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BFV:医療箱に「自動回復機能」復活、その効果を『BF4』&『BF1』と比較してみた

BFV:医療箱に「自動回復機能」復活、過去作と比較してみた
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5月23日夜から適応される、『Battlefield V(バトルフィールド V)』にて「炎の試練第4アップデート」のパッチノートが公開されました。今回その中でも特に気になった、「医療箱の調整」の詳細を調べてみました。

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「医療箱で自動回復」は有用か?

今回のアップデートで衛生兵のガジェットである医療箱が、「設置後に半径2m以内の味方をゆっくりと回復するようになる」という、過去作の類似ガジェットに近い挙動をするようになりました。というわけで早速効果範囲を見ていきましょう。

BFV:医療箱に「自動回復機能」復活、その効果を『BF4』&『BF1』と比較してみた distance

▲味方と電柱を半径2mの縁に置いた図

BFV:医療箱に「自動回復機能」復活、その効果を『BF4』&『BF1』と比較してみた real combat

▲より実戦的なシチュエーションでの2m

効果半径は兵士およそ2人分といったところですね。非常に狭い範囲なので、過去作のように5~6人を一気に回復するというような使い方は難しそうです。

『BFV』の各種機能に関しては「まるで魔法のように全自動で機能するシステムをなくして、全てを直に操作しないと反応しないリアリティを表現したい」というコンセプトの元に設計されていると以前DICEが明かしたことがあります。『BFV』の医療箱の「インタラクトしたら包帯をもらえて、クールダウンが発生する」という機能もそのコンセプトが元ですが、以下のようにいくつかの重大な欠陥がありました。

医療箱の欠点

  • そもそも目立たないしマップにも表示されないので、近くに医療箱があっても気づかない。
  • 医療箱の設置に長いクールダウンが発生するので、能動的に味方に補給しづらい。
  • TTKが短い本作では、交戦してから生き残って医療箱に戻るというシチュエーションが少ない。
  • 医療箱の使用自体にクールダウンがあるので信頼性が低い。
  • どこにあるかもわからないし、いつ撤去されるかわからない医療箱と違って、今作には医療ステーションが各所に安定して設置されている。

実戦的にも多くの点で「医療袋」が勝っていたので「医療箱」はほとんど存在意義が無かったと言っても過言ではなく、使用率も高くはありませんでした。今回の自動回復という“魔法”の再実装も、一見ゲームバランスを現実的に直視したDICEの妥協に見えなくもないです。

『BF4』&『BF1』との比較

ただし、ここで面白いのが2mという範囲。過去作『BF4』&『BF1』での類似ガジェットと比べてみましょう。

BFV 医療箱 アップデート

▲BFV / BF1 / BF1の有効範囲比較図。BF1の頼もしさが際立ちます

『BF4』の医療バッグは半径4m、『BF1』の医薬品箱は半径7mです。比較してみるとわかりますが、『BFV』の仕様は従来とくらべると非常に狭く、従来のように「味方の群れの近くに適当に置くだけで回復する」という運用は出来ないほど。

むしろ「能動的に箱にインタラクトできる範囲内に入らないと効果がない」という点を見ると、これまで『BFV』の仕様と大きな変更はなく、今回のアップデートは“魔法”の実装からは程遠いと言えます。

アップデートの目的は?

それなら今回の変更の目的はというと、おそらく「回復のクールダウン制限の撤廃」でしょう。医療袋はリキャスト無しで味方を好きなだけ回復していた一方、医療箱は数十秒に一度しか味方を回復できていませんでした。この点を持ち出してみれば医療箱の回復能力は医療袋より大きく劣っていたと言っても過言ではありません。

それが今回包帯の受領はまだしも、体力だけなら無制限に回復するようになり、また「箱を持っていても効果を発揮する」という能動的に他人を回復しにいける機能の追加も合わせると、回復力においては医療袋に追いついたと言えるのではないでしょうか。

UPDATE:パッチノートに追記が入り、「箱所持時も同じ効果が発動する」は誤記だったということが明らかになりました。こうなると衛生兵の方から味方を回復しにいくのが難しくなるので、他人に回復を押し付けたい衛生兵にとってはやはり使いづらいガジェットとなりそうです。

更にそれだけでは足りないと、追加に「箱を装備している味方衛生兵/援護兵にインタラクトすると、補給品を手に入れられる(詳細記事)」という機能の実装も予定されています。『BFH』由来のこの機能、既に支援意識が高い衛生兵からすると無用にも思えるかもしれませんが、SMGでの戦闘がメインで支援が疎かになりがちな衛生兵にとってはありがたい追加要素だと言えるでしょう。

今回のアップデートはその他にも様々な要素があります。バトルロイヤルモード「ファイアストーム」へ3つの新しいランドマークが追加されたり、待望のリーン機能の実装、そして覇権的な地位を握っていたリボルバーの持ち替え速度の弱体や、その他サイドアームの信頼性の強化などなど。「炎の試練」も佳境となってきた『BFV』。パッチ明けは「タイズ・オブ・ウォー」報酬である対戦車ライフルを手に入れるためにも、久しぶりに大型アップデートが入った「ファイアストーム」でビクトリーを狙ってみるのはいかがでしょう。

医療箱の自動回復を含む詳しいアップデート内容は以下のパッチノート記事をご覧ください。

『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4Xbox OnePC

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BFV:医療箱に「自動回復機能」復活、過去作と比較してみた

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コメント一覧 (6件)

  • だんだん既存の4に似せてきてワロw だったら最初から4システムで現代作っとけよ ま、もう時すでお寿司なんだが

  • こんなことしたところでもう人は戻ってこないよ?

    • 別にDICEも愚痴ばかり言ってるような奴らに戻ってきてほしいとは思ってないぞ

    • 嫌なら買うなスタイルだもんな

  • bf4みたいに投げる感じの医療箱のシステムが一番いいわ。1から設置するのが場所によってはスムーズにできなくてイライラする

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