5月23日夜から適応される、『Battlefield V(バトルフィールド V)』にて「炎の試練第4アップデート」のパッチノートが公開されました。「ファイアストーム」の大型アップデートや待望のリーン機能の実装、猛威を奮っていたリボルバーの持ち替え速度低下を含む武器調整、そして長年存在価値が問われていた「医療箱の調整」の仕様変更などが含まれます。
バトルフィールド V「炎の試練第4アップデート」パッチノート全文(5月アップデート)
機種ごとのアップデート時間は以下のとおりです。
- PC版:日本時間5月23日午後5時
- PS4版:日本時間5月23日午後6時
- Xbox One版:日本時間5月23日午後7時
ビークル
- チャーチルMK VIIで95mm榴弾砲を使っているとき、リロードアイコンが表示されていなかった不具合の修正。
- 航空機内でキルされて落下した際に、ダウン状態のプレイヤーが地面にめり込んでしまう不具合の修正。
- 航空機の旋回性能を見直し。爆撃機は戦闘機に旋回では勝てなくなった。
- ロケット系兵器の戦闘機に対する最大HPダメージ倍率を1.8から0.18に変更。今までロケット系兵器が戦闘機の最大HPを削りすぎていたため。これでロケット系兵器のダメージも他のダメージと同程度に戦闘機の最大HPを削るようになり、戦闘機側も自己修理である程度対応できるようになる。
- 戦車に一人称視点で搭乗している際に、理由もなくカメラが揺れたり跳ねたりする不具合の修正。
- 搭乗員が戦車から退出する際に、砲門を塞いで自爆を引き起こしていた問題の修正。
- 戦車が主砲を発射するときのビジュアルエフェクトに新しく砂塵を追加。
- JU-88 Aが補給空域を通過しなくても何故か再補給されていた不具合の修正。
- プレイヤーがJU-88A を退出する際のアニメーションを改善。カメラ移動がよりスムーズになるように。
武器、ガジェット及び専門技能
- EMPでミント、もしくはゴールドプレートスキンを使用していると、照門がズレていた不具合の修正。
- プレイヤーが武器とガジェットを高速に持ち替えつづけた場合、武器モデルが三人称で表示されていなかった不具合の修正。
- 一部のスキンを組み合わせると、MAS 44のマガジンが三人称視点で透明になっていた不具合の修正。
ガジェット調整
今回のアップデートでは医療箱と弾薬箱に対する調整を行い、防御的なシチュエーションでより有用度が上がるようになった。
- プレイヤーの移動速度に応じて箱の投擲距離が変動するように。
- プレイヤーの投擲角度に応じて投擲速度が変わるようになり、投擲曲線をより自由に取れるように。
- 箱が地形と接着するようになり、着地時に必ず上を向くように。
医療箱
- 設置後に、箱から半径2m以内の味方を回復するように。この効果はダメージを受けた際に2秒間、制圧効果を受けた際に1.5秒間阻害される。
- ガジェット枠に装備されていた場合、味方が衛生兵とインタラクトして回復することができる。
弾薬箱
- ガジェット枠に装備されていた場合、味方が援護兵とインタラクトして弾薬を補充することができる。
以上の変更は暫定的なもので、今後のモニタリングや皆様からのフィードバックに基づいて、必要があるならばさらなる変更を実装する予定。
武器調整
- P08 Carbine
- アイアンサイト装備時の射撃アニメーションを改善。
- 縦反動を減少し、反動削減速度を加速。
- 水泳中に使用不能に。
- Commando Carbine
- 低いダメージと遅い弾速のせいでCommando Carbineは中距離では若干無力だったので:
- 2ショットキル距離を30mから50mに延長。
- 1ヘッド、1ボディショットキルを50mから75mに延長。
- 弾速を300m/sから350m/sに強化、高速弾使用時は330m/sから400m/sに。
- 一発毎の制圧効果を減少。不当に高すぎたため。
- M28 con Tromboncino
- 一発毎の制圧効果を減少。不当に高すぎたため。
- グレネードランチャーが不正確なダメージを与えていた問題の修正。
- LS/26
- 空マガジンリロードに再開ポイントを追加。(リロード中に別武器に切り替えても、リロード途中から再開できるように)
- ポーテットバレル専門技能の効果を若干削減。
- 武器のリコイルパターンを調整して使いやすく。
- アサルトライフルとSMG
- 連射時の二発目以降の精度を改善
- サイドアーム
- MK VI Revolver以外のサイドアームの腰撃ちの二発目以降の精度を改善。
- MK VI Revolver
- 持ち替え時間を0.65秒から0.7秒に延長、スイングスリベルを使っている際は0.6秒から0.65秒に。持ち替え速度の弱体化は、持ち替えが肝心となるシチュエーションで他のハンドガンと比べると明確な弱点となる。
歩兵
ライティング
- 兵士に対するライティングを改善。暗所の兵士をより見やすくなるようにシェーダーに調整。この変更はマルチプレイヤーとファイアストームモードにのみ実装。詳しくはこちらへ。
マニュアルリーニング
リーニング機能自体はすでに遮蔽物でのオートリーニングという形でバトルフィールドVに実装されている。今回のアップデートは、その上でマニュアルリーニングを実装する。プレイヤーはよりリーンを繰り出しやすくなり、今までの自動システムよりも更にこの機能を活用できるようになるはずだ。
- マニュアルリーニングはADS時にしか使えない。
- リーニング中の移動速度は50%低下する。
- リーニング中はバイポッドを展開できない。
- オプションの操作項目で、リーニングをトグル式かホールド式にするかを選択できる。
キーバインド
マニュアルリーニングをする方法は二つある。
- 「ズーム中にストレイフ移動でリーン」:
- ADS時にこの項目に設定したボタンを使えば(PCはデフォルトでFキー、コンソール機はR3ボタン)、ストレイフ移動がリーニング挙動に変更される。
- 「ズーム中に左/右にリーンする」
- 左リーンと右リーンをそれぞれキーバインドすることができる。この項目はデフォルトでは空白になっている。
- 左右リーンを設定するならストレイフ移動リーン設定を空白にしたほうがいい。コンソール版でオススメの設定はL3ボタンとR3ボタンだ。
その他の変更点
- プレイヤーのダウン状態が解除されない不具合の修正。
- プレイヤーが着地時にジャンプボタン入力でも着地ローリングを行なえるように。
- 着地ロール操作をタイミング形式に変更。着地する333ms前にローリングボタンを入力することでローリングするように。
- ビークル内で座席を変更してからビークルを退出し、その後にビークルが破壊された場合にそのプレイヤーもキルされていた不具合を修正。
- 兵士が梯子とズレていた不具合の修正。
- 兵士が静止しながら辺りを見回しているアクションが他のプレイヤーには正しく再生されていなかった不具合の修正。
- 兵士がダウン時に射撃およびガジェットを使用出来ていた不具合の修正。
- 水中から登攀モーションを再生中にキルされたプレイヤーのラグドール挙動を改善。
- 今までインタラクション機能はプレイヤーのインタラクト範囲内全てに作用していたのを修正し、プレイヤーと最も近いオブジェクトにしか作用しなくなるように。
- 斜面でのプレイヤーの安定性を改善。急斜面でプレイヤーがスライドする挙動の発生頻度を低下。
マップとモード
- 練習場の仮置き箱を削除。
- ファイアストーム - マップを調整し、ロケーションを3つ追加:見張り塔、青の森、採掘現場。
- ファイアストーム - クリッピング、浮いているオブジェクトやその他細かいグラフィックの問題を複数修正。
- ファイアストーム - プレイヤーが分隊マッチングでハンガーに出撃した時に、ゲームから切断されていた不具合の修正。
- ファイアストーム - 支援砲撃の砲弾が範囲ギリギリに着弾して、範囲外のプレイヤーにもダメージを与えていた現象の修正。UIでセーフゾーンとされているエリアは、きちんとセーフゾーンとなる。
- コンバインド・アームズ - 分隊員がゲームを退出してから分隊長がミッションを再挑戦しようとした時に、メニュー画面にハマってしまう不具合の修正。
- コンバインド・アームズ - 作戦終了時のアウトロのカメラワークが銃弾や砲弾の影響で揺れなくなるように。
- Aerodrome - コンクエストモードのA拠点の占拠範囲を改善。
- Aerodrome - コンクエストモードのE拠点近くのハンガーに登れていた箇所の削除。
- Arras - コンクエストモードのA拠点近くの大木の枝と葉を銃弾で貫通できるように。
- Arras - とある家屋の中の、プレイヤーをテレポートさせていた魔法の梯子が消失。神秘が薄れたため。
- Devastation - コンクエストモードのA拠点近くの柵と天窓の間でハマってしまう箇所の修正。
- Devastation - 壁際に立っている時に、壁の向こう側の炎が延焼してくる不具合の修正。
- Narvik - ブレイクスルーモードの一部でPAK 40が浮いていた不具合の修正。
- Hamada - 防弾素材だった草やぶを弾が貫通するように。
- Hamada - コンクエストモードの外縁拠点に戦車の補給ステーションを追加。
- Hamada - コンクエストモードのD拠点近くのプレイヤーが、土遁の術を使えていた不具合の修正。
- Hamada - コンクエストモードのF拠点近くで崩れた壁の間にハマってしまう不具合の修正。
- Hamada - 橋上の一部が衝突判定を持っておらず、プレイヤーがすり抜けて落ちていた不具合の修正。
- Panzerstorm - エアボーンのD目標近くの燃料タンクが弾薬補給所に食い込まないように。
- Rotterdam - 木箱が弾薬補給所に食い込んで使いにくくしていた不具合の修正。
- Rotterdam - 土嚢が基部を破壊されても空中に浮き続けていた不具合の修正。
- Rotterdam - グランドオペレーションで、エアボーンの日に破壊されたB目標の火砲が次の日に近くの弾薬補給所に食い込んで使いづらくなっていた不具合の修正。
大戦の書 - ディテールに一家言あるプレイヤーは、もう一度大戦の書を遊んでみたほうが良いかもしれないね。
追記:実装目前にして不具合が発覚したので、今回の「大戦の書」アップデートは急遽見送ったそうです。DICE先生の次回作にご期待下さい!
UI / HUD / オプション / 任務
- クラス進度に応じて解禁された銃器は、プレイヤーが途中で試合を抜けてもちゃんと獲得されるように。
- スコアリングの不具合を修正して、敵にダメージのスコアが最大100になるように。
- 武器庫の一部物品の説明文が欠けていた不具合の修正。
- 三人称視点から見た他人の出血タイマーを修正。
- Rushのドックタグが正しく獲得できるように。
- P08 Carbine Pistolのブロンズドッグタグを正しく獲得できるように。
- Kar98kがデフォルトのマズルを装備している間は武器カスタマイズ画面で画像と名前が消えていた不具合の修正。
- プレイヤーが8m以内の敵プレイヤーを直視すると、敵プレイヤーのネームタグが表示される機能を過去作から追加。
- プレイヤーが出撃画面で試合が終了した場合、カメラが一秒ほど地面に潜っていた不具合の修正。
- 大戦の書「最後の虎」で手紙がカウントされず戦車スキンがアンロックできなかった不具合の修正。
- 出撃タイマーが止まってスポーンできなくなっていた不具合の修正。
- マウス感度の設定項目を改善して、キーボードの方向キーでも設定を行えるように。
- 設定スライダーの数字部分をクリックするとプロフィールのオプションが0になっていた不具合の修正。
- ファイアストーム - 分隊員が敵をダウン/キル/一掃した時のスコア項目を追加。
- ファイアストーム - 勝利スコアをソロ/デュオ/分隊マッチでそれぞれ500/750/1000だったのを1250/1250/1250に変更。
- ファイアストーム - 32/16/8名生存のスコアがそれぞれ50/100/150だったのを200/500/1000に変更。
- とあるピザ屋さんが新メニューをいろいろと実験している時に、とても酷いアイデアを思いついてしまいました。なんと彼はパイナップルをトッピングしてしまったのです。その実験作を知り合いに披露して感想を聞いたら、知り合いはただ一言「ハァ?なんでさ」(Ha! Why?)とだけ返しました。これがハワイアンピザの名前の由来です(※訳注:パッチノートを担当しているDICEプロデューサーのJaqubさんと開発陣一同のパイナップルピザ嫌いは有名です)
安定性
- クラッシュや安定性に関する様々な修正。
- 観戦者モードで頻繁にクラッシュを引き起こしていた不具合の修正。
PC版限定の改善点
- PCでのゲームパッド設定の近接/リーンボタンと近接/銃剣ボタンに互換性を追加。
- ファイアストーム - 低画質設定でアパチャーサイトを使用している際の視認性を改善。
- プロフィール画面の進行度タイルで左と右矢印が外れないように。
- プレイヤーがカスタムボタンマッピングを使用している場合、分隊増援画面のボタンインジケータが変化するように。
- プレイヤーがカスタマイズ画面でキーボードで装備設定をできるように。
- プレイヤーがグラフィックプリセットを選択した時に「先行フレームレンダリング」が自動的にオフになる不具合の修正。
- 兵士と車両のマウス感度スライダーを左矢印と右矢印で細く設定できるように
所感
今回のアップデートも様々な機能が追加されました。まず最も注目したいのが医療箱の調整でしょう。これに関しては詳しい分析やゲーム内での軽い検証記事を別に用意しましたので、そちらをご覧頂けたら幸いです。
次に面白いのがサイドアームの調整です。『BFV』はピストルの精度が過去作と比べるとあまりよろしくないのもあって、近距離でのTTKが群を抜いているリボルバーの一強時代が続いていましたが、今回のバランス調整はそこに一石を投じました。リボルバーの「メインウェポンの代わりにもなる」という強さは保ちつつも、サブウェポンとしての有効度は低下。そして他ピストルの信頼性が向上しているため、バランスの取れた良い調整だと言えるでしょう。
そして「ファイアストーム」の追加要素も、DICEのバトルロワイヤルモードに対する意欲を感じられ、これからの末永いアップデートに期待してしまいます。
「炎の試練」も佳境となってきた『BFV』。医療箱を試してみたり、グレネードが修正されたM28 con Tromboncinoを使ってみたり、ハンドガンの使い比べにファイアストームの新ロケーションなど、今回も色々と新しい要素が盛りだくさんで、アップデート実装が待ちきれませんね。
『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
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Source: reddit
コメント
コメント一覧 (7件)
色々アプデしてたみたいだけど、有意義といえるパッチがほぼ無いね…
どうでもいいところばかり修正して
プロデューサーの無能は修正されていないんだろ
なんであんなに無駄なモードばかり増やしてるんだか
皆が期待しているのは第二次大戦であって
下らないバトロワでも、既存マップでのルール増加でもない
本当にセンスの悪い制作幹部だこと
最後の虎の手紙修正は嬉しいね、
やはりDICEは無能じゃあないな
箱強化はうれしいね
サイコロも強化さればいいね!
土遁の術で笑った いつも翻訳ありがとう。
箱系は不遇だったから調整嬉しいわ。
古参老害で申し訳ないが、アップデートの意義についてDICEは真剣に考えた方が良い。昔に比べればゲームの規模やあらゆる面でコストが掛かり、ビジネス目線中心なのも分かるが1942~2位までの姿勢を思い出して欲しい。
あの頃はビックパッチのアナウンスが来る度にワクワクしていたからね。
bf3なんかもこんな感じで、修正すると新たなバグが~ってな感じだったぞ。
m26バグを経験するとまともに撃ち合えるだけで幸せになれるわ。
早速やりたいな
アップデートが来るのは素晴らしいし、継続的に開発をしている証拠でもある。ただ、そのアップデートの内容が半分バグ修正とバランス調整なのと、それが発売一、二ヶ月の間にされていてほしいものなのがなぁ。