『Battlefield V(バトルフィールド 5)』へ無料配信された大規模アップデート、「タイド・オブ・ウォー」チャプター1:「序曲」のパッチノートが公開されました。あまりにも大規模なアップデートとなっているので、特に重要なものだけをea.comから抜粋してご紹介。フルパッチノートはこちら(英語)をご覧ください。
最後の虎
1945年春。ドイツ、ライン=ルール地域。アメリカ第12軍は膨大な数でドイツ国境へ進軍していました。対するドイツでは部隊が崩壊、あるいは切り離され、物資の補給もままならず、防衛線は混乱の最中にありました。この状況下で、プレイヤーはドイツ軍ティーガー237号、通称「ステファン」の乗員となり、ほぼ無敵と謳われたティーガーI戦車で、祖国の国境を守る勝ち目のない戦いへと赴きます。「大戦の書」の他の章と同じく、この章のストーリーは乗員の母国語であるドイツ語で展開されます。
新マルチプレイヤーマップ:Panzerstorm
このマップでは第二次世界大戦最初となった大規模な戦車戦に参加することができます。戦車戦としては当時の記録を塗り替えるものでした。ベルギーの戦いの開戦から数日、枢軸軍の機甲部隊は歩兵部隊に先行してアニュに突入し、丘と農地が連なるベルギーの田園地帯で連合軍の戦車群と衝突します。
このマップでは戦車の第一波同士の戦いにより美しかった風景が蹂躙され、各所に戦車の残骸が散らばる中での第二波の衝突が描かれます。傷つき焼け焦げた大地が、いまだ終わらぬ戦闘の激しさを物語ります。泥だらけの塹壕や浅い川を走り抜け、重要地点の守りを固めましょう。木立の小屋の周囲に用意された補給施設を活用し、高台の農地で有利を確保してください。地点を確保したなら、押し寄せる戦車の攻撃に耐え抜きましょう。
練習場
- 基本兵科の武器を試して自分に合った物を見つけ、集弾パターンの確認やエイムの練習、照準の移動やターンでの射撃を練習。
- 戦闘機と爆撃機の操縦練習と敵機、空爆標的の破壊の練習。
特に重要な修正点と変更点
- DXRリアルタイム・レイトレーシングをゲームで使用する際の安定性とパフォーマンスを改善。木の葉や植生に対するトレーシングのパフォーマンス改善と、使用可能な場合、フレームバッファのデータを使用したレイトレーシングの品質の改善が含まれます。
- アイテム獲得レベルに達しても武器がロックされたままになることがある問題を修正。
- 無限ロードにつながる問題を改善。無限ロードについては本アップデートで著しく改善する見込みです。
- ビークル機銃席の機銃がプレイヤーの照準に合わせてアニメーションしなかった問題を修正。
- ゲーム内で任務を確認することでソフトハング状態になることがなくなりました。
- コンクエストの追い上げシステムを調整。追い上げは、敗北チームがきわめて劣勢の場合のみ機能し、接戦に近いラウンドでは機能しなくなります。これによりマッチの全体的な公平性を高めつつ、チーム間のスキルの差が大きすぎる場合でも、より緊迫した戦いを楽しんでいただけます。
- 航空機の前方機銃、機関砲の弾薬数を調整。補給が高速なため、これらの武器の弾薬数を減らすことで長時間の飛行において消耗戦の要素を働かせられると考えています。また、弾薬数の調整により、スピットファイアの8連軽機関銃やBF109の機関砲榴弾などの一部の武器のバランス調整も可能になります。
- 航空機の1人称視点のズーム倍率が2.5倍になり、戦場の偵察や遠距離あるいは小型の標的のエイムがしやすくなります。これにより戦闘機などの機体で地上戦闘に絡みやすくなります。
- 航空機のパーツがLMGから受けるダメージが減り、エンジンのライフが強化されることで、即座にパーツ無力化が発生してドッグファイトが決着することがなくなります。パーツに攻撃を集中してパーツ無力化を狙うか、パーツに効果的にダメージを与えられるように、より大口径ながら連射の遅い高威力武器を装備する必要があります。これによりドッグファイトと航空機のカスタマイズの深みが増します。
- シュトゥーカの37mm機関砲のビークルへの直撃ダメージを上げる一方、範囲ダメージを下げて歩兵に対する効力を減らしました。より本来の想定に合った性能となります。また、シュトゥーカのみに設定されていた爆弾投下の遅延を0.3秒から0.1秒に短縮しました(この爆撃機には爆弾を吊り下げて投下するアームがあり、その動きを速くしました)。これによりシュトゥーカによる爆撃の精度が高くなります。
- スピットファイアの機関銃x8の専門技能に新しくオーバーヒートが追加されました。大きな瞬間的ダメージを叩き出せますが、すぐにオーバーヒートし始めるため継続的攻撃での連射速度は大きく低下します。
- BF109のミーネンゲショスを本来の役割に合わせて再調整しました。戦闘機には標準の機関砲1門と同様に機能し、爆撃機へのダメージは低下します。歩兵への範囲ダメージは保たれますが、以前よりも攻撃力は低下します。1人称視点でのズームと合わせるとミーネンゲショス弾を使用するBF109は、単体標的に狙いを定めた掃射を行える一方、広範囲の複数のターゲットを掃討することはできなくなります。
- 対空戦車は歩兵に対し弱すぎたため、航空機が活動していないとビークルとしての魅力がありませんでした。対空戦車の砲塔が受けるダメージを側面へのヒットと同水準になるように減らし、対空戦車の生存性を高めました。また、歩兵へのダメージがやや増加しました。
- JU-88爆撃機の持てる1,000kg爆弾を1個にし、50kg爆弾 x16を投下時の各爆弾の投下間隔を延ばしました。これにより爆弾がより広範囲に落ちることになります。
- シュトゥーカのダメージモデルを爆撃機に近づけ、本来の地上攻撃機としての役割を強化しました。
- 地上車両の上部機銃席でしゃがめるようになり、やや攻撃から身を守れるようになりました。しゃがみ中の機銃手は機銃を狙いを定めずに撃つことができます。
- ラウンド開始時の自動出撃が、ファイナルスタンドを除く全ゲームモードで無効化されました。ラウンド遷移時に一時的に席を外していたプレイヤーが、席を外したまま強制的に出撃させられることがなくなります。
- エアボーンとフロントラインで、爆弾保持者が頭上のアイコンで見分けられないようになりました。コミュニティーからのフィードバックをもとになされた決定です。なお現状でも、爆弾を拾ってアナウンスされた際に短時間アイコンが表示されます。
- パンツァーファウストは戦車向けのシンプルな射程攻撃として設定しなおされ、ダメージの不安定性が取り除かれました。これまでのダメージモデルでは攻撃の角度が重要になっていました。これは戦車に対して角度を選んで攻撃できるチャンスの稀な歩兵にとっては不利な設定となっていました。角度が悪かった場合、最悪5ダメージまでダメージが低下し、命中させた意味がほとんどありませんでした。新しいモデルでは最大ダメージが下げられ、特に戦車の背面への威力が低下している一方、悪い当たりでのダメージが改善され、おおよそ2~3倍となっています。例えば、これまでの最低ダメージが5であったところが、15ダメージになるということです。加えて、パンツァーファウストの戦車パーツへの効果が大きく増しました。砲塔、履帯、エンジンの無力化が容易となり、歩兵で車両と戦いやすくなります。なお必ず一撃でパーツを無力化できるわけではありません。
- 角度によるダメージがプレイヤーでより把握しやすくなりました。最適の角度での攻撃や砲塔などの弱点への攻撃に成功するとクリティカルヒット(ヘッドショット)マーカーが表示されます。
- 固定武器とハーフトラック搭載の対戦車砲の直撃ダメージが引き上げられました。これらの砲を使用する際は敵に攻撃を受けやすく、著しく不利となっていました。リスクと報酬の観点から戦車へのダメージが増しています。
- LMGと兵士の銃が航空機に想定以上のダメージを与えていました。脅威ではあるものの、致命的ではないレベルになるように、航空機への兵士の武器のダメージが減らされました。
- 全プレイヤー向けにビークルカスタマイズの第1弾が配信されました。戦車のスキンと航空機のスキンおよびノーズアートに対応しています。今後さらにラインナップが追加されていきます!
- パンツァーファウストのビークル背面への効果が引き下げられました。ビークル装甲への入射角の影響が下げられ、パンツァーファウストがビークルにより安定したダメージを与えられるようになります。またパンツァーファウストでより確実にパーツダメージを与えられるようになります。エンジン、履帯、砲塔などの破壊により、より戦術的な対車両戦闘を行えるようになるでしょう。
Battlefield V Update – Chapter 1: Overture
『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
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Source: ea.com
コメント
コメント一覧 (3件)
うぅん工兵の強化?なのかな?
5ダメが15ダメになった所でねぇ・・・
味方の蘇生意識が向上するアップデートみたいなのないのかね
今回の蘇生はだれでもできるのはすごくいいと思うけど、いちいちモーションはいるからゴミだわ
あれのせいで蘇生中に死ぬこともあるから、相当安全じゃない限り蘇生はしたくなくなる