可能にするようだ。
- 武器のロードアウトの完全な自由化: 完全なカスタマイズが可能で、特定の兵科の強みを活かしたシグネチャー武器を選択することも、他の武器へ簡単に切り替えて分隊の状況に適応することも可能。
- 兵科ガジェットの選択: 各兵科とその役割に合わせ、2つのガジェットを戦場に持ち込むことができる。例えば斥候兵なら、出撃ビーコン、対人地雷、レーザー照準器などが用意される。
- トレーニングシステム: プレイ中にアンロック可能な複数の特性を提供し、役割遂行能力を向上させる。マッチに取り組むほど一律のボーナスが加算され、役割の効率が上がる仕組み。
- 最適化された投擲武器: 各兵科がその役割を効果的に果たせるよう、兵科ごとに最適な投擲武器が用意される。
2. 兵科の定義:「選んですぐに出撃できる」明快さと独自性

兵科ごとの独自性と、直感的にその役割を理解できるプレイ体験が強化される。
- シグネチャー武器: 各兵科には、その特徴と結びついたシグネチャー武器カテゴリーが存在し、戦場での役割が強化される。例えば、斥候兵がスナイパーライフルを使用すると息止め時間が延長される一方、突撃兵が同じ武器を使用してもこのボーナスは得られない。DMR、カービン、ショットガンは兵科に関わらず有効な選択肢であるが、シグネチャー武器のボーナスは受けることができない。
- シグネチャー特性: 各兵科にユニークなパッシブボーナスが付与され、戦場での役割を最適化する。例えば、斥候兵はエイムダウンサイト中に自動的に敵を発見できるようになり、この専門性を活かす武器の使用が推奨される。
- シグネチャーガジェット: 各兵科固有のユニークなガジェットであり、装備として選択するガジェットとは別に、常にその兵科の役割を果たすツールとして使用可能。
- デフォルトの武器パッケージ: 各兵科がすぐに戦闘に参加できるよう、アタッチメントや外観が事前に設定された組み合わせである。さらなる進行やパーソナライズのオプションも用意される。
次のステップとコミュニティへの参加呼びかけ
これらの新しい兵科システムとその各要素は、今後数週間以内に「Battlefield Labs(公式サイト)」でテストが開始される予定だ。参加者は実際にこれらの機能を体験し、フィードバックを提供することができる。
開発チームは、プレイセッション終了後にコミュニティアップデートで詳細を共有し、参加者からのフィードバックに基づく学びを公開するとしている。
「Battlefield」の未来を共に検証することに興味があるプレイヤーは、「Battlefield Labs」への登録しよう。詳細はFAQを確認し、Battlefield Discordでの議論への参加も呼びかけられている。ただし、「Battlefield Labs」はクローズドな環境であり、参加人数には限りがある。
伝統と革新の先に生まれる新BFへの期待
今回の「Battlefield」兵科システムに関する発表は、長年のファンにとって興味深い内容と言えるだろう。シリーズの根幹を成す兵科システムに、明確な形で「カスタマイズ性」と「新たな役割定義」という二つの軸を打ち出したことは、開発チームの強い意志の表れだろう。
武器ロードアウトの自由化やトレーニングシステムは、プレイヤーの創意工夫や熟練度を戦場で発揮できる余地を広げるものであり、プレイの深みを増すことに繋がりそうだ。
もちろん、これらのシステムが実際にどのように機能し、プレイヤーに受け入れられるかは、今後のBattlefield Labsでのテストと、そこから得られるフィードバックにかかっている。コミュニティの声を真摯に受け止め、細やかな調整を重ねていくことが、『バトルフィールド』ブランド復活の鍵となるだろう。
伝統的な『バトルフィールド』の良さを継承しつつ、現代のプレイヤーが求める柔軟性や奥深さをどのように融合させていくのか。新たな兵科システムが織りなす戦場が、どのような興奮とドラマ(シングルプレイヤー概要)を生み出してくれるのか、今後の展開から目が離せない!

Gaming Device Power Tune for FPS

Source: Pressrelease
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コメント
コメント一覧 (5件)
兵科で得意な武器があるって それ半分固定なのでは、、?
どの武器でも兵科ごとに何か伸びるくらい欲しいゾ
スーパーマンみたいな奴らが出てこなけりゃそれでいいよ
あと玩具みたいな色の武器スキンもいらない
雰囲気大事にしてよね
とりあえずスペシャリスト制は廃止してほしい…
クラス固定じゃない!!!ってredditで大荒れしてて草生える、BF2042で何を学んだんやdiceは
学べる頭あると思ってんの?