シンメトラが別人に生まれ変わり、地味ながらなかなかに嫌らしい働きを見せている『Overwatch(オーバーウォッチ)』ですが、今度は「トールビョーン」に大幅改修の可能性があることがリード・デザイナーのGeoff Goodman氏の独占インタビューで判明しました。
新生トールビョーンで脱トロール?
トールビョーンは、現在足元に設置し手動でアップグレードする必要のあるタレットを、投げてからの自動展開&自動アップグレード、現アルティメット「モルテン・コア」の刷新、そして新アルティメットなどが予定されています。
トールビョーンの問題点
- 少しディフェンスに寄りすぎていて、オフェンスでの有効な選択肢にならない。
- 戦闘開始時に本領を発揮できない。タレットを設置してアップグレードし、倒れた敵からスクラップを集めてアーマー・パックを配れるようになってから、ようやく本領が発揮できる。
- 一部のアビリティは使う機会がなく、タレットもあまり強くない。アルティメットがないとそこまで脅威にならない。多くの場合に浮き沈みが激しい。
アルティメットを良いタイミングで使うことで大きな影響を与えられるのは良いことですが、トールビョーンにとってはアルティメットが全てという状況になってしまっているのを問題としています。
変更点その1 : タレットの刷新
Goodman氏は開発チームが様々な実験を行っている段階としているものの、タレットの刷新を行う可能性が高いとしています。現時点での開発バージョンでは下記の変更が行われているとのこと。
- タレットを投げて設置(トレーサーのパルス・ボム程度の投擲距離)
- タレットは自動で展開され、少し時間がかかるものの自動的にレベル2までアップグレードされる
タレットのアップグレードにハンマーで叩く必要がなくなるため、オフェンス時に敵の側面にタレットを投げてから、挟み込むように自らも攻撃することが可能になるとのこと。タレットの強さの調整は必要になるかもしれないとしているものの、かなり強力な変更となりそうです。
変更点その2 : モルテン・コアの刷新と新アルティメット
Goodman氏は最終版まで残るかは分からないとしているものの、モルテン・コアの完全刷新と新アルティメットについても言及。まだ不安定な状況ではあるようですが、モルテン・コアのコストを下げて通常アビリティにし、タレットのみや自分のみにパワーアップを影響させてみたりと試行錯誤を繰り返している模様。
その他にもモルテン・コア中に弾切れを起こし、リロードをしなければいけないのがフラストレーションとなっていた対策として、リロードを早めるなどのベースアビリティーの変更なども行っているようですが、現時点においては開発チームは「完全にモルテン・コアから離れる」決定をしているとのこと。
新たなアルティメットがどのようなものになるかは不明ですが、Goodman氏は現時点では「全くの別物」になるかもしれないと語っており、トールビョーンがアルティメットに依存しすぎている状況を打開する狙いのようです。
変更はいつ?
Goodman氏によると、開発チームは新しいアビリティの外観にすら着手していない状況としており、設計自体を最終版にするために注力しているとのこと。調整自体が早期であることと、PTRでのテストなどを考慮すると数ヶ月先の話になりそうです。
先日、PTRにてヒーラー5人を対象にした調整が行われた他、近日中にソンブラが光学迷彩で無限に透明になれる変更も予定されており、ヒーローのバランス調整が精力的に行われている『オーバーウォッチ』。今後のアナウンスにも注目が集まります。
『オーバーウォッチ』は7月27日から期間限定の無料体験も実施されるので、未体験の方はぜひ一度プレイしてみては。
『Overwatch(オーバーウォッチ)』は絶賛発売中で、対象機種はPS4 / PC / Nintendo Switch。
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Source: VG247
コメント
コメント一覧 (2件)
別にタレ爺強化するのはいいけど意味のわからんCSだけNerfした仕様戻せよ?????
そりゃ今までTF2のエンジニアを弱体化してそのまま実装してただけだからそりゃ活躍できるわけないわな