『Destiny 2(デスティニー 2)』拡張コンテンツ第一弾「オシリスの呪い」が配信されて1週間が経とうとしていますが、この 「オシリスの呪い」を所有していないと『Destiny 2』本編のコンテンツがプレイできなくなるという仕組みが実装されており、海外コミュニティではBungieとの対立が激化しています。
この件は海外メディアでも大きく取り扱われ、MicrosoftやBlizzardは返金対応を開始。SONYも調査に乗り出すほどの事態になりました。 本日そして本日、Bungieが明らかな間違いだったと正式に謝罪。今後の対応について、いくつかのエンドコンテンツはDLCを所有していなくてもプレイ可能になることを発表しました。
事態の流れ
以下は「オシリスの呪い」配信以降から現在までの流れです。
- 「オシリスの呪い」が配信され、『Destiny 2』本編のレイド「リヴァイアサン」(威光)、ナイトフォール(ノーマル/威光)の推奨パワーレベルが引き上げられたことで、プレイするにはDLC所有が必須に。ナインの試練も同様。 レイドの推奨パワーが上がったためか、アクリウスの伝説入手クエストの「武器商人」の推奨パワーが330に増加。
- 上記のコンテンツはトロフィー/実績にも関与するため未取得者はDLCを購入しないと取得不可。
- 正規の金額を支払って購入したゲームで、プレイできていたコンテンツにアクセスできなくなったことでコミュニティの怒りが爆発。
- Microsoft、Blizzardから一部のユーザーに返金対応を開始。SONYも調査に乗り出している報告がありましたが、現在は返金申請受付を終了済み。
- Bungieが先週の「今週のBungie」で事態の認識を告知、本日には今後のコンテンツアクセス権について前作『Destiny』とは違う形式を取ると発表。 アメリカの月曜日正午に事態の対処について発表を告知、それから4時間後には正式発表というBungieとして異例の対応。
- 以前、Bungieはコミュニケーション不足を今後は改善していくと宣言し、今回も間違いを素直に認めるという姿勢に、コミュニティはこれまでよりも正しいステップを踏み出し始めていると好意的に受け止めている。
アップデート1.1.1.1 新しいコンテンツアクセス権
前作『Destiny』では新しい拡張コンテンツが配信されるたびに、多くの既存コンテンツのアクセスには新DLCの導入が必須でした。 しかし、今回の事態を反省したBungieは、これまでとは違った舵取りをしていきます。以下の変更は12月13日に配信されるパッチ1.1.1.1で適用されます。
- 威光レイド「リヴァイアサン」
- 全てのプレイヤーがアクセスできるようになる
- 推奨パワーが300に引き下げられ報酬のパワーレベルもそれに準じたものになる
- DLCを購入しなくてもトロフィー/実績の取得が再度可能
- アクリウスの伝説のクエストを最後まで完了できる
- ナインの試練
- 「オシリスの呪い」で追加されたマップが舞台の時のみ「オシリスの呪い」所有が必須、それ以外のマップが選ばれた週は全プレイヤーがアクセス可能
- DLCを購入しなくてもトロフィー/実績が取得可能に
- 『Destiny 2』本編で実装されていたナインの試練の報酬は全プレイヤーが取得可能
- 「オシリスの呪い」と同時に新シーズンで追加される報酬(例: ナインの試練の装飾)は「オシリスの呪い」所有者のみ入手可能
- ナイトフォール
- 威光ナイトフォールは最難関アクティビティとして残るので、推奨パワーは330のままになり「オシリスの呪い」所有が必須
- この仕様に対応するため、「威光」トロフィー/実績の説明文は威光レイドのみが対象
- 難易度「ノーマル」 のナイトフォールは「オシリスの呪い」で追加されたストライクが対象の時のみ「オシリスの呪い」所有が必須、それ以外のストライクが選ばれた週は全プレイヤーがアクセス可能
- 期間限定イベント「アイアンバナー」「ファクションラリー」「暁旦」
- 全てのプレイヤーがアクセス可能
- 13日に予定していたファクションラリーは延期
- 『Destiny 2』本編で実装されていたアイアンバナー、ファクションラリーの報酬は全プレイヤーが取得可能
- 「オシリスの呪い」と同時に新シーズンで追加される報酬(例: 防具の装飾)は「オシリスの呪い」所有者のみ入手可能
「威光」に続く第3の難易度を計画中
威光レイド「リヴァイアサン」の仕様が変更されたことで、Bungieは全ての難易度「威光」アクティビティに第3の難易度の追加を検討。 威光レイドの難易度はリリース時の推奨パワーレベルで固定されるため、新難易度が追加されると各拡張コンテンツリリース毎に推奨パワーが上がっていく仕様になるようです。
なお、Bungieはこの項目の説明に、第3の難易度を実装することで、「威光」に全プレイヤーがアクセスできるようになると語っていますが、それが『Destiny 2』本編のみを所有しているプレイヤーが拡張コンテンツの威光アクティビティにアクセスできるようにするのかまではまだ分かっていません。
英雄ストライクに調整予定
現在は「オシリスの呪い」の所有が必須な英雄ストライクですが、以下の項目の追加を検討しているようです。
- 新しい挑戦
- 戦闘条件
- 全プレイヤーが無料でアクセス可能に
個人的に英雄ストライクは、通常のストライクよりパワーウェポンの弾薬が落ちやすく、テンポよく進めるため気に入っています。 前作『Destiny』でも英雄ストライクの戦闘条件がうまく噛み合うと普段のプレイではありえない面白い試みができたので、今作でも戦闘条件が追加されることを楽しみにしています。 できればプレイの爽快感を奪うデバフは無しでお願いしたいところです。
「Destiny 2」拡張コンテンツI: オシリスの呪い [JP]
『Destiny 2』の発売日はPlayStation 4/Xbox One版が2017年9月6日、PC版は2017年10月24日。拡張コンテンツ第1弾「オシリスの呪い」は12月6日に配信。
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コメント
コメント一覧 (6件)
あれ?威光のパワー300に引き下げられるってことはノーマルレイドの330確定報酬もなくなるってことかな?なんかがっかりだわ...
「バグ」じゃなくて意図的に実装したものが「間違い」だったんかーい
やべーなBungie
前作同様と同じことしてねーか?こいつら
こういう時、何故か責められることが少ない販売元のアクティビジョン
バンジーもバンジーで悪いと思うけど、アクティビジョンの意向がかなり反映されているはず
前作でも似たような事して批判を受けてましたし、こんな詐欺レベルのやり方してるのはactivisionから販売されてるゲームの中でもBungieだけなんですよねぇ
イカれた商売してますねBungieさん