『Destiny 2』などで知られるBungieの最新タイトルとして注目を集め、もともと2025年9月24日のリリースを予定していた脱出系FPS最新作『Marathon(マラソン)』。6月に延期が発表され、その後の動向が注目されていた。
Bungieは12月16日に新たな動画「Vision of Marathon(ビジョン オブ マラソン)」を公開。現在の『マラソン』の状況やリリース時のコンテンツについて説明するとともに、新たなリリース予定が2026年3月であることを明らかにした。プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X|S、PCで、クロスセーブとクロスプレイにも対応している。
Bungieの『マラソン』2026年3月リリース決定
非公開のテストプレイこそ開催されていたものの、公式には半年ほど音沙汰がなかった『マラソン』が、ついに正式リリースに向けて動き出した。
4月にゲームプレイの模様が公開され、北米向けにアルファテストが行われたものの、SNSや公式Discordで得られた意見をもとにスタジオ内で議論。さらなる洗練に時間をかけるべく延期が発表された作品だ。

『マラソン』はどんなゲーム?

『マラソン』はPvPvE型のサバイバル・エクストラクションFPS。プレイヤーは「ランナー」と呼ばれるバイオサイバネティック傭兵として、謎と神秘に満ちた植民地「タウ・セティIV」を探索する。サブジャンルは「脱出系」で、生還すれば入手したアイテムを持ち帰られる一方、途中で倒れればすべてを失ってしまう。
ソロキューなど新機能

- アルファ版以降の新機能
- 近接チャット
- ソロキュー
- 試合途中参加用Runnerシェル「Rook」
3人1組でのプレイが前提の『マラソン』だが、正式版ではソロでのプレイも可能になった。
コミュニティから要望の多かった「近接チャット」機能も備わったので、マッチ中に出会った他のプレイヤーと即席のチームを組んだり、敵対的なランナーに制止を求めたりと、さまざまなロールプレイが楽しめるだろう。
リリース時の4マップ




- 世界観と設定
- ダークで重厚かつ現実的なSF世界をさらに強化
- プレイヤーは「ランナー」として、意識を異なる能力を持つシェルへ転送して戦う
- 4つのゾーン(マップ)の紹介
- 地表ゾーン:Perimeter、Dire Marsh、Outpost
- 宇宙船UESC Marathon船内:Cryo Archive(エンドゲームチャレンジ)
SF世界でありながら、どこかダークで謎めいた対戦マップも紹介されている。それぞれビジュアルが異なるだけでなく、天候システムなど、ゲームのギミック面でも個性がつけられている。

- ビジュアルと没入感の向上
- デスしたランナーは時間経過で腐敗する死体として残る
- 環境ストーリーテリングの深化
- 音響の役割強化
個性的なビジュアルは、ゲームシステムともうまく絡んでいる。デスしたランナーは死体がその場に残り、所持品を回収できるのだが、この死体には時間経過で腐敗していくギミックが備わっている。
つまり見つけた死体の状態によって、攻撃者がまだ近くにいるかどうかを判断でき、まだ新しい死体であれば探索の緊迫感が一気に高まるだろう。
進行要素とカスタマイズ

- 戦利品とカスタマイズ
- 武器と改造、400以上のMOD
- ランナーシェルのアーキタイプとプレイスタイルのカスタマイズ
- 派閥と進行要素
- 派閥からの依頼(例:MIDAがUESCドロップシップの破壊を要求)
- 派閥アップグレードツリーとシーズンごとの最終報酬
- 実績や物語発見を記録する「Codex」:進行により限定コスメやロアを解放

武器には400以上のカスタマイズMODがあり、自分のプレイスタイルに合わせた調整ができる。また「派閥」システムもプレイヤーカスタマイズの一部となっており、所属する派閥ごとに異なるアップグレードツリーを進められる。
派閥内のツリーの最後まで到達すると、最高等級である「ゴールド」クラスの、強力なパッシブ効果がついたアイテムにアクセスできるようになる。

アイテムには、戦闘に関わる要素の他にも、迷彩、チャーム、ステッカー、エンブレム、プロフィール背景、タイトルなど、豊富な収集・カスタマイズが用意されている。
全体としては競技性を重視したゲームプレイになっており、課金によって有利に立てるような要素は排除されているという。
価格は6,000円ほど?

『マラソン』の価格は39.99米国ドル。日本版の価格については記事執筆時点で記載がないが、単純計算で約6,200円が見込まれる。
買い切り型タイトルだが、シーズンごとに無料のアップデートを実施予定。新マップやイベント、ランナーシェルなどの追加コンテンツが提供されるという。シーズン1では宇宙船UESC Marathonの「Cryo Archive」を探索できる。
今回の動画は、『マラソン』の暗く重厚なSF世界観と、サバイバルFPSとしての独自性をさらにアピールする内容だ。この半年でBungieがいかにプレイヤーの声を反映してきたかが見て取れ、2026年3月の正式リリースに向けて期待が高まる。
シーズンコンテンツやロードマップ、日程の詳細については、発売が近づいた段階で改めて共有されるとのこと。ウィッシュリストに登録して続報を楽しみに待とう。
- 『Marathon』ストアページ

Source: Marathon Official







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