世界中で年々盛り上がりを見せ、ついには映画 ハリー・ポッターやスター・ウォーズブランドを超えたとも言われるFPSゲームですが、その面白さの真髄と、FPS・TPSとは何か?なぜ人々はFPSに夢中になるのか? FPSは頭のいい人が有利なゲームではないのか? といった考察がされています。以下、Kotakuに掲載されたコラムを一部抜粋。
FPSは反射神経と知力の実験場
ゲームにおけるシューティングとは究極的に、自分を表す形状を先に進める状態で残しながら、敵を表す形状の一群をテレビ画面から一掃し、ポイントAとポイントBをつなぐことだ。良くできたシューティングゲームは戦略的決定を研究する場所であり、反射神経と知力の実験場となる。武装して戦うチェス。自分のターンを待って休むヒマはない。
プレイヤー自身の選択を要求するゲームはFPSだけではない。ただ最も素早く直感的な判断が必要とされ、その判断に瞬時に結果が示されるジャンルではあると思う。プレイヤーは問題(敵)に直面すると同時に、今どうするかの判断を次々に行わなければならない。引き返す、前に走る、リロードする、エイムする、撃つ、グレネードを使う、近接攻撃する、後退する、助けを呼ぶ、などなど。だからシューティングゲームは特別な存在にあるのだと思う。
ほとんどの人はシューティングゲームをわかっていない。しかも率直に言うと、ほとんどのシューティング開発者もわかっていないと思う。シューティングゲームは頭の良い人のための頭を使うゲームだ。
ターン制でもプレイヤーの考える力はもちろん必要とされる。ただ個人的には、ターン制でのプレイヤーの頭の使い方は主に論理か数学的な考えに基づくもので、シューティングゲームが要求する知能ほど刺激的ではないと思う。
たとえばチェスはわかりやすいゲームだけど、「チェスはシンプルで手軽に遊べるから、頭の悪い人がやる頭の悪いゲームだ」なんて言われることはない。それがシューティングゲームだと、人はいつもそう言いたがる。
シューティングゲームで必要とされる思考力
シューティングゲームで必要とされる思考力をここに並べてみる。
- 論理・数学:シューティングゲームではリソース管理が重要。残弾数はどのくらいか? 今後どれだけ消費するか? 現在のリソースを売ることで購入できるアップグレードは?
- 空間認識:自分と自分以外の物の位置関係は? 敵はどこから撃ってくる? 敵はどこに向かって動いている? 自分はどこに向かう? どこに向かって撃つ?
- 対人:自分のいる方向に攻撃してこないかどうやって確認する? 敵を自分の射程範囲に誘い込むにはどうしたらいい?
- 身体・動作:現在の位置関係ならエリア内でどう動くべきか?
さらに、これらすべては即時に判断する必要があるため、リアルタイムのプレッシャーも加わることになる。ゲームのプレイ中、常にこれらを考え続ける必要がある。確かにシューティングゲームは誰でも遊べるが、上級者になるには相当の思考力と精神的な鍛錬が必要とされるのだ。
シューティングゲームは間違いなく最も知能的なゲームの一種だ。僕はコンボの組み合わせを覚えたり、RPGで次の一手をじっくり考えたりすることに興味はない。それは僕の知能をあまり必要としないからだ。
この意見には、賛同する声とそうではないとする声もあるようです。皆さんはどう思いますか?全文は以下をご覧ください。
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コメント
コメント一覧 (4件)
だからゲーマーは将棋とボクシングを同時にやってるっていってたのかw
キモすぎわろた
codで言えばbo2は新規を大量に取り入れたからこれが分かっていない輩が多すぎて面白くない
自分が死んだら相手は芋扱いする馬鹿ばっかりだし
BFHもだいぶcod寄りになったしbo2の二の舞にならないことを祈るばかり
4年BO2やってるが、やっぱ才能もあるが最大の武器は経験だと感じることが多い。
それはやっぱりこの記事に通じるとこがあるんだろうと思う。
FPSはこれから先もっと進化して一般的に取り入れていきそうでわくわくする。