ハッカー集団Lizard Squad、ハッキングされる

昨年のクリスマスにPlayStation NetworkやXbox Liveをダウンさせ、その後犯行声明を出したハッカー集団Lizard Squad（リザードスクワッド）ですが、彼らの管理するサーバーが逆にハッキングを受けたとの情報です。

DDos攻撃ツール販売サイト

Lizard Squadは、6から500ドル前後を払うことで任意のサイトをDDos攻撃できるツールを販売。当然激しい反発を受けていましたが、何者かがこの販売管理サイトをハッキング。サイトは完全にダウンし、登録ユーザーのデーターベース14,000人以上のすべての情報がネット上に流出しています。

セキュリティ専門のKrebsOnSecurityが入手したこの流出情報によると、登録ユーザーの中で実際に有料サービスに登録していたのは数百人。その攻撃対象は数千のサイトにのぼるものの、多くは『Minecraft』のサーバーがターゲットとして挙げられていたとのこと。

全体の売上として11,000米ドル（129万円）相当のビットコインが集まっていたようですが、このビットコインも“乗っ取られた”と推測されています。

平文保存

なお興味深いことに、すべての顧客のユーザー名とパスワードは暗号化なしのプレーンテキストで保存されていました。

攻撃したハッカーが何者かは分かっていませんが、同じハッカー同士の対立ではないかとも囁かれている模様。

Lizard Squadはゲーム業界への攻撃後にTorネットワークへの攻撃を宣言し、Anonymousがこれを辞めるよう進言。しかしこれに応じなかったためAnonymousがLizard Squadメンバーの個人情報を公開、複数人のLizard Squadメンバーが逮捕されています。

Source: slashdot.jp