敵兵士やゾンビの頭を吹き飛ばすのは、脳に良いかもしれない。
ペースの速いアクションビデオゲームはプレイヤーの学習能力を向上させる、という研究結果をニューヨーク・ロチェスター大学の脳と認知科学教授Daphne Bavelier氏が発表、ゲームとサイエンス界隈で話題となっています。
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ヘッドショットで学力アップ
この研究の資金は、米海軍研究局、スイス国立財団、ヒューマン·フロンティア·サイエンス·プログラム、国立眼学研究所より供給されており、非常に真面目な研究であることが伺われます。
- Activisionの『Call of Duty』プレイヤーは、非プレイヤーよりも記憶力や集中力、マルチタスク能力などが勝る。
- 非ゲーマーでも、2ヶ月間、週5日ペースで毎日2時間ほど『Call of Duty』のようなゲームをプレイすると同様の結果が見られた。
- これらの恩恵は一年間継続した。
- ペースの速いFPSやTPSで、より良い結果が得られた。
- ビデオゲームをプレイする事で学習パフォーマンスの改善が見られたが、全てのゲームが該当するわけではない。
- EAの非アクションゲーム『The Sim 2』ではこれらの恩恵は享受できなかった。
- FPSゲームが特に学習能力の向上に貢献するのではないか。
- この研究で恐らく教育の改善や、脳卒中・他の脳損傷を持つ人々を助けることができる。
- ティーンエイジャーはこの研究結果を勉強しない言い訳に使ってはいけない。
- ティーンエイジャーが長時間プレイすると、学習能力が向上しても他の部分で脳に悪影響を及ぼすかもしれない。
- 研究者は現在、どのゲームのどの要素が学習に重要かといった詳細を調査している。
同氏は記憶力や集中力の向上といった良い結果ばかりではなく、市販されているこれらのアクションゲームは暴力的で、子供の学習能力向上に使うのは不適切だと釘を刺しています。
いずれ「非暴力的で頭が良くなるFPS」がリリースされれば世のお母さん達にウケてヒット、ついでにビデオゲームの立場も向上するかもしれません。(参考:Wii UのFPS Splatoon)
ゲームと脳の関連記事
同様の研究として、「FPSで痛み耐性が向上」、「FPSは頭の良い人が勝つゲーム」、「FPSプレイヤーは状況を高速に判断」など興味深い内容もあるのでぜひご覧ください。
- コラム:FPSは頭の良い人が勝つゲーム?銃で人を撃つゲームが楽しい理由
- コラム:米軍も注目:ゲーマーは視覚情報判断が高速で、「世界を違うように見ている」と判明
- コラム:FPSをプレイするとストレス耐性が付き、痛み耐性が65%もアップする?!
Gaming Device Power Tune for FPS
ポチップ
Source: Game*Spark, Bloomberg
コメント
コメント一覧 (24件)
その記憶力や集中力をリアルで活かしてる人はいるのかな?
日本の小中学生そもそも 学校<CoD がほとんどだろうね...。
性格は悪くなります
※学校でゲームの事を考えている人は除く
言われてみると敵の位置を予測したりするときに頭つかってるんだよな。
本当に効果があるのかは知らないけど
尚キレやすくなるデメリットがある模様
まあ、私はキレたりはしませんがいい歳した兄がFPSをやり始めてから元々性格悪かったけど
キレやすくはなりましたけどね・・・
人格は悪くなりそう