2025年11月8日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2)』の公式ニュースページにて、開発陣が自身のゲームに対する考えや方向性を語るブログ記事「ディレクターの視点」を公開した。今回は、予告されていたスタジアム(ライバル・プレイ)の対戦ルール変更の理由に加えて、「プレイヤーからのフィードバック」に焦点を当てた内容となっている。
コミュニティの声が舵を取る「OW2」

ディレクターは、SNSや配信コメント、Reddit、YouTubeなど、さまざまなチャネルで寄せられる膨大なプレイヤーの意見を収集・検討していると説明。その中には開発チームでは拾いきれないものもあり、コミュニティチームが全体の傾向を分析したデータを活用することもあるという。
もちろん、すべての提案を反映するわけではないが、『OW2』のアップデートは、そうした声のひとつひとつを吟味し、実現可能な形に落とし込んだ結果だと強調。開発チームは、失敗も含めて透明性を高めながら「プレイヤーが将来に期待を持てるゲーム」を目指している。
スタジアム:ルールを再び4ラウンド先取へ戻した理由

シーズン19初期のパッチで、「スタジアム」モードのライバル・プレイにおける最大ラウンド数を7から5(4ラウンド先取→3ラウンド先取)に短縮したが、これが予想以上に不評だったという。
プレイヤーからは「戦略性が減った」「逆転の面白さがなくなった」といった声が相次ぎ、開発チームは慎重に検討した結果、先週のパッチで4ラウンド先取へと戻す判断を下した。
チームはこの経験を通じて、「スタジアム」は新たなゲームプレイを実験するモードである一方、アイデアを十分に吟味したうえで導入する重要性を再認識したと述べた。今後はスタジアム関連の新要素の追加ペースを落とし、より完成度の高いアップデートを目指すという。
6v6専用の本格的なバランス調整が初登場

次回のミッドシーズン・パッチでは、6v6モード専用のバランス調整が実施予定。プレイヤー全体の約20%が日常的に6v6をプレイしているというデータや、熱心なファン層からの要望を踏まえて導入が決定した。5v5とは異なるゲーム性を持つ6v6に向けた調整は、OW2初の試みとなる(小規模なものを除く)。
このほか同パッチでは、ジャンクラット用の新ミシック・スキン「サイバー・フューエル」や、ゲーム内でストーリーを閲覧できる新機能「ストーリー・ビューア」の実装も予定されている。
さらにディレクターは「ポジティブな意見や独創的なアイデアも、開発の原動力になっている」とし、ライバル・プレイの最高ランク帯のプレイヤーたちと会話した際に出てきたアイデアを下地とした、同ランク帯向けの新要素がシーズン20で登場することにも言及した。
さらにストーリー面では、スタジアムにまったく新しいロケーションのマップが追加予定とのこと。楽しみに待機しておこう。
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
FPS POWER TUNE
Source: Overwatch







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