バトルフェストも最終週間に差し掛かってきた『Battlefield V(バトルフィールド 5)』、その大トリを務めるラストチャレンジは「任意のモードで、コミュニティ全員で1億キルもしくはキルアシストを達成する」という、世界中のBFプレイヤー全員の熱意が試されるものに!
『CoD:MW』などのビッグタイトルの発売が迫るなか1億キルなんて達成できるのだろうかという心配も飛び交っていましたが、そんな憶測もよそに日本時間の10月27日日曜日午前8時、殆どの国がまだ日曜というゴールデンタイムを迎えていないうちに完了し、報酬の対空ロケットランチャー「フリーガーファウスト」が全てのプレイヤーに配布されました。
対空ロケランの入手条件は1億キル
コミュニティチャレンジ「束ねた力」は全世界、全プラットフォームのプレイヤーが一週間以内に併せて1億のキルもしくはキルアシストを達成するという、「太平洋の戦い」直前にEA DICEから全てのBFプレイヤーに叩きつけられた挑戦状。
最近ではアクティブサーバー数も落ち着いており、達成は困難なのではという憶測もプレイヤーから数多く上がっていた最中にスタートラインを切ったこのチャレンジ。木曜夜には1千万、金曜夜には3千万と、週末を迎えてからやり込めば案外達成できるのではという緩やかな滑り出しを見せていました。
「チャレンジが失敗したら2週間後の11月7日以降に他ToW銃器と同様にアンロックされる」との公式声明もあり一部ではクールダウンの兆しも見せていましたが、土曜日夜の時点で大きくジャンプ。そのままあれよあれよと驚異的な速さで伸び続け、日曜朝にはついに1億に!午前8時41分にプロデューサーのJaqub氏も祝辞のツイートを発表しました。
ウィークリーテーマ「一つとなって戦え」と「束ねた力」。その名前通り、このイベントは全世界、全プラットフォームの『バトルフィールド』ユーザーの熱意と団結力をEA DICEや他のコミュニティに見せつける形で幕を下ろしました。
コミュニティの一部からは「従来のような個人だけで完結するToWじゃなくて、このようにコミュニティが一つの全体として同じゴールを追い求めるイベントも今後増やして欲しい」というコメントも寄せられています、DICEの今後の判断に期待しましょう。
歩兵に念願の対空専用装備、気になる性能は?
では早速皆が気になっているであろう本題の「新武器の性能」を見ていきましょう。
「非誘導のロケット弾を2斉射する」というのは実物の性能で、まず4発射出してから0.2秒後に残りの5発が立て続けに発射されるという設計でした。『BFV』に於いてはプログラムの仕様の問題か3発を3回に分けて発射するトリプルバーストになっていますが、どちらにせよワントリガーで9発撃ち出すのは同じになっています。
初期マガジン弾数は3セット分、最大携行数は4セット。弾速はデータ分析サイトSymthicの発表によると200m/sで、射程距離は300となっています。
対人用途
対人ダメージは一発が11ダメージ、爆風半径は0.5mと、フルで命中しても99ダメージで丁度デスしないというギリギリのラインに抑えられ、しかもかなり散らばるので至近距離でないと全弾命中は殆どありえません。
完全に射線が通っている側面を取った状態でも、フリーガーファウスト単独によるキルは非常に困難。ですが、逆に追い打ちに使えばその欠点が一転し「小量のダメージをそれなりの範囲に安定して与えられる兵器」になります。スモークの中に牽制射として撃つというのもアリ。
弾道も対空兵器である手前、落下が殆どなく直線的な物になっているので、中距離の削り用サブウェポンとしては申し分のない性能だと言えるでしょう。
対空用途
本命の対空用途は、今までの空対地環境が激変する程の強力さ。
実戦テストの結果は多少のバラつきはあるものの、対戦闘機は直撃で75~72、対爆撃機は65~70を記録。そして近接信管の有効範囲は12mと、対空砲と同じく非常に当てやすい設定になっています。
撃ちっぱなしで済む高速ロケットを2セットをフルで命中させたなら撃墜できるという圧倒的な性能を前に、良くて30ダメージ前後だろうなと見立てを付けていたプレイヤーもコレには大騒ぎ。今まで爆撃機に受けてきた鬱憤をようやく晴らすときだと意気込む歩兵や、いくらなんでもコレは壊れ過ぎているのではと逆に心配になる声も挙がっています。
コミュニティに大きな影響力を持つことで知られている英ゲームチェンジャーのWestie氏も「歩兵としてはとても楽しいんだけれど、バランスは取れていない気がするね。ちょっと慣れれば極めて強力な航空機キラーが手に入る」との意見動画を率先して発表。
New Fliegerfaust Gadget Is BROKEN & Needs Fixing ? Battlefield 5
『BF1942』から歴代のBFに触れ、ビークルプレイを歩兵よりも愛すると自他ともに認めている老兵ゲームチェンジャーグループのTAGも「こんな状態で実装するなんて信じられない!」と露骨な怒りを露わにしました。
しかし逆にパイロット專門と言えるほど航空機を遊び込んできたプレイヤー達からは「今までのBFVの航空機は簡単すぎた、一方的に陸を狩れるけど陸からの対空は相当技量を要求される。フリーガーファウストを入れたほうがバランスを取れる」、「爆撃機は依然アウトレンジから攻撃できるし、戦闘機も変な欲を出さず地上に近づかなければそこまで驚異ではない」と真逆の意見が寄せられました。中にはフリーガーファウスト実装後にFjellでノーデス大量キルを達成したスコアボードのスクリーンショットで突撃兵を挑発するパイロットも見られます。
議論が白熱している中、プロデューサーのJaqub氏は以下のように「落ち着いて経過観察して欲しい」と異例の呼びかけを行っています。
- 新装備はいつも大人気になるもので、これは過去に実装してきたあらゆる物に言える事。ただ、1~2週間も経てば使用率はすぐに下がっていく。
- 高度をキープすれば、回避は割と楽になる。
- いつも通り、テレメトリーデータを分析してプレイヤーの使用率や有効性を、客観的な数値を通し観測していく。
またコミュニティからも「『BF1』の対空ロケットガンも強力だと持て囃されていたけれど、すぐに使用者が少なくなったので今回もそうなるのでは」と冷静な指摘も上がっています。
対車両用途
対車両性能は0と言って良いでしょう。軽装甲車両に全弾ヒットしても僅か3ダメージしか入らず、軽戦車以上の装甲を持つビークルに対しては一律ノーダメージなため、コンバットロール『対車両強襲兵』の「車両スポット」効果すら発生しません。
フリーガーファウストを選択したプレーヤーは対戦車手段がダイナマイト・対戦車地雷と対戦車結束爆弾に限られる事になります。
その他性能上の注意点
まず、対空砲と同じく背後から攻撃した際は爆風の範囲外に逃げられてノーダメになってしまうようです。
次に、こちらも対空砲と同じなのですが、近接信管弾は「着弾時の爆発」と「近接信管が作動した爆発」の威力が完全に別に設定されています。例えば歩兵に直接着弾したら11ダメージのかすり傷で済むダメージも、もし地表近くの航空機に反応して爆発したならば、威力も範囲も桁違いの致命傷となります。
そして現状仕様かバグかは不明なので問い合わせ中なのですが、フリーガーファウスト選択時はグレネードライフルが選択不能に。
最後に上の項目の延長線上にあるバグなのですが、グレネードライフルを軽歩兵もしくは対車両強襲兵としての装備として選択している最中は、フリーガーファウストがアンロックされないとの報告がありました。
EAコミュニティーマネージャーのAdam氏からは「現状調査中だけれども、グレネードライフルを外せばバグが解消した報告が多いので、とりあえず試してみて」との事です。
実録:フリーガーファウスト三人分隊で対空キル集
『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
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コメント
コメント一覧 (11件)
チーターがキル達成数の殆どを満たした説
対空砲で攻撃すると敵飛行機って高度を下げて攻撃してくるからそのタイミングを狙って打ち込むといいかもね
初期から出してほしかったゾ
BFの空勢はノイジーマイノリティ
俺は1のダート戦闘機が猛威振るってたのに対空砲弱体させた過去は忘れてねえぞ
Westieを筆頭に騒ぎまくって弱体化させてやるから覚悟しとけよ?
対空ガジェット来るまで一年かかったし弱体化はもう一年先でいいよ
Ⅴは航空機強すぎるぐらいだし丁度いい
確かに高度取れば避けられるな
だったら俺のスツーカGはなんで攻撃するたびに瀕死になったりしてるんですか...近づく必要あるからだよ...
今でこそ皆こぞって装備してるが、しばらくしたら対戦車に戻すだろうから弱体は要らん。うざったい時に数人が斉射したら倒せる今のバランスこそ理想
圧倒的歩兵有利にしても、困るのはごく少数の飛行機乗りだけだから良いんじゃない?
個人的にはやはりナーフ必須だと思いますわ
1の対空ロケットガンくらいの威力で良かったのでは… 対空砲と対空戦車がいるだけじゃまになるくらいこのガジェットだけで事足りるようになってる