Treyarchは『Call of Duty: Black Ops 7(コール オブ デューティ ブラックオプス7)』シーズン4で、新マルチプレイヤーモード「Black Ops Classic(ブラックオプス クラシック)」を実装した。『BO6』から続くオムニムーブメントやウォールジャンプ、スライディングを排し、『BO2』時代の地に足の着いたプレイ感を狙ったモードだ。
配信は日本時間2026年6月5日より始まっている。シリーズおなじみのコアモードと、定番の“スローバックマップ(懐かしのマップ)”でプレイできる。
- 3行まとめ
- シーズン4で新モード「ブラックオプス クラシック」が登場。オムニムーブメント・ウォールジャンプ・スライディングを廃止し、簡略化された移動とロードアウトで原点回帰を図る
- 開発のデザインディレクターMatt Scronce(マット・スクロンス)氏は「可能な限りクラシックな移動セット(『BO2』を目標に)へ近づけた」とコメント
- 対応ルールはチームデスマッチ、ドミネーション、ハードポイント、確保したキルの4種。スコアストリークやパークなどには制限がかかる
ブラックオプス クラシックが廃したオムニムーブメント、狙うは古き良きCoD
オムニムーブメントは『BO6』で初めて導入され、スプリント・ダイブ・スライディング・伏せを前方だけでなく全方向に行えるようにしたシステムだ。『BO7』ではこれがさらに進化し、新たに「ウォールジャンプ」が追加された。スピーディーな攻防を生む一方で、「操作が難しい」「レガシーな移動より手触りが悪い」と感じるプレイヤーも一定数おり、賛否が分かれていた。
そこでTreyarchが投入したのが「ブラックオプス クラシック」だ。公式パッチノートでは、同モードを「クラシックなBlack Opsのゲームプレイに着想を得た新たな原点回帰モード」と位置づけ、簡略化された移動と合理化されたロードアウトで、戦術的なポジショニングとマルチプレイヤーの基礎に集中できると説明している。
移動システムについて、TreyarchのデザインディレクターMatt Scronce(マット・スクロンス)氏はX上で次のように補足している。
「可能な限りクラシックな移動セット(『BO2』を目標に)へ近づけたかったんです。そのため『ブラックオプス クラシック』では、オムニムーブメント、ウォールジャンプ、スライディングを制限し、いくつか追加の制限も加えています」
— Matt Scronce(マット・スクロンス)氏(Treyarch / デザインディレクター)
さらに同氏は、全方向スプリント(オムニ方向スプリント)を残すかどうか何度も議論とプレイテストを重ねたものの、最終的にはクラシックなBlack Opsの移動の精神を貫くことにしたと説明している。タクティカルスプリントも無効化され、通常スプリントのみとなる。徹底して『BO2』当時の感覚へ寄せにいった格好だ。
ブラックオプス クラシックの概要

- 配信開始:日本時間2026年6月5日(シーズン4アップデートの一部)
- 移動:オムニムーブメント・ウォールジャンプ・スライディング・タクティカルスプリントを廃止。スプリントにスタミナ制限有
- 対応ルール:チームデスマッチ、ドミネーション、ハードポイント、確保したキル
- 制限:オーバークロックアビリティ不可、パークのコンバットスペシャリティボーナスなし。スコアストリーク/パーク/リーサル/タクティカル/ワイルドカード/近接武器/フィールドアップグレードは絞り込み(タクティカル装備「Stim Shot」も使用不可)
ブラックオプス クラシックで制限される要素:スコアストリークやパークも絞り込み

「ブラックオプス クラシック」では、移動だけでなくロードアウト周りにも制限がかかる。制限内容は以下のとおりだ。
- オーバークロックアビリティ:使用不可
- パークのコンバットスペシャリティボーナス:適用なし
- 絞り込み(一部のみ選択可):スコアストリーク、パーク、リーサル、タクティカル、ワイルドカード、近接武器、フィールドアップグレード
タクティカル装備が絞り込み対象に入っているため、被弾中に即座に回復できるタクティカル装備「Stim Shot(スティムショット)」も使えなくなる。戦闘中のリセット回復が封じられることで、撃ち合いの読み合いがよりシビアになる。
つまり装備の自由度をあえて削り、武器の腕とポジショニングで勝負させる設計だ。近年のCoDで肥大化していた装備や移動の選択肢を意図的に間引くことで、シンプルな撃ち合いの楽しさに立ち返らせる狙いがうかがえる。
ブラックオプス クラシックの対応ルールと懐かしのマップ
「ブラックオプス クラシック」がプレイ可能なルールは、シリーズおなじみのコアモード4種。複数のルールが入れ替わるモッシュピット形式で提供される。
- チームデスマッチ
- ドミネーション
- ハードポイント(Hardpoint)
- 確保したキル(Kill Confirmed)
対戦の舞台はFiring Range、Raid、Nuketown、Summitといった往年の名マップを含むスローバックマップだ。『BO7』には『BO2』由来のマップがリマスター収録されており、こうしたクラシックマップで、オムニムーブメント無しの撃ち合いが楽しめる。シーズン4ではこのほか、『BO2』初出のVertigo(バーティゴ)が日本を舞台にした新設定でフルリマスター復活する点も見逃せない。

海外コミュニティの反応
配信直後の海外メディアやSNSでは、おおむね好意的な反応が目立っている。代表的な声を意訳でまとめた。
- やっと求めていたものが来た!
- 試合展開が読みやすく、運任せに感じる交戦がなくて良い
- 期間限定ではなく常設モードにしてほしい
- 『BO1』『BO2』当時を思い出す
- スティムが使えないことで、撃ち合いの読み合いが引き締まるね
- 角待ちSG楽しすぎる
- 現代CoDの全方向移動に慣れた身体には逆に違和感が…
- 次回作『Modern Warfare 4』はオムニ無いから“慣らし”として歓迎
『CoD:BO7』ゲーム基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配信日時 | 2026年6月5日 午前1:00(日本時間)/ 6月4日 9:00 AM PT |
| 対応機種 | PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Xbox One / PC(Battle.net / Steam / Xbox PC) |
| 価格 | 無料アップデート(BO7本編の既存プレイヤー向け) |
オムニムーブメントはスキルの天井を引き上げた一方で、「ついていけない」「撃ち合いが理不尽」という声も根強かった。「ブラックオプス クラシック」は、そうした層への開発からの明確な回答と言える。エイムとポジショニングで殴り合いたい層には、素直に刺さりそうだ。
ただし登場は『BO7』ローンチから約8か月後、そしてオムニムーブメントを搭載しないとされる次回作『Modern Warfare 4』(10月発売とされる)の約4か月前というタイミングでもある。早期に離れたプレイヤーには遅すぎたという見方もできるだろう。あなたはオムニムーブメント派だろうか、それとも『BO2』感覚に帰りたいクラシック派だろうか。

FPS POWER TUNE
GoogleニュースでEAAをフォロー
Source: Call of Duty / X



コメント