Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』プロ競技シーンでは、9月より年度の後半戦にあたる「ステージ2」が世界各地で開幕。日本国内リーグ「RJL」も9月7日に第1節の戦いが繰り広げられる。
プロ8チームが目指す先は、11月に行われる世界大会「マンチェスターメジャー」。果たして今季はどのチームが世界への挑戦権を手にするのか。中断期間での動きや、ステージ2の日程をチェックしておこう。
『R6S』国内競技シーンRJLが9月7日に再開
世界のシージeスポーツは春期と秋期の2ステージに大別され、9月からは年度の後半戦にあたる「ステージ2」がスタート。既にヨーロッパ地域が先陣を切って第1節の4試合を行った。
日本でもいよいよ、9月7日より「Rainbow Six Japan League 2024(RJL 2024)」ステージ2がスタート。まずはプロ8チームがBO1で総当たり戦を行う「グループステージ」から始まる。全体の流れは以下のとおり。
「RJL 2024」ステージ2の流れ
- グループステージ:9月7日~29日
- プロ8チームが互いに1試合ずつ対戦するシングルラウンドロビン
- 上位6チームは「プレイオフ」へ
- 7位と8位のチームは「RJO プレイオフ」へ
- プレイオフ:10月4日~6日
- 6チームによるシングルエリミネーション
- 優勝チームは「モントリオールメジャー」フェーズ2からの出場権を獲得
- 6位のチームは「RJO プレイオフ」へ
- 2位~4位のチームは「LAST CHANCE QUALIFIER(最終予選)」へ
各チームの最終目標は、11月7日より開催される秋の世界大会「BLAST R6 Major Montreal 2024」への出場権を確保すること。また、国内での成績は「SIポイント」として集計され、これは2025年開催予定の「シックスインビテーショナル2025」に関わる。
日本には2チーム分のメジャー出場権が用意されており、そのうち1つは上述の通りプレイオフ優勝チームが手にする。
シックスメジャーは「フェーズ1」から「フェーズ2」までの3段構成。プレイオフの優勝チームが手にするのは、このうち「フェーズ2」からの出場権だ。そしてプレイオフが終了した後も、もう1つの「フェーズ1」からのメジャー出場権をめぐる戦いが始まる。日程は以下。
- RJO:9月14、15日 / 9月21、22日
- RJO プレイオフ:10月5、6日
- RJO上位チームと、リーグ戦のプロ3チームがシングルエリミネーションで対戦
- 上位4チームが「LAST CHANCE QUALIFIER」へ
- LAST CHANCE QUALIFIER:10月11日~13日
- リーグ戦のプレイオフ2位~5位の4チームと、RJOプレイオフ上位4チームがダブルエリミネーションで対戦
- 優勝チームは「モントリオールメジャー」フェーズ1からの出場権を獲得
シックスメジャーには、プロ・アマ問わず日本国内のすべてのチームに出場チャンスがある。まずは9月中旬から開催される2度のオープン予選「RJO」を勝ち抜き、リーグ戦のプロチームも交えた「RJO プレイオフ」でベスト4に入る必要がある。そして最後の「LAST CHANCE QUALIFIER」で優勝することで、メジャーへの出場権が与えられる。
オープン予選は既に登録の受付が始まっている(オープン予選1 / オープン予選2)。道のりは険しいものの、挑戦する権利は誰にでもある。普段シージをプレイする仲間たちとともに参戦してみよう。
ステージ1までの経緯とステージ2のみどころ
2024年のステージ1は、5月にマンチェスターで完結。「BLAST R6 Major Manchester 2024」では北米チームBeastcoastがメジャー初出場で初優勝を飾った。
日本からはSCARZとCAG Osakaがこのメジャーに出場した。SCARZは1勝3敗と、世界での戦いに課題を残した。CAGはフェーズ1を突破したものの、フェーズ2では1勝3敗で敗退。出場20チームのうち、両チームともベスト12~14で終えている。
中断期間には、各チームで選手やコーチの顔ぶれに動きがあった。
- Crest Gaming Lst
- Vbort選手が脱退、Rento選手が加入
- oft0nnコーチが脱退し、新たにBruceZz氏が就任
- KINOTROPE gaming
- Liddelコーチが就任
- ENTER FORCE.36
- h4su選手、SkysKyskY選手が脱退。Window選手がアシスタントコーチへ
- Sylvia選手、Akusu選手、Yamada選手が加入
- 父ノ背中 / Father's Back
- Vbort選手が加入、tadaNiki氏がコーチに就任
- VITE
- Kohk1選手、Akusu選手、TBコーチが脱退
- toasung選手、Meira選手が加入
公式戦がなかったため、中断期間で各チームがどのように調整してきたかは不明。SCARZのみ、8月に開催された「Esports World Cup 2024」に日本代表として出場。メジャー後の彼らの様子が一般視聴者にも配信された。このEWCでSCARZはヨーロッパチームWolvesを相手に1勝をあげつつも、グループステージで敗退している。
グループステージは1か月の短期決戦であるため、立ち上がりが非常に重要だ。大きくロースター変更をしたチームは、序盤で問題点が見つかると調整に苦しめられる傾向にある。もちろん実際のところは始まってみないと分からない。
ゲームコンテンツに関しては、マッププールから「オレゴン」が外れて「アジト」が入った点に注目。「アジト」はシージにおける最新マップであり、ランクマ勢にとってもプロがどう戦うのか気になるところだ。
9月10日にはイヤー9シーズン3「オペレーション・ツインシェルズ」がリリースされる。おそらく2週目(第3節)から、新オペレーターSkopos(スコポス)が国内リーグ戦でも登場するとみられる。Solis(ソリス)ら既存オペレーターへの調整もここで反映され、各チームが新作戦を繰り出してくることだろう。
ステージ2ではどんなドラマが見られるのか。9月7日からはYouTubeやTwitchの公式チャンネルで国内最高峰の戦いに注目しよう。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: X
コメント
コメント一覧 (2件)
実質新オペの新兵だけど大会だとガジェット選択する時間が足りなさ過ぎるかも
今になって新兵が大会の顔になるとは…たまげたなあ